Google に論文検索機能が追加 54
ストーリー by yoosee
巨人の肩の上に乗ろう 部門より
巨人の肩の上に乗ろう 部門より
mass曰く、"ITmedia の記事によると、google は Google Scholar という論文検索エンジンをβ公開した。コンピュータ科学分野でざっくり検索してみた限りでは、The ACM Digital Library や IEEE Xplore などの論文集積サイトのみならず、著者が自らのページでフリーで公開している PDF も含められている。そうした論文をタイトルで名寄せして表示するのが特徴と言えよう。従来の google での論文探しに比べて格段に手間が減っているのではないだろうか。
また、author: という著者検索用の接頭語が増えたほか、検索結果に付与される "Cited by ..." というリンクを辿ることにより、引用元を直ちに探すことが出来るなど、論文検索に必要とされる最低限の機能を備えている。
同様の無料サービスとしては、論文専門検索エンジンとしての細やかな機能を持つ CiteSeer などがあるが、違った特徴を持つ検索手段が増えたことは研究者にとって福音であろう。なお、日本語の文献を検索することはまだできないようである。"
早速遊んでみました (スコア:2, 興味深い)
自分の専門分野で検索すると自分の論文しかひっかからないんですが、他分野にはけっこう多い模様。
#名前が特殊なわけではないんですが、綴り方がやや特殊
#パスポートで使えない綴りにしてしまったので多少苦労してます...
でも、これって実際使おうとすると、多くの関係ない分野の論文がひっかかりまくって、けっこう絞るのが大変かも。
ついでに、専門分野別のサイトとして、ここ(ただし日本国内のミラー) [kyoto-u.ac.jp]を挙げておいてみます。
Re:早速遊んでみました (スコア:1)
自分の論文は見つからなかった(keywordに"neural"追加しても)けど、
ローマ字表記で同姓同名が出てきてビックリしました(苦笑
分野も違うし発表時期も全然違ったんだけど。
googleで実現してるんで、queryに任意のwordを追加できるのは強みですね。
---- 何ぃ!ザシャー
Re:早速遊んでみました (スコア:0)
誤字だらけで人に見せるのが恥ずかしいので、
見つからないことを祈りつつ、、、
#電子化なんて縁のない文系修士論文なので見つかりっこない、と思うけど。
#たまに読み返しては、誤字に赤面してるのでAC。
これは便利だ (スコア:2, 興味深い)
タレこみ文の CiteSeer [psu.edu]では私に特定した検索は(名前・専門分野の用語)ではできませんでした。
(私を含んだ多くの人々の結果が表示される)
googleでは「専門分野で必ず使っている一単語」を付加しただけで私限定の検索結果になりました。
##私の苗字が母数の少ないものだから、という結果かもしれないで、
##母数が多い名前だと必ずしもこれは適用できないかもしれませんが。
問題はwebにある以外の引用はgoogleに認識されないということですかね。
印刷物になっていても、それのすべてがネットに載っているわけではない(mailには載っているかもしれない)......
Re:これは便利だ (スコア:2, 参考になる)
引用関係とか調べるときはもっぱらこっちを使ってるんですが.
#フリーじゃないんで,家で使うときには論文検索はScirusに
#なっちゃいますけどね.
#あとは化関係だとScifinderも便利ですよね.
Re:これは便利だ (スコア:1)
それはまあ ISI のとは実績というか信頼度が違うんじゃないですか。ただ、ISI ではあまりにもマイナーな雑誌は調べられてないと思いますが、google の方はおそらく web 上に存在するものなら網羅的に拾うと思われるので、どマイナーな雑誌について調べるなら(将来的には)google の方が使えるかもしれませんね。
ISI の方は「フリーじゃない」どころじゃなかったような気が……普通は大学や研究機関で契約していると思うので、あまり気にしない人が多いでしょうけど。
google依存症 (スコア:2, おもしろおかしい)
少ないから使い方間違っているとか主張する人も多いようですが……
そのうち,「お前の論文はgoogleでランクが低いから研究の質が低いんだ」
なんて評価されるようになるのだろうか.
Re:google依存症 (スコア:1)
>少ないから使い方間違っているとか主張する人も多いようですが……
誤用の方も検索して、誤用例もこんなに多いんだねというネタは
ときどき見かけますが、ヒット数が多い=正しいと主張する人って
いるんですか?
Re:google依存症 (スコア:3, 参考になる)
翻訳に役立つGoogle活用テクニック [amazon.co.jp]
英活用辞典のようにGoogleを使う例とか、工事現場のヘルメットがhelmet [google.com]なのかhard hat [google.com]なのかをイメージ検索で確認したりとか変わったテクニック満載です。
Re:google依存症 (スコア:1)
なるほど、これは興味深いですね。早速イメージ検索で英語の用法を確認してしまいました。こういう「形」は英語でどう表現するのか? みたいな問題は、辞書ではなかなか分かりませんからね。
考えてみれば、google はコーパスのようにも使えるのですよね。ずいぶん偏りのある代物のような気もしますけど。とくにまだコーパスが整備されていないような言語とか分野では威力を発揮するかも。
Re:google依存症 (スコア:1)
応用として英語を書くときこの言い回しはありなのかとか調べたりします。スペル間違いも正してくれたりしますし。
また、逆に正しくないことを示すためにはある程度使えるのでは?
Re:google依存症 (スコア:1, おもしろおかしい)
Google で用例を調べる (スコア:1)
ところで、数時間前から検索結果に「このページを訳す[BETA]」が表示されるようになったんですが。
屍体メモ [windy.cx]
早速遊んで見ました。 (スコア:1, 参考になる)
逆に、ジャーナルとページが分かってるけど、タイトルが分からないという時にはちょっと不便ですね。
まあ、そういう時はジャーナルのエンジンを使えばいいわけで。
実際、リンクの先は(キャッシュでは無く)各ジャーナルに繋がっているようで、
アクセス権の無い人はやっぱりブロックされるのですね(当たり前か ;-)
なんにせよ、検索の選択肢が増えるのは喜ばしい事ですね。
SCIRUS (スコア:1)
そういう用途では,玄人はみんな SCIRUS [scirus.com] を使っているでしょう。
Google の検索機能が SCIRUS を上まわっているかどうかがすべてです。その確率は低そう。
Re:SCIRUS (スコア:1, 興味深い)
CiteSeer にせよ、Google Scholar にせよ、それができるのが
大きいと思うんですが・・・
# 玄人と自称するにはおこがましい年季一桁の AC
Re:SCIRUS (スコア:1, 参考になる)
#個人的には「慣れ」でPubMedなんだけどさ。
Re:SCIRUS (スコア:1)
CiteSeer < Google < SCIRUS
でした。
意外と参照されていたのでびっくりしました。
Re:SCIRUS (スコア:0)
うちらは CiteSeer [psu.edu] しか知りませんよ。
Re:SCIRUS (スコア:1)
たしかに,これはおっしゃるとおり。生意気をもうしました。
SCIRUS のいいところは,ジャーナルの PDF ファイルへのリンクがあることです。学内 LAN からなら,即印刷可。
Re:SCIRUS (スコア:0)
評価 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:評価 (スコア:2, 興味深い)
Re:評価 (スコア:0)
side effect, (スコア:1, 興味深い)
Re:side effect, (スコア:1)
作れますね。なかなか難しいとは思いますが。
Re:side effect, (スコア:0)
突然インターネットの危険性について
熱く語り出したりする人が増えそうですね。
大学ではインターネットを使っていない教授が
人気教授になったりして。
first name (スコア:1)
family nameだけだと区別つかない人とかいるし。
#英語で論文書いたこと無いから自分のは引っかからないのでID
#でも引用してくれた身内の論文はぎりぎり引っかかった...
タレコミ子さんへ (スコア:1)
一応通るぜよ
ネットワークで検索 [google.com]
#牛乳
Re:タレコミ子さんへ (スコア:1)
あれ? (スコア:1)
っていうのも出来てるよ。
これって、いつからなんでしょう?
Re: あれ? (スコア:0)
既知でしょうか (スコア:0)
使うというのはいかがでしょうか。
http://www.google.com/language_tools
もうみんなが知っていることならごめんなさい。
日本の学会も (スコア:0)
#いまだに検索どころか電子化すらされてない学会の会員より
Re:日本の学会も (スコア:2, 参考になる)
この検索サービスは面白いですね。
ただ、フリーの論文検索ならば(生物系なら)MEDLINEとかもありますし、組織に所属している人間ならばBIOSISなどの有料サービスも利用できるでしょうから、プロの研究者は必ずしも必要性を感じないかもしれませんけど。むしろ市井の研究者とか、科学に興味があって論文まで探して読むくらいの「ハイアマチュア」な人にとって嬉しいサービスかも。
日本語の論文がまとまってるところというと、J-STAGE [jst.go.jp](科学技術情報発信・流通総合システム)というのがありますね。フリーで論文を読める雑誌がけっこうありますよ。あと、農業系だと農林水産研究成果ライブラリ [affrc.go.jp]というところで大学の学部紀要や公立試験研究機関の報告なども読めます(ただ、画像としてスキャニングしたPDFだったりするんですが)。中にはえらく古い資料(「農会報」とか「農務時報」)があったりして面白いです。
Re:日本の学会も (スコア:3, 参考になる)
なんで「超心理学研究」が公開されてて「心理学研究」が公開されないのかと思うのでID。
Your 金銭的 potential. Our passion - Micro$oft
Tsukitomo(月友)
Re:日本の学会も (スコア:1)
ちょっと見てみると NACSIS-ELS と J-STAGE とで重なってる雑誌もけっこうあるようですね。いっそのこと統合されてしまった方が利用者には有り難いかもしれません。
# なんて云うと関係者から怒られそうだけど。
Re:日本の学会も (スコア:0)
Re:日本の学会も (スコア:1)
とはいえ、こうしてみるとほんとにいろんな学会がありますねえ。
たとえば…
マトリックス研究会 [jst.go.jp]
…大いなる勘違いをしてしまいました。
Re:日本の学会も (スコア:1)
Re:日本の学会も (スコア:1)
あっしは「参考文献には海外の論文をたくさん入れろ」と言われてましたです。
図書館で IEEE の論文をあさっていて疲れたですよ。
# 関係ない分野の論文がおもしろかったりするですよ。
# IEEE って何でもありだし。
Re:日本の学会も (スコア:0)
泣きたいほどインパクトファクターが低いからそれをちょっとでも上げたい...という理由があることが多いですよね.
涙ぐましい努力,そして会費払っている会員としてはイマイチ納得がいかない...
Googleの開発者には敬意を払う (スコア:0)
扱いのGoogle newsとか、新機能の開発速度がすばらしいと思います。
・・・楽しそうだなぁ。世界最大?のデータベースで
遊んでる感じだ。
論文も翻訳を (スコア:0)
論文も翻訳してくれませんかね。 特に日本語の論文は海外に知られないという問題を抱えているので、機械翻訳リンクつきで公開しちゃえばと思うんですが。
Re:論文も翻訳を (スコア:1)
テキスト翻訳もWebサイト翻訳もできるようになってます。
どんどん機能拡張していきますねぇ。
速いのがいい (スコア:0)
研究発表文だけど (スコア:0)
BY 歳がバレるAC
Cited by ... (スコア:0)
PubMedなのである論文が引用している別の論文を検索するのは簡単でしたが、「引用されている」情報を得られる論文数をピンポイントで検索できるのは新しいです。
# よもや自分の書いたものがNatureで引用されていると思わなかったのでAC。
Re:Cited by ... (スコア:1)
ある論文を引用している論文探すんなら,今のところこれが一番確実だと
思います.
少なくともGoogleは今のところかなり数え落としがありますので.
Re:Cited by ... (スコア:0)