外部のチェックは強くなく株主総会もシャンシャン(四半期チェックなしで高収益を生んでくれるなら、株主にとってこれほどありがたいことはない)。社内は家族的で福利厚生も完璧(自前主義がベストパフォーマンスである状況は、確かに
"unusual")。重役人事も仲間うちの論理で決まる(Google経営陣に関する記述はきわめて属人的)。これで奇跡の高度成長を達成するかも、と期待させる一方、エグゼクティブの水準は保てるのか?
社内政治だけでのし上がった無能な責任者によってぶち壊されたりしないか?
etc. の不安感もちらほら。
日本的経営? (スコア:3, 興味深い)
これでうまくいくなら、失われた10年によって敗北を決定づけられたと思われていた、いわゆる日本的経営は間違ってなかった、ということになりそうに思います。実際、バブル崩壊後も最高益を更新し続けている日本企業は存在しますし。
外部のチェックは強くなく株主総会もシャンシャン(四半期チェックなしで高収益を生んでくれるなら、株主にとってこれほどありがたいことはない)。社内は家族的で福利厚生も完璧(自前主義がベストパフォーマンスである状況は、確かに "unusual")。重役人事も仲間うちの論理で決まる(Google経営陣に関する記述はきわめて属人的)。これで奇跡の高度成長を達成するかも、と期待させる一方、エグゼクティブの水準は保てるのか? 社内政治だけでのし上がった無能な責任者によってぶち壊されたりしないか? etc. の不安感もちらほら。
利益の安定性は重視していないようだし、配当性向も(日本企業並に)低めかもしれないので、投資家にとっては割安株でないと割に合わない? まぁ多数指摘があるとおり、それは覚悟の上のIPOと思われますので、時価総額最大化に興味がないのであれば、このような壮大な実験に踏み切るのも悪くないのかもしれません。
# 生命保険会社に勤めていた頃、
# 「相互会社は株主総会しなくていいので経営者が好き勝手できる」
# とTVで大学教授が言ってたのを未だに根に持ってるのでID