
Wikipedia日本語版の新たな試み「管理者インターン制」 67
ストーリー by hylom
/.Jでもやってみる? 部門より
/.Jでもやってみる? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Wikipediaのノート:管理者/インターン制の提案によると、ウィキペディア日本語版で管理者のインターン制度を始めることを決定したようだ。管理者数の増加を目的としているとのこと。
この制度は、通常の管理者信任制度よりも低い基準(過半数の信任票)によりインターン管理者を迎え入れ、通常の管理者と同じ権限を与えるというもの。また、一定期間(半年)の経過後に再度投票を行い、そこで正式採用するかを問うという。
ウィキペディア日本語版の管理者は裁量によって利用者をブロックしたり記事を削除する権限を持っているにもかかわらず、制度上解任されにくいという傾向から、管理者信任投票が非常に厳しく、立候補者には圧迫面接的な質問が次々とぶつけられるという傾向があった。また、実際には管理者として適性のある人が、判断材料の不足などにより落とされるケースが多かったため、立候補に躊躇する者も多かった。また、有効投票数も非常に少なく、ウィキペディア利用者のうちごくわずかしか管理者投票には参加していない。
インターン制度の導入により、少なくとも新規利用者の一部は一定期間後にコミュニティが信任判断できるようになり、結果的に間口を広げることにつながると期待されている。
Wikipediaでの議論を追う限り、さまざまな問題点をはらみながらの新制度の船出のようである。この機会にアレゲな方々が積極的にウィキペディアに参加されることを望む。
のびた君 (スコア:5, 興味深い)
アンサイクロペディア日本語版 [uncyclopedia.info]は同様の仕組みをのびた君 [uncyclopedia.info]として既に導入していますね。
少なくとも2007年7月にはその制度があったようです。
Re: (スコア:0)
名前からして、緩いセンスがあっていいなw
決定したの? (スコア:3, 興味深い)
決定したんですか? 僕はこのページを全部読んだわけではありませんが、読んだ範囲では決定したとは理解できませんでした。
なお、決定したのなら結果が反映されるであろう Wikipedia:管理者 [wikipedia.org]というページでは、「インターン管理者」の記述が一度追加された後、削除されています。
管理者投票 (スコア:3, 興味深い)
確かに投票には参加した事がないですね。
どういう仕組みになっているのかすら知りません。
でも他の掲示板も同じです。
日本語が読めないのか? 提案されただけの話 (スコア:3, おもしろおかしい)
違う。提案されただけで、選考プロセスは改訂されていない。確かにパッと見ても、読む気がしない議論になっているのは事実だし、相変わらず管理者の責任を担う気の無い人達に限って強硬に反対しているのは判ったが、それでも日本語ぐらい読んでからトピックスを立てよう。こんな根底から間違っている議論をしているようでは「スラッシュドットはウィキペディアより間違っている」という事にもなりだろう。ウィキペディアがどうなろうと別に関係無いじゃないか。何だか毎日新聞のネット君臨 [amazon.co.jp]並みの判断だな。
それから、インターン制の提案とは別に運営支援の提案 [wikipedia.org]というのもされていましたね。
Re:日本語が読めないのか? 提案されただけの話 (スコア:1, おもしろおかしい)
>> 「スラッシュドットはウィキペディアより間違っている」
え,違うの?「ウィキペディアはスラッシュドットより間違っている」なの??それこそ問題だよ!!
#「両者が同じくらい間違っている」の可能性は無いものとして除外.
深刻な人手不足が浮き彫りに (スコア:2, 興味深い)
Re:深刻な人手不足が浮き彫りに (スコア:3, 興味深い)
管理者の仕事が増えすぎている、というか、自ら仕事を増やして自縄自縛に陥っているのでしょう。
「参加者の合意に基づいて権限を行使する」のが建前のはずなのに、管理者が自ら議論の方向を誘導しようとするから仕事が増えるわけで。
一般の参加者側も、管理者の無謬性を神格化してしまっているか、強調しすぎているのか。少なくとも無謬を前提としている感はあります。
・管理者は権限行使の依頼がない限り、権限を行使しない。
・権限行使の依頼は、参加者の合意によってのみ行われる。
これでどうかな。管理行為の機動性が失われる問題があるので、現状の仕組みで管理者を増やすほうがいいのかもしれませんが……。
Re:深刻な人手不足が浮き彫りに (スコア:1)
>なんていうか、もう背に腹は変えられないって空気が出てますね・・・
貧すれば鈍するだね
Re:深刻な人手不足が浮き彫りに (スコア:1, 参考になる)
背に腹は変えられないじゃなくて、管理者の人たちはずっと前から管理者が増えてほしいと思っています。利用者は増え、さらに問題児も増えて、その対応で過労死するんじゃないかと思うくらいいろいろな作業をしています。現今の管理者の人たちには、投票基準を下げたり、いっそのこと半自動で権限を与えてもいいんじゃないかという意見もあるくらいです。現実的にもコミュニティ運用の基準も厳しくなって、悲鳴をあげている人もいます。
ところが、勧めてみてもあの信任投票の圧迫面接が嫌で立候補しないとか、そういう理由によって管理者がなかなか増えない。それどころか、管理者じゃない人の方が「基準は下げるべきではない」と却って管理者を減らしかねない意見を言い出しているわけで、そんなことされたら、本当にプロジェクトが回らなくなります。
# 現場を知らない経営層がサビ残で頑張っている現場に口出しして状況を悪化させるようなものです。
なんで、少しでもそれを緩和するためにこの提案になったのではないかと思います。個人的には多いに歓迎です。
Re:深刻な人手不足が浮き彫りに (スコア:1)
#猫の手も借りたいって事ですよね?
Re:深刻な人手不足が浮き彫りに (スコア:1)
>多いに歓迎
主題の意味的には合ってるな。
the.ACount
Re: (スコア:0)
>管理者じゃない人の方が「基準は下げるべきではない」と却って管理者を減らしかねない意見を言い出しているわけで、
そりゃ、基準を下げると困るという現実または実績があるからでしょ。
もし、管理者ってやつが簡単に辞めさせられるなら、そこまで信任基準に
こだわる理由はないですね。
ウィキペディアって (スコア:2, すばらしい洞察)
こういうの投票もせずに決めるんだね。合意ってなんなんだろう。
ウィキペディアは投票が嫌い (スコア:5, 参考になる)
#1682357 [srad.jp] でも書いた通り、この制度が本当に導入されるのかどうかは知りませんが。
直接の答えではありませんが、ウィキペディアでは投票 [wikipedia.org]は合意形成の手段として良くないものと考えられています。なので、「合意を形成するためには投票が必要だ」という考え方は否定されています。
なら投票以外の手段で決まった個々の事例について、投票するよりもうまく合意が形成されていたのか、と問われると知りませんが、建前の話として。
Re: (スコア:0)
でも管理者を選ぶのはと投票によると。それっておかしくね?
Re: (スコア:0)
リコールも投票ですよ
問題児が居なくならないわけだ
Re:ウィキペディアって (スコア:1)
投票で出てくるのは賛同者が多い意見であって合意が形成された意見ではない気が・・・。多数決で決を採るという合意が得られているならアレですが。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
そりゃーそうだ、でもそのタテマエを捨てたら何が残るってんだい?
人気も信頼性も・・・ (スコア:2, 興味深い)
何の管理をしてるのかわかりませんが、がんばって信頼性を落とし続けたらいいと思いました。
# あ、これも要出典でマイナスモデですか? 流石ですね。
Re:人気も信頼性も・・・ (スコア:3, 参考になる)
外部の人間が参照できる客観的な出典を付けたのに戻されたの? そうなら仕方がないでしょう。
残念ながら、所属している組織のことをよく知らない人もいるわけで、特に出典がないなら第三者が書き換えてもしかたがない。(書き戻したのは管理者?)
先日も、わたしが書いた企業名の記事について、その企業の社員という人が、記事に書かれている製品を扱ってないからと削除することを提案してきたんだけど、その製品は担当の中央官庁にリコールを届けているんだよね。扱ってない製品をリコールする企業はないでしょ。
外部の人が参照できない内部情報も価値がないよね。検証できないから。
Re: (スコア:0)
>外部の人間が参照できる客観的な出典を付けたのに戻されたの? そうなら仕方がないでしょう。
ごめん、ちょっと何言ってるのかわからない。
Re: (スコア:0)
アリニール=セルカンの著書でもソースにして書いて置くといいと思いますよ。
Re: (スコア:0)
ぶっちゃけ、それで良いと思う。
要出典にこだわるのは、「間違ってても俺達に責任ないよ。出典の方に文句言ってね」って
逃げ道を作るためでしょ?
だったら責任押し付けられるものなら何でもいいし、正しいかどうかなんて
もっとどうでもいいことだ。
Re:人気も信頼性も・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
> もっとどうでもいいことだ。
確かにその通り。
アンチには「百科事典なら正しさが担保されるべき」と言う勘違いが多い様な気がするが、
Wikipediaが担保するのは「ソースはこちら→」と言う部分であって、
正しいかどうかはソースを参照して受け手が判断する事。
そして、「正しさ」は個々の物だと分かってるからこそ、
goo辞書やはてなキーワードのように、Wikipediaの引用やリンクを添えるページが作られる。
「Wikipediaが正しい」等と勘違いしてたらあんなページは作られないわけで、
「我々は(あるいは我々のユーザは)この様に考えます。ちなみにWikipediaでは…」と、
自分達にとって「正しい」情報に、参考としてWikipediaを添えてるんだよね。
ニコニコ大百科でもいいし、自前の検証wikiでもいい。
「俺的にはこっちの方が正しい」は別途どんどん作るべきであって、
Wikipediaに過剰で筋違いな期待をするのは全く無意味なのでやめた方がいい。
そんな事してる暇があったら自分が書いたものを広めて、
その分野に関してWikipediaより頼られる情報源となる事を目指すべき。
(特定テーマでwikiを用意してる人の多くは、その様に心掛けてるでしょ?)
# アンチ××ほど××が気になってしょうがない、と言う典型だよな。
Re:人気も信頼性も・・・ (スコア:1)
匿名でいいから、どこの組織か書けばいいのに。なんで書かないのかな。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
どうせWikipediaなんて読み物の一種としか思われてないし、
信頼性なんてどうでもいいんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
まずは間違っている部分に「要出典」をつけて回るとよろしいかと
Re: (スコア:0)
圧迫面接 (スコア:1)
立候補者には圧迫面接的な質問が次々とぶつけられるという傾向があるのは構わない気が。
ちょっと罵倒されたり煽られたりしたくらいで暴れ出してブロックしまくったり削除しまくったりするような人が管理者になっても困るだろうし。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re: (スコア:0)
おいおい増やしてどうする (スコア:1, おもしろおかしい)
まったく逆。半分くらいに減らして、権限もずっと縮小して、失敗はすぐ咎められるような仕組みにするべき。
「なりにくく、辞めさせられやすい」ようにしないといけないのに、入り口だけ広げて何になるというのか……
体制を維持するために秘密警察を増員したいだけなんだったらもうダメですね。勝手にやってろ。
増加を目的としてるあたり (スコア:0)
菅理人といえば (スコア:0)
やるだけやれば? (スコア:0)
躊躇してる余地は無いと思うが?
#ただし、後戻り出来るようにリセットできる仕組みは必要。
個人的にはこの手の運営の参考として、会社組織を学ぶべきだと思うけどね。
長い歴史があるんだから、何もゼロから考える必要もなかろ?
それとも一旦リセットして、Wikipedia2を始めるのもアリかもね。
管理形態を一新して。しがらみが邪魔をして、既得権益にこだわるが故の停滞なら。
今の管理者達に既得権益感が無いとは言えまい?
#無いというなら、全員解雇してゼロから集めるのがよろし。それが一番新鮮。
不特定多数 (スコア:0)
こう言うと「法律は?」と言われそう。だけれど、法律は強制参加システムで、
さらに違反には実害のあるペナルティがあり、それを実行する権力構造がある。
Wikipediaは希望者のみ参加というシステムである上に、実害があるペナルティを
実行する構造も権力もない。だから一応同じではないとだけ。
正しい百科辞典をもしも作りたいのならば、記事を書く人を募り、見識があると
判断された人たちだけが集まって書けば良いと思う。
現状をより良くするなら、上記同様に見識のある記述者を募り、その人たちが静かに、
地道に、不特定多数の人が書いた記事を、更正や補足をし、完成したと思われた
時点でロックをかけていく、というのが良いんじゃないかな。
不特定の人にきちんとしなさいと言ってる活動があまり有効だとは思えない。
Re:不特定多数 (スコア:2, 興味深い)
wikiが持つ不特定多数の参加可能という特性と,百科事典が持つ信頼できる情報の蓄積という2つの異なる性質の矛盾が,wikipediaプロジェクトが大きくなるにしたがって拡大しているのを感じます。
wikipediaが標榜する「フリーな百科事典」っていう言葉自体,誰でも自由に編集・閲覧できる「フリー」であることと,信頼できる情報を担保する「百科事典」であること,どちらかの性質を重視するともう一方が拘束される矛盾してしまうジレンマを抱えているわけです。
今回の管理人拡大が図られたように,最近は小数で管理を徹底する後者の傾向が強くなっているように感じてました。そして親コメントで指摘されるように,不特定者への管理が徹底せず「あまりフリーでなく百科事典っぽい何か」になりつつあり,それに憂いている方が多いのではないでしょうか?
ただ,百科事典は元来知識を独占してきた権威・権力に反骨する啓蒙運動が発端でしたが,結局は知識人の布置を代えただけで,新たな知識人を生み出しただけでした。ネットの資源動員によってwikipediaが誰でも執筆できて,かつ問題を抱えながらも(ネット上に限定されていながらも)一定の影響力を持てたことは歴史的意義があったのかなと思います。(過去形?)
"信頼できる情報"の蓄積 (おふとぴぎみ (Re:不特定多数 (スコア:4, すばらしい洞察)
百科事典そのものに権威を求めたり情報の信頼を求めるのは、思考停止なのではないのでしょうか。
本来、百科事典は二次情報、三次情報では。
信頼できるかどうかは、原典にあたるべきであって、子引き孫引きで判断してはいかんと思うのです。
昔はリソースの関係から誰でもが原典にあたれるわけではないので、信頼できる出版社の百科事典を一次情報代わりに(正しいかどうかの判断の丸投げ)してたわけでしょう。
そう言う意味で「誰かはどこに情報が載っているか知っているハズ」という判断で百科事典を作ろうというのは、Wikiの性質をうまく使えている(いた?)かと。
Wikipediaが「信頼できない!」という場合は「Wikipediaに載っている情報が間違っている」ではなく「Wikipediaの内容を担保する情報源が存在しない」ではないかと。
その「情報源が存在するかどうか」は不見識な人であっても判断できるので、不特定者は管理せずとも百科事典を作り上げることができるのじゃないかなあと思うわけです。
今のWikipediaに問題があるのとは別に、Wikipediaそのものを一次情報として信頼してしまいたい(そこで調べるのを止めてしまいたい)人が増えてきたのが問題じゃないかなあと。
二次情報だと判って使う分には問題ないのですが「信頼性をあげて欲しい」「載ってる情報に間違いがないことを担保して欲しい」「というか間違ったのを載せてんなよ」みたいなのがマズイと思うわけです。
査読無しの学会誌に載ってる論文が信頼できるようになる仕組みを作れってのは無茶でしょう。(それが必要なわけでもないですし)
今後もしWikipediaが失敗したとするなら、その原因は「不特定多数のコントロールに失敗したこと」ではなく「原典にあたることのできる百科事典が受け入れられなかったこと」じゃないかなぁ。
Re:"信頼できる情報"の蓄積 (おふとぴぎみ (Re:不特定多数 (スコア:1)
そうだよなー「検索を助ける手段の一つ」と思えば問題はない。
(宣伝文句にウソが多いとは思う)
the.ACount
Re:"信頼できる情報"の蓄積 (おふとぴぎみ (Re:不特定多数 (スコア:1)
全く同意。「オンライン百科事典」だの「Wikipedia」なんて名乗っちゃうから
「記事の信頼性が低すぎる」とか抗議を受けちゃうわけで…
某実業家じゃないけど「WikipediaではなくWIKIと呼」んでおけばここまで批判は多くなかったんじゃないかね?
Re:不特定多数 (スコア:1, すばらしい洞察)
# PuckWingさんに悪意があってここにぶら下げている訳ではありません。
Wikipediaが、事実であっても「参照(≠検証)」可能な根拠を提示しない限りそれだけでは記載を認めず、またその判断をその「根拠」のみにしか依存できない編集者に委ね、その結果、皆さんが中傷してやまない「マスゴミ」内で記事が取材されてから新聞や雑誌やTVやWebに掲載されるまでよりも遙かに低いレベルでしか、筆者以外の検証がされないままに、なにやら信頼感のあるような「百科事典」と称してインターネット上に誤りを含む情報を公開して恥じない状況に、怒りを覚えます。
裏とれよ。
管理人の適正 (スコア:0)
・メガネ必須
・名前は響子
・超どじっ娘
つまり、何をやらかしても許せてしまうような属性
Re: (スコア:0)
・しっぽ
・おさげ
#趣味板のウィキペディアスレでの言い伝えによると、「ねこみみしっぽおさげつき」と3回唱えることで、荒れてきたスレの流れを鎮める効果があるとかないとか…
こちらの方も早く進展してほしいものです (スコア:0)
Wikipedia‐ノート:管理者#「管理者」の呼称問題について [wikipedia.org]
「用務員」や「運転手」辺りに改名されれば、管理者は記事を直せだのの、(Wikipediaから見れば)お門違い [wikipedia.org]の抗議も減るでしょう。
# または「のびた君」 [srad.jp]とかw
Re: (スコア:0)
抗議する対象として認識されなくなると思うぜ。
インターンよりも (スコア:0)
うんたん♪ 出来る人を(ぉ
Re: (スコア:0)