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Google

Google、「世界革命の裏で糸を引いている」と非難される 58

ストーリー by hylom
でも結局ラスボスはホワイトハウスなの? 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

エジプトやチュニジア、リビアなど中東地域で相次いで反政府デモや暴動が発生しているが、これに対し「Googleが背後で糸を引いている」という主張があるようだ(WIRED VISIONの記事)。

たとえばロシアの副首相であるIgor Sechin氏は「Googleが現地の人々のエネルギーを操作した」という旨の発言をしたという。また、米国のトーク番組司会者Glenn Beck氏は「Googleはホワイトハウスに協力し、エジプトの革命を扇動した」という発言をし、Googleの利用を控えるよう進めたという。

Googleは「悪の帝国」などと(冗談半分に)呼ばれることがあるが、これからは冗談として捉えられないような時代になるのかもしれない。

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  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 18時33分 (#1911056)

    エジプトの革命前,米国としてはムバラク支持で,
    革命は起きてほしくなかったわけで,
    煽動する理由がどこにあったのか?

    リビアの方は,革命が起きてほしいから,まさに今
    マスコミ総動員で煽ってるけどさ。

    • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 19時21分 (#1911083)
      リビアだってカダフィとは仲良くやっていただろ。

      アメリカの言う「民主主義」は口先だけの建前。
      民主主義よりマシな体制はないから、反論しにくい。
      そこを狙っているだけ。
      Googleは本当の民主主義を刺激してしまうから困ったものなんだろうが、
      Googleがやらなくても、ほかの誰かがやるから同じこと。

      実際に、外国が本当の民主主義になったりしたら、
      コントロールするのが大変だから、意のままになる
      独裁なら大歓迎でしょう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年03月03日 13時19分 (#1911430)
        ちょっと話はそれるけど、リビアは中々興味深い。

        カダフィは「砂漠の狂犬」といった一般的なイメージと違って、
        実は賢い独裁者なんだよね、多少なりともエキセントリックな面も有るんだけどさ。
        彼の政策のおかげで、リビアはアフリカでも最も豊かな国になれたんだよね。
        その源は豊富な原油資源に依るのだが、彼は革命後、
        米石油メジャーからその原油資源を取り戻し、富を広く国民に配布したんだ。

        今リビアでデモ騒ぎを起こしてるのは、革命でカダフィに倒された、
        欧米から搾取されていた時代に、搾取された富の一部のおこぼれに甘んじてた権力者、
        リビアにしてみたら無能な権力者に過ぎない。
        カダフィの反対勢力が再び権力を握ったら、またリビアが欧米の連中に蹂躙され、
        搾取されちゃったりするかどうかまでは、現時点では不明だけどね。

        ただ、今回の反対勢力に対する弾圧に、
        外人部隊を使ったのはカダフィにしてみたら失敗だったよな。
        それやっちゃうと、国民からそっぽを向かれちゃう可能性が高い。
        彼のエキセントリシティの悪い面が出ちゃったよなぁ。

        リビア国民は、カダフィと元無能だった権力者、どちらを選ぶんだろう?
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 19時35分 (#1911096)
        >リビアだってカダフィとは仲良くやっていただろ。

        まあ仲良くする前は空戦したりしていた間柄ですが。

        冷戦当時から反共なら独裁でかまわんという姿勢だったので、基本的に変わってないんですよね。
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          基本姿勢が
          「自国と自国民の利益が一番、他国の人権/幸福/繁栄など二の次である」
          ですからね。
          「親米であれば体制は問わない(ただし覇権を奪わない範囲でね。笑顔で抜き去っていくようなのは論外)」
          「国内の景気刺激のため、国民の団結のため、政治闘争の延長で突然手のひら返して敵視することもあるよ」
          となるのも当然でしょうよ。

          • by Anonymous Coward

            どの国の政府も、少なくとも我が日本の政府もそういう基本姿勢であって欲しいものです。

      • by Anonymous Coward on 2011年03月03日 0時28分 (#1911234)
        >Googleは本当の民主主義を刺激してしまう

        Googleが刺激してるのは民主主義じゃなくて「自由主義っぽいもの」だと思う。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          追記するなら
          「Googleの下での」という枕が隠れていると思う。
    • by Anonymous Coward

      ムスリム同胞団などのイスラム勢力が力を握ってしまう恐れがあったから、先手を打ってムバラクをできるだけ早く追い出して、軍部による安定した親米政権が出来ればと図ったのでは。

      • by Anonymous Coward

        そのわりには対応が遅くて煮え切らず中途半端
        エジプト市民どころかアメリカ国内からも批判が出てますが?

        • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 20時02分 (#1911111)

          アメリカとしては、ムスリム同胞団より早ければ良いわけで、実際ムスリム同胞団が何もしないうちに終わったから、良いのでは。

          アメリカがムバラクを簡単に捨てたと文句も言われているわけで、そんなに早く動いてもアメリカの信用を落とすでしょう。
          だからエジプト民衆がデモをやり始めて、様子を見て、エジプト人がこんなに怒っている。ムバラクも年だし、辞めたらどうかと言い始めるくらいがちょうどよくて、実際こうなったと思う。
          途中に、ムバラクの隠し資産とかムバラク人気を落とすようなニュースも流れて、アメリカがムバラク落としをしやすくなったし、アメリカの思うようになった気がする。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            それにしては犠牲が大きすぎるような気がしますけどね
            支持率下落に反米分子の種まで増えて
            ムバラク人気が落ちてもアメリカ人気がそれであがることはない

  • by iwakuralain (33086) on 2011年03月02日 18時35分 (#1911059)

    これは憶測なんでしょうか?
    それともなにか確証があって言われているんでしょうか?
    大きくなると色々言われるのは仕方ないことかと思いますが・・・。

    • Re:憶測?確証? (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2011年03月02日 19時23分 (#1911084)

      Googleの中東マーケティングマネージャーのWael Ghonimが、エジプト当局に拘束されていた [techcrunch.com]という経緯があります。

      1月27日から行方不明となっているGhonimは、1月25日の反政府行動を組織した最初のFacebookページを開設したとされている。同氏は次のような不安をさそうツイートを発信した直後に消息を絶った。「明日政府は人々を戦争犯罪に問う計画であるらしく非常に心配している。死ぬ覚悟はできている。」
      消失後Ghonimは、エジプトの反政府グループによって早期解放の戦術として、象徴的代弁者に選ばれた。

      おそらく彼は個人的な意思で行動しており、Googleが会社として革命を支援したのではないと思われますが、
      一部の連中にとっては「裏に何かあるのでは」と勘ぐりたくなるのでしょう。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        やってることは比較的当たり前のやり取りにすぎないように見えますけど
        「メディアは政府に統制されてて当たり前」と考えられている国の人にとっては
        GoogleやらFacebookみたいなものは得体のしれない恐ろしいものに映るんでしょう。

        昔ながらの統制国家は難しい時代になりましたね。
        中国みたいに経済がずっと上り坂じゃないと体制は維持できないでしょう。
        ちょっとでも若者が食いっぱぐれたらアウト。

  • いやまあ、メディアが力を持ってきたのなら、そのメディアが望む方向に世論を誘導する、ってのは実際あることだとは思うんですよ。

    でも、仮にこの件が事実なくらいにGoogleが力を持っているのなら、Glenn Beck氏はGoogle八分されてネット上での存在を抹殺され、これに関する情報もGoogle検索できなくなっていると思うんですけど。

    # 今のところ検索できるようですね。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 20時58分 (#1911139)
    日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、Glenn Beck というのは極右のトークショーホストです。熱狂的な支持者が多いのは事実ですが、一般的な教育を受けたアメリカ人ならば「また言ってるよ」くらいにしか思わないと思います。むしろ Glenn Beck 支持者の人とアメリカ人ではない人が一緒に話をしている、という状況はおそらくないでしょう…彼自身がどこまで本気かどうかは知りませんが、ネタですよ?
  • MMR (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年03月02日 18時30分 (#1911054)
    問題
    以下の○○に当てはまる文章を答えよ。不自然にならない程度に○○以降の文を変更してもよい。

    「つまり○○だったんだよ!」

    「な、なんだってー!?」
  • by shoji12 (14093) on 2011年03月02日 18時35分 (#1911058)

    Google であって政府ではない。
    理由は単純。
    政府の意見は1つだが、Google では100以上の意見が簡単に見れる、聞ける、触れないけど。
    自分が賛同して実行したくなる意見は、確実に存在する。

  • by PEEK (27419) on 2011年03月03日 11時14分 (#1911349) 日記

    この世で最も卑しい職業 [wikipedia.org]にちょっかいかけて崩壊するのももうすぐか?

    --
    らじゃったのだ
  • by rin_penguin (9144) on 2011年03月03日 11時43分 (#1911367)

    糸を引いているというか、サービスインフラだけ用意して(建前は)放置しているだけだろう。
    旧世代の方々にはサービスインフラを用意したこと自体が反体制運動を支援しているように
    見えるのかもしれないけれども。

    別にカダフィ支持派がGoogleやFacebookで結束を図ったって構わないのに。

  • by onikuya (17148) on 2011年03月03日 14時37分 (#1911496) 日記

    裏で糸を引いてるのは愛国者でしょ
    スネーク!?スネェェェェク!

  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 18時05分 (#1911038)

    『自爆する若者たち』 [amazon.co.jp]によれば、若者人口(ユース・バルジ)が多いイスラム社会では、今後社会変動が起こる可能性が高いという。くわしくは、解説へゴー。

    • by Anonymous Coward

      65年前の20年後にとっくに経験していた。
      そしてさらに45年後に、また年金問題で経験しつつある。

      そういうことですね

  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 18時56分 (#1911074)
    原油高でほくそ笑んでるんそうじゃないかプーチン
    誰が得してるか?だ。中東が民主化されてグーグルは得するの?
  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 19時32分 (#1911094)
    Appleは全人類の敵
    • by Anonymous Coward

      この件の当事者がAppleだったら、このストーリーのタイトルは
      『Appleは世界革命の裏で糸を引いている?』
      とかになっていたかもしれませんね。

      いや何となく。

  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 23時15分 (#1911197)
    あながち間違いじゃないって気がしくくる。
  • by Anonymous Coward on 2011年03月02日 23時20分 (#1911201)

    Googleの正体は…第2ファウンデーション [wikipedia.org]だったのだ!

    # そもそも第1ファウンデーションはどこなのかというと?

  • by Anonymous Coward on 2011年03月03日 1時06分 (#1911245)

    世界革命って言われてもなあ。
    ブラジルでは二代続けて伝統的な「世界革命」の第四インター系大統領が続いてるみたいだけど。
    バイオエタノールを輸出しようとはしてるみたいだが革命を輸出しようとしているみたいには見えない。
    ネオコンとかリバタリアン右派の論客には昔はソッチ系だった人も多いみたいだけど。
    グーグルはどちらかといえばリバタリアン左派だろ?
    世代も違うしどちらかというとアンチグローバリゼーションでむしろ緩やかな連帯を志向しているように見える。
    グーグルは国境線を飛び越えてるように見えるけど多様性を否定していない。
    企業や社会がガチガチの石頭の団塊世代に支配されて身動き取れない日本にはない、ある種の豊かさを持っていると思う。

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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