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Google

仏裁判所、Googleに書籍の電子化中止を命じる 35

ストーリー by hylom
世界中で大騒ぎ継続中 部門より
ahirose 曰く、

47News等で報じられているが、フランス パリ大審裁判所(地裁に相当)はGoogleによる書籍電子化は出版社の持つ権利を侵害し損害を与えたとして、中止と損害賠償をGoogleに命じたとのこと。

電子化の利点と弊害、どちらをとるべきか。

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  • by Zantei (1270) on 2009年12月21日 16時35分 (#1692206)

    どこの誰が電子化するかということが問題なのだと思います。

    わたしはグーグルが検索サービスの基本に還るのが良いと考えています。
    つまり仕組みだけ作って中身は各権利者あるいは各国が持てばよいわけです。

    グーグルがそうしないあるいはそうさせないのは、書籍など電子化されたデータをグーグルが競合と感じる他のサービスに使われたくないという囲い込みの思いがあります。フランスはそれが気に入らないのでしょう。

    日本も自国の書籍は国会図書館辺りが電子化して、その使用権をグーグル等にライセンスするようなスキームを国として提唱してゆけばよいと思います。

    --
    _/-/ Zantei _/-/
    • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 18時01分 (#1692255)

      でも、電子化の方が手間がかかるんだから、むしろ、電子化を有象無象(主に版元や実物の所有者=図書館)が担当して、電子化済み情報を国会図書館(というかOPACみたいなの)が管理する方が理に叶ってると思うけどね。

      国会図書館は近代以降出版で著作権切れ(及び切れかけで文化庁長官承認)のやつを精力的にスキャンしてるわけだけど、それでも未スキャンが山と積まれている。国会図書館が持っていない書籍は持ち主がバラバラにスキャンして勝手に公開している。ISBNが振られていないやつ(同人、稀覯本、手紙、石碑など)は、何らかの形でIDを振ってデータの一元管理すべきだろう。

      ISBNが振られているやつだって、Googleが電子化するのが問題なわけで、電子化は基本的に権利を持ってる人がやるべきで、そこから委託をうけた分だけGoogleがすればいい。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      > 書籍など電子化されたデータをグーグルが競合と感じる他のサービスに使われたくないという囲い込みの思いがあります。フランスはそれが気に入らないのでしょう。

      フランスが気に入らないのは勝手にスキャンされて勝手にweb公開されたことだと思う。
  • by AnotogasterSieboldii (37677) on 2009年12月21日 16時18分 (#1692194)

    > 電子化の利点と弊害、どちらをとるべきか。

    これは.「Googleによる電子化の利点と弊害」とすべきだよね。

    • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 16時51分 (#1692215)
      「事後承諾で進める件」というのも追加してね
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 18時28分 (#1692270)

      Google だろうと誰だろうと電子化しても私的にアーカイブするだけなら自由だろ。

      誤:Googleによる電子化の利点と弊害
      正:Googleによる電子化データ商利用の利点と弊害

      の方がまだ納得できる。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 18時55分 (#1692288)

        私的使用とは著作権法第三十条によれば
        “個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)”
        とあります。

        企業(法人)は個人でも家庭でもありませんから非公開・非商用・プライベート目的であろうと、
        アーカイブすることが著作権法の保護から除外される私的使用にはあてはまりません。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          つい最近までキャッシュすら合法ではなかった日本法ではね。米国法ではフェアユースを主張できる可能性がありますし、主張しているわけです。Googleがもっぱら利便性や公益を持ち出してくるのもこのためですね。

      • by Anonymous Coward on 2009年12月22日 0時46分 (#1692466)

        フランスでは複製権がどうなっているのかと調べてみたら、
        著作権情報センターにフランス著作権法(知的所有権法典)の日本語訳がありました。

        http://www.cric.or.jp/gaikoku/france/france_c1.html [cric.or.jp]

        関係ありそうな第122の5条あたりをみると、私企業の業務による複製は、
        明示的に許可されてはいないように読めました。今回の判決も、上記の条文と
        か色々判断され複製権(財産権)の侵害と判断されたのだと思います。

        ・・・とか色々書いたのですが、私企業の複製行為を認めている国ってあるのでしょうか?

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        > Google だろうと誰だろうと電子化しても私的にアーカイブするだけなら自由だろ。

        47newsの翻訳が正しいかどうかはわかりませんが、仮に正しく翻訳されているとしたならば、
        >グーグル側に権利者の許諾のない電子化の中止と30万ユーロ(約3900万円)の損害賠償支払いを命じた。

        ということですから、この判決では明確に「Googleが」「書籍を電子化すること」を禁止していますね。ですから「Googleが私的にフランスの書籍をアーカイブすること」は自由ではないと判断されたことになります。(法人の行動が私的かどうかはおいといて)
  • ちょっと細かい経緯がわからないので推測になりますが、和解せずに判決まで持ち込んだといことは、お金で解決せず無条件に拒否という姿勢であるのではないかと思います。
    米国の場合、広告料も含めた利益からの63%を著作者と出版社に渡すという破格の条件をGoogleは飲んでいます。この和解自体は昨年10月に雛形ができているので、フランスでもそれに追随する形で和解に持ち込むことはできたのではないかと。にもかかわらず判決が出ているということは、Google以外の団体が書籍化するにあたってこれ以上の条件を出してくるとは思えないので、お金の問題ではないと考えている可能性が高そうです。

    それとも、EUの似たようなプロジェクト [itmedia.co.jp]があるので、別に無理に和解する必要はないという判断なのかな。

    • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 16時27分 (#1692201)

      >広告料も含めた利益からの63%を著作者と出版社に渡すという破格の条件

      破格って言うけど、それって無料閲覧可能による機会損失より大きいの?
      その根拠となるデータがあれば見てみたいんだけど。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        読み手の一人としては(数行程度でも)求める内容が書籍にあることがある程度検索で確認して購入できるようになるなら正直にありがたいです。

        価値の中心が数センテンスに集約されている書籍とか、中身がスカスカでタイトルとオビの誇大惹句とやたら壮大な目次で釣るたぐいの書籍だと
        スニペット自体避けたいかもしれませんが。

    • 利益の63%を渡す契約だと、極端な話「利益1ドルでした」なんて言われると困ったことになりそうですね。

      親コメント
      • 訂正します。
        利益じゃなくて、どうも売り上げの63%みたいです。
        原文をあたったわけではないので断言はしませんが、ITニュース系サイトがどこも売り上げの63%という表記になってましたので、間違いないと思います。

        和解に参加した上でも公開拒否は可能、電子化コストはGoogleが提供(というか、電子化したときに60$還元される)、出版社と折半したとしても31.5%という高い著者印税、、さらに書籍の売り上げだけではなく広告収入まで印税対象に含まれる。
        純粋にお金の話だけで考えれば、ノーリスクで高印税という破格条件に見えます。

        これでもダメってことはお金の問題じゃあないんでしょう。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年12月22日 9時21分 (#1692532)
          > 純粋にお金の話だけで考えれば、ノーリスクで高印税という破格条件に見えます。
          印税「率」だけを見ても意味は無いと思いますよ。すでに国レベルで拒否を表明したドイツや、今回のフランスなど、英語圏以外の出版物にとっては、英語圏たる米国内でサービスが開始されたとしても予想される収入はごくわずかとしか思えません。
          わずかしか売れないものに対していくら高い印税率を設定されたとしても収入は限りなくゼロに近いわけですし、さらに勝手に著作物を利用された著作者は、米国内で不正な利用がされないかどうかを監視する必要性さえ生じます。さらに将来、自国内で同様のデジタル化サービスを実施する際に、Googleが米国内で設定しているデータの価格との整合性を取ることも求められてしまう。

          要するに英語圏以外の著作権者としては、予想される収入は限りなくゼロに近く、不正監視や調査といった余計な手間を取らされ、さらには将来にわたって自らのビジネスチャンスを拘束される可能性が出てくる。もちろん実際にそうなるかどうかはわかりませんし、予想に反して高収入が得られる可能性だってあるかもしれない。
          しかしながら、少なくともその可能性に期待させるだけの情報をGoogleは出していませんし、むしろ、不信感を抱かせるような行動しかとっていません。この状態で「和解」など到底無理な話と思います。

          > 和解に参加した上でも公開拒否は可能、

          最低でも「和解に参加した上で、著作権者が望めば公開は可能(デフォルトは非公開)」くらいの対応をとらないと収まりはつかない気がします。
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          >ITニュース系サイトがどこも売り上げの63%という表記になってましたので、間違いないと思います。

          ネタ元が間違っているとみんな間違うのでそれを根拠にしない方がいいですよ。
          たとえばスラドでよくある「コメントで間違いや偏向が指摘されても修正されないままな歪んだ記事」が、
          歪んだままあちこちでコピペされて歪んだ情報が広がっているのをよく目にしますし。

          ブログ系ならそれでもコメントまで読んで足りないところをフォローしていることもありますが、ニュースサイト系は記事本文だけの転載や引用のことが多いです。

  • まず考えてはじめよ。 (スコア:0, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年12月21日 16時11分 (#1692189)

    > 電子化の利点と弊害、どちらをとるべきか。

    どっちをとるか、考えずに(あるいは周囲の同質な集団の意見だけで)進めてるから問題が起こるわけで。
    で、こう書くと「そんなこと考えてたら先を越される」という強迫神経症者の反論があるんだけどさ。

    • by tos3 (34423) on 2009年12月21日 23時58分 (#1692438)

      >「そんなこと考えてたら先を越される」という強迫神経症者の反論があるんだけどさ。

      強迫神経症者です。

      フランス語は今後の世界の情報、文化の中での地位を落とすことに繋がるでしょう。
      フランス語で良い本を書いても見つけてくれない、読まれない、それらならフランス語で書かない、の悪循環。

      日本語は?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >フランス語で良い本を書いても見つけてくれない、読まれない、それらならフランス語で書かない、の悪循環。
        フラン語読めないからいらない

        日本語の書籍は高くても買ってるけどなにか問題あるんだろうか?
        #小説だけで毎月20冊とかもうどうもならんかも

      • by Anonymous Coward
        > 強迫神経症者です。

        > フランス語は今後の世界の情報、文化の中での地位を落とすことに繋がるでしょう。
        > フランス語で良い本を書いても見つけてくれない、読まれない、それらならフランス語で書かない、の悪循環。

        Googleに著作物を勝手にコピーされないってだけで、そこまで酷いことにはならない。
        Googleが世界の支配者ならば、そうなるかもしれないが。

        実は世界の独裁者なの?
        いや、そうかもしれない。
      • by Anonymous Coward
        >今後の世界の情報、文化の中での地位を落とす
        フランス人は英語できそうだから問題ないと思う。
        日本人はやばいと思う。

        #GoogleBooksってOCRのついでに各国語に翻訳もしてくれるものなの?
        #さらに翻訳した各国語で検索できるの?
        • by Anonymous Coward

          フランス人は英語できそうだから問題ないと思う。

          フランス人って、意地でも(誇りを持って)フランス語を話そうとするって聞きますけど...。

          # 水曜どうでしょうのヨーロッパ企画で、エクス・アン・プロヴァンスの観光案内所でフランス語で応対されて困る大泉さんが面白かった記憶があるのでAC
          # 観光案内所で現地語オンリーってどんな不親切やねん!

      • by Anonymous Coward

        Googleの無法を許容しないだけで取り残されるなんて……
        Googleは、情報・文化の方面のナチスドイツになろうとしているのでしょうか?

    • by Anonymous Coward
      「どっちをとるか」も大事だけど
      「だれが」も抜けてると思う
      • 「どっちをとるか」も大事だけど 「だれが」も抜けてると思う

        「あいつは信用できない」を理由にするときりがない上に、肝心なところで選択を間違えることもありそうです。「だれが」を判断材料とするのはよくないと思います。権利とか仕組みを検討して、それが承認できるものであれば、誰でもいいとしないと。

        と、理想論を書いておいてなんですが、じゃあアレなところがきっちりした内容をもってきたら契約するのかというと、著作権や契約を無視する可能性があるほど信用できない相手では無理なのも事実ですが。

        --
        LIVE-GON(リベゴン)
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 17時54分 (#1692251)
    これってグーグルにどうしろって命令なんですかね。権利者の許諾のない電子化っていうのがフランス人権利者だけなのか全世界なのか。フランスへのサービス提供もダメなのか。つーか、フランスの著作物は検索させないけど英語の著作物は検索させろっていう虫の良い話なのか。
    • by Anonymous Coward
      ベルヌ条約とやらで、加盟国全体に及ぶのでは?
      グーグルが以前そう主張したように。
      • by Anonymous Coward on 2009年12月21日 23時28分 (#1692422)

        ベルヌ条約は締結国に著作権者の本国と同等の保護を要求するので、裁判の原告に連なる、著作権が切れていない物は、いかなる国でも電子化することはできません。
        googleが電子化できないなら日本でやろう、ということはベルヌ条約によって禁じられる行為になります。

        電子化から保護されるのは仏の出版物だけで、米のそれが同様の保護を得たわけではありません。
        かといって、仏が米国の出版物を電子化して検索サービスのコンテンツにすることもできません。
        これもベルヌ条約によって禁じられる範囲で、出版国の保護範囲がその国の保護より狭いばあいでも同等の保護を与えなければなりません。
        例えば、出版国で50年の保護、当国で70年の保護なら、当国内において70年の保護を与える義務があります。
        仏の裁判所がこの判決を出すためには、著作権は電子化を制御できるという判断がなければならないはずで、
        仏は仏国内の他国の著作物に対しても電子化から保護する義務が生じます。

        まとめ
        仏が出版国である著作物は他国でも電子化から保護される。
        仏では自国、他国を問わず著作物のすべては電子化から保護される。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          その理屈だと日本国内でもディズニーキャラクターは日本国著作権法ではなく米国国内法に準ずる保護を
          享受できることになりますが…本当でしょうか。

          釣り…じゃないですよね?

      • by Anonymous Coward
        基本的にはフランスの裁判所の判決はフランス国内において有効、アメリカの裁判所の判決はアメリカ国内において有効なのが原則だと思いますが、
        フランスの裁判所の判決をアメリカ側が認めれば(あるいはそのまま認めるような取り決めがあるのであれば)その限りではないはずです。

        一方ベルヌ条約のロジックでは、フランス人権利者の権利はアメリカ国内でもアメリカ人並み(=アメリカの法や裁判所の判決にもとづき)に保護され、
        アメリカ人権利者の権利はフランス国内でもフランス人並み(=フランスの法や裁判所の判決にもとづき)保護されます。
        (なお、相互主義という補正により、相手国の権利を保護しなくてはいけない範囲は、相手が自国の著作物を保護している範囲までかまいません。)

        #日本語だとわかりにくい人のために、誰かソースコードきぼんぬ

        Googleのアメリカ国内限定という建前が維持される限りはアメリカ国内の問題なのでフランスの裁判所が裁けるのか?というと難しいような気がしますが、
        実際にフランスからもアクセスできているのであればGoogleは不利ですね。
  • by Anonymous Coward on 2009年12月22日 0時27分 (#1692454)

    版権を買い上げるとかするなら話は分かる。
    出版社が作って来たものをただで無断で「電子化」するから叩かれる。
    ネット上コンテンツがネットから生まれたものでなく
    本というメディアを取り込むかたちでもってニーズとなっているのなら
    最低限企業間で話し合い、そしてそれ相応のカネが動いてしかるべき。
    Googleが出版社のようになって作家を掘り出し、売り出し、
    企画を練って電子書籍の作品を生んでいるなら問題はないが。

    未来の書籍のあるべきどうのこうの以前に、
    人対人の、集団対集団の話し合いがなさすぎなんだと思うよ。

    • by Anonymous Coward

      Googleって本当にコンテンツ軽視だからねw
      まあ、ビジネス上はただの広告「撒き餌」だから理解はできるんだけど、
      もうちょっとうまくやって欲しい。
      というか「コンテンツを育てる」という立場をとってもいいんじゃないか?

  • by narunaru (30931) <mikahosiNO@SPAMabox9.so-net.ne.jp> on 2009年12月22日 9時48分 (#1692543)

    TO

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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