PR:パソコン通信からホスティングへ、日本のインターネット普及とともに歩んだNTTPCとWebARENA 39
縁の下の力持ち 部門より
NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)のデータセンター/ホスティングサービス「WebARENA」がサービス開始から15周年を迎えた(WebARENA15周年キャンペーンページ)。NTTPCは早くからインターネット接続サービス「InfoSphere」を提供していたほか、それ以前にもパソコン通信サービスなどを提供していたのだが、現在は法人向けのサービスが中心ということで、あまり身近に感じられない人も多いだろう。しかし、多くのISP事業者がNTTPCの接続サービスをOEMの形で利用しているほか、まだ「ホスティング」という言葉が一般的でないインターネット黎明期に有名Webサイトを多数ハウジングしていたという実績もあるなど、NTTPCは見えないところで日本のインターネットの普及を支えていたのである。
今回はWebARENAの15周年ということで、NTTPCでパソコン通信やISPサービス、そしてデータセンターサービスなどに黎明期から関わってきたエンジニアや担当者に当時の話を伺った。インタビューに応じていただいたのは下記の3名だ(敬称略)。
- 伊藤琢巳(データセンタ事業部 担当部長)
- 薗正幸(データセンタ事業部 技術開発部 設備担当 担当課長)
- 井崎義浩(データセンタ事業部 サービス開発部 ハウジング担当 担当課長)
薗:1985年に日本電信電話公社が分社・民営化されたのですが、NTTPCはそれに伴いパソコン通信関連を扱う会社として設立され、1986年11月よりパソコン通信サービス「NTTPCネットワーク」を開始しました。電話交換機とデータパケット交換機のノウハウを使い、元郵政省推奨方式の自社開発モデム(「PC L/CU」)を使っていたのが特徴です。当時は一般的なモデムの通信速度が300~1200bpsなどで、またテキストデータのやり取りが中心だったのですが、このモデムは4800bpsでの通信が可能で、バイナリデータも安定してやりとりできました。
モデムが7万円前後、パソコン通信ソフトウェアが4万円前後、さらに通信料も今と比べると非常に高かったため、個人向けとしては苦戦していました。ただ、このサービスはもともと、パソコン通信のセンターに接続して会員同士のメールや掲示板を楽しむといった用途のサービスではなく、法人企業における1対Nのデータ・コンピューター通信を実現するためのサービスとして展開していたものです。上位レイヤーまでプロトコルを規定し、高品質で通信できるサービス仕様にすることによって、高額なコンピューターメーカーのホストコンピューターやワークステーションに、専用線を利用しなくてもパソコンと一般加入の電話回線で接続できました。そのため、今では1000店舗以上を展開する大手外食チェーンにおいて店舗の毎日の売り上げデータなどをサーバーに送信する用途や、テレビ局でのキー局と地方局間の編成データのやり取りなど、プライベート網的な用途に使われていました。
NTTPCネットワークで使用されていたモデム「PC L/CU」
――パソコン通信サービスはいつごろまで提供されていたのですか?
薗:だいたい2000年ごろまでです。設備の切り替えなどによって徐々にユーザーが離れていくという感じでした。
※NTTPCは1994年にNTTPCネットワークの後継的サービス「NTTメールサービス」(ITU-T X.400方式を採用した企業向けのメールサービス)を開始、こちらが2000年ごろまで稼働していたとのこと。
――NTTPCがインターネット関連に進出したのは、パソコン通信からの延長ということだったのでしょうか?
井崎:当時、「マルチメディア」という言葉が騒がれていました。パソコンの普及とともに、音声だけでなくテキスト、静止画、動画などさまざまなフォーマットの電子データが取り扱われるようになり、そうした電子データを通信の分野から取り扱うこともできる次世代の安価な通信手段を検討していました。当初は、フレームリレーのダイヤルアップ版みたいなものをイメージしていましたが、どうもアメリカでインターネットなるものが「マルチメディア」を実現しており、その「マルチメディア」を体感できるという話でした。そこで電気通信二種業者であるNTTPCでインターネット接続サービスをやりたいと手を挙げ、親会社のNTTに承認されたという次第です。
――1995年1月にインターネット接続サービス「InfoSphere」をスタートしていますが、当時の状況を教えてください。
薗:当時はまだダイヤルアップでアクセスポイントに接続してインターネットに接続するという形が主流で、アクセスポイントはNTTの局舎内に設置するのですが、(ISP事業者同士でアクセスポイント数を競うような状況もあって)各地にアクセスポイントをどんどん作っていたことを覚えています。インターネットとの接続は当初は二次プロバイダーとして開始しましたが、すぐに大手ISPと相互接続したり、国際ISPから海外経路を買ったり、また当時の大手ISP経路の相互補完としてインターネット経路を確保したりしていました。また、システムなどはすべて自社内で開発・構築していました。我々がサービスを開始したころは、その直前にベッコアメ・インターネットやリムネットなど、個人向けサービスも開始されインターネットブームが始まったころで、毎日日本中から法人・個人関わらずインターネットに関する問い合わせがあり、その対応で明け方まで仕事をして家に帰れないという日も何度も経験しました。また、インターネットで利用するシステムやサーバーと呼ばれるホストのOSは、サン・マイクロシステムズのSolaris(当時はまだSunOSという名称)を用いており、UNIXワークステーションといった高額な機材を用いて認証するシステムを作って使っていました。
また、InfoSphereだけでなく、OEMの形でのサービス提供も多くありました。相手企業によっては認証やアクセスポイントなどのシステムも含めて提供していたため、よく見ると違うISPなのにアクセスポイントの電話番号が同じ、ということもよくありました(笑)。
個人向けサービスとしてのInfosphereは2002年に終了(NTTコミュニケーションズに営業譲渡しOCNに統合)したのですが、この回線OEMサービスは継続されており、現在も100社近くにサービスを提供しています。そのサービスがOEMかどうかはIPアドレスの登録者を見れば分かるのですが、逆にNTTPCユーザーとの区別がつかないため、当該IPアドレスから発信される迷惑メールが日常的に氾濫して社会に大きな影響を及ぼすようになったときはその対応が大変でした。外から見るとOEMのユーザーはNTTPCのユーザーに見えてしまうため、OP25Bによる迷惑メール対策が始まったときは対応が大変でした。
井崎:NTTPCのインターネットバックボーンは多数のISPが利用する環境でした。また、InfoSphereはほかのISPのネットワークと相互接続も多く行っていました。そのような状況の中、「InfoSphereは日本国内どこのネットワークからも近い」ということで、海外大手ソフトウェアベンダーの日本向けダウンロードサイトを運用するサーバーをInfoSphereの運用設備内に設置した、というのがハウジングサービスの始まりです。このころはまだ日本で「ハウジング」や「ホスティング」という言葉も一般的ではなかった時代でした。
伊藤:当時はまだネットワークの回線が遅く、(当時主流のWebブラウザであった)Netscapeのダウンロードに数十分かかるという時代だったのですが、(ファイルサイズが大きい)ソフトウェアのアップデートをそこから配布する、といったことをやっていました。
――WebARENAは日本のハウジングサービスの先駆けだったのですね。
井崎:弊社ではサーバセンター(データセンターを当時そう言っていた)への入館方法や物品の送付方法、緊急時の対応など運用ルール・マニュアルをWebサイトに掲載してお客さまに案内していたのですが、後から出た他社のデータセンターのWebサイトを見たら全く同じ内容・言葉が使われていて「そのままパクッたな」とと思ったりしたこともありました(笑)。つまり、当時インターネットデータセンターという言葉もありませんでしたが、ハウジングというサービスがどのような運用を行うといったことを国内では先駆けて体系を作った事業者だと自負しています。
――そのWebARENAについて、サービスの変遷について教えてください。
井崎:WebARENAという名称は、InfoSphereバックボーンが様々なネットワークと高速・広帯域の回線で接続されており、インターネットバックボーンに設置されたWebサーバーの配信環境を大きいコンサートホールに匹敵する情報配信環境にみたてて命名しました。どこからでも快適にセンターステージにアクセスできること、逆にコンテンツホルダーやインフォメーションプロバイダーがインターネットを全方位的に高速で安定した情報発信を行うことができるというコンセプトをARENAに重ねたのです。
当初、WebARENAはいわゆるハウジングサービスである「WebARENA Gold」と、ホスティングサービスの「WebARENA Silver」の2種類がありました。SilverではWindows系サーバーを使用しており、当時まだインターネット接続のおまけ的付加サービスでプロバイダドメイン配下にユーザーディレクトリを作成し、スペースとして貸し出すWWWサーバーだったものから、さらに付加価値をつけて独自のお客さまドメインで運用ができるWWW専用の共用ホスティング仕様でサービスを開始しました。
※WebARENA Goldは10Mbps専用サービスで80万円/月、10Mbps共用サービスで30万円/月という価格設定(初期費用が10万円)。また、Silverは初期費用3万円、3万5,000円/月(月間1GBまでのファイル転送量込み)という価格設定で、ドメイン名取得申請代行も2万円/1件で行っていた。ちなみに現在は共用サーバーが1,980円/月~という価格設定である
その後、1999年にサービスをリニューアル、ハウジングサービス「WebARENA Gold」は「WebARENA Symphony」という名称になり、そのSymphonyに対して共用ホスティングサービス「WebARENA Suite」をリリースしました。お客様の独自ドメインで運用ができるWebサービスとメールサービスがホスティングで利用できることが名前の由来となっており、しかも数千円という低価格というのが画期的でした。というのも当時、Webやメールサーバーを構築するとなると専用線または、常時接続回線、プロバイダ料金で何万円も払い、サーバー機器で数十万円、さらに業者に構築を委託すると何十万円とかかっていたからです。
WebARENA Suiteでは、Linuxベースのサーバーを利用することで低価格化が可能になりました。使っていたのはラックマウント型ですらないPCサーバー。InfoSphereのオンラインサインアップ機能を流用し、コンパネから課金までNTTPC社員手作りのシステムでした。
※WebARENA Suiteの価格は個人向けが初期費用3,000円、月額料金が3,500円。法人向けは初期費用5,000円、月額料金は5,800円という価格設定だった
その後、Dedicatedサーバーを一台丸ごとレンタルする形でWebARENA Soloを提供開始し、VPSサービスの「SutiePRO」シリーズや個人でも利用しやすい「名づけてねっとのレンタルサーバー」など現在のラインアップに続いています。
――WebARENAサービスについて、今後の展望や、このような機能を実装する、という話で公にできるものはありますでしょうか。
伊藤:現時点で発表できる段階ではありませんが、今後「データセンター内ネットワークのマネジメント」についてはやっていきたいと思っています。「データセンターの仮想化」なども言われますが、データセンター内のネットワーク接続をソフトウェアでコントロールできるようにし、たとえば専用サーバーとVPSを仮想ネットワークで接続して連携させたり、またデータセンター外のたとえば社内ネットワークとデータセンター内のサーバーをうまく連携できるようにする、といったことですね。まだ具体的にどうなるか、ということは言えないのですが。また、特定の用途に特化したサービスも今後検討して行きたいと思っています。
――ありがとうございました。
※
NTTPCでの直近の動向としては、2012年3月21日に利用用途特化型のホスティングサービス「WebARENA メールホスティング」の提供を開始している。メールアカウント200、メーリングリスト100個までの中小規模クラスでのメールサーバー運用の負担軽減を狙ったサービスである。また、4月12日からは低価格VPSの「WebARENA VPSエントリー」の提供を開始する予定だ。来週はこの「WebARENA VPSエントリー」について紹介する。
懐かしい (スコア:2)
目黒からひと駅のデーターセンターに行ったなぁ。
Y2K 目視のために Ultra60 を前に年越ししたっけ。
Re:懐かしい (スコア:1)
場所が相当な確度で特定できる情報ですけど……勘違いでもまあいいや。後で考えればとっても目立つ目印だけど知らない人には無縁といったたたずまい。
2、3回行ったことありますねー。5年くらい前の新システム立ち上がり直前1ヶ月ほどの時期。当時の住まいからは歩いていくのが一番近かったというあたりがびみょーだ。
Re:懐かしい (スコア:1)
調べずに答えますが、昔の地図と照合すれば、元電話局っていうデーターセンターは多いのではと想像します。
産業スパイにテロ屋さんってそこまで調べるかなぁと。
あっ、ひょっとしてヒント出しまくりだったらごめんなさい。
Re:懐かしい (スコア:1)
後ろ暗いと思っている産業スパイさんやテロリストさんって、まじめな聞き込み調査が苦手だったりするかも
※あくまで個人の感想です。
駅名を絞れる情報をもらった時点で残りは蛇足です。というわけで謝らないでください。
建前を強調して本質を見誤る御仁の中には時代やビジネスの要請が変わったからなどと何かと戦い続ける一人相撲はいるでしょう。
見る人が見ればわかる特徴的目印とか、2012年現在はさておいて過去に多くの人に親しまれるように(と努めているはずの会社で)近所のお店屋さん地図に広告を負担して名前を出させていたことも全部棚上げするのは不合理だと気付いて欲しい気がします。あくまで願望にとどまりますけど。
とりわけ局から利用場所まで局線の長さに注意を払っていたADSL利用経験者には調査の一環で頭の片隅に断片的に残っていたり。
以上の過去の状況証拠をいっさいを抜きにしても見る人が見ればわかるわけで過度の秘密主義はあほくさいと思います。
// かつてのわたしの自宅に引き込まれてたADSLの局というのはそっちではなくてNTT東日本のサイトほかで明らかになっているとおり別のの近所ですけどね。
Re:懐かしい (スコア:1)
どきどきしてきたので、公開されてるか調べてみた。
http://web.arena.ne.jp/symphony/datacenter/ [arena.ne.jp]
杞憂だった。
Re:懐かしい (スコア:1)
わたしが言ったのは回線速度がどれくらいかを計算上見積もるサイトその他の公開情報ベースの知見を利用すれば場所がわかる「ADSLの局側」の局所名、所在地でして、それが都内のNTT東日本のどこか特定できるという話。
一方でほとんどバレバレな本件の拠点のことは登場しませんでした。それはおそらく「この情報イラネ」と関連情報を棄却したなかには含まれていたでしょう。
地図や衛星写真が大好きな人なら目に入ると思うけど。実際さっきノートPCでGoogleげふんげふん
Re:懐かしい (スコア:1)
ちょっと調べてみた。
http://www.ntt-east.co.jp/info-st/info_dsl/area.html [ntt-east.co.jp]
ここに、エクセルファイルがあって、ビル名までは記載。
でも、
http://denwakyoku.jp/ [denwakyoku.jp]
ここ見れば何もかもって感じ。
さて、Google 航空写真のみで近所の局を探そうと思ったけど、アンテナが載ってない限り難しい感じです。
字幕なんて目に入りません!!!
Re:懐かしい (スコア:1)
わたしの使っていた(過去完了系)ADSLの収容局は「何もかも」に記載されていましたが、本題だった事業所は記載されていなかったのでわたしのひとりがってな誤解だったというのが結論です。
そもそも局ではない、でもデータセンターであるというのは不思議でもなんでもないのだけど交換機が別の部屋でファンの音を立てて現役で作動していたので局の機能もあるのだろうと判断したのが間違いだったようで申し訳ないです。
Re:懐かしい (スコア:1)
その当時は電話局だったのかもしれませんね。
http://denwakyoku.jp/binran.html [denwakyoku.jp]
このような本が簡単に?手に入るなんて、日本はスパイ天国と言われてもおかしくないわけや。
CLOUD9も (スコア:1)
もうすぐ一周年ですね(笑)
Re:CLOUD9も (スコア:1)
寧ろ一周忌になるんじゃ・・・?
Re: (スコア:0)
もうすぐ一周年ですね(笑)
私もこのニュースでしりました
Re: (スコア:0)
放置のままだったんですねw
NTT系列だとDoblogも同じような感じで実質サービス終了…
Re: (スコア:0)
上で挙げられている以外にも、SPモードの不具合連発や
gooメールのリニューアル失敗など、NTT系列は
上位レイヤを全般的に苦手としているような・・・
Re:CLOUD9も (スコア:1)
むしろCloud9のユーザーも一気に収容した強固なVPSと宣伝したほうが効果があったんじゃない?
何気にスペックアップでうはうはなところもあったわけだし。
さくらの無料化対応は個人だったらありだけど、
ただの放置プレイなので、正直業務用途ではありえないと思った。
本当の先駆けは名もなきベンチャーたち (スコア:1)
黎明期からこの世界で生きてきた身からすると、NTT(PC)はむしろ後追いに思える。
ISPもホスティングもデータセンターも、先駆けは、消えていったベンチャーが礎を築いた後だったり、今は買収されて名前が変わったりしてるところがNTTより前にやっていた。
NTTPCがサーバセンターと呼んでいる頃から、iDCという呼び方が一般的だった。
他社が市場を作った頃にNTTが乗り込んでくるというイメージがあるが、これは俺の思い込みかもしれない。
ホスティングという名前が一般に広まったのは、光系のクレイフィッシュという会社が誰彼かまわず契約を売りまくったときくらいからだと思う。
酷い時にはパソコンなんて持ってない魚屋の親父にまで売ってた。
もちろんそんな売り方ではカタストロフもすぐにやってきてはじけた。
ITバブルの寵児ともいえるベンチャーの創業者たちは、ひと財産を作り上げた後、サッと逃げちゃった。
今はどこで何をしているのやら。
貧乏生活をしているのか、財産を隠して悠々自適なのかは誰も追ってないのでわからない。
今ではお堅い仕事になりつつあるITだけど、昔はベンチャーが席巻していて、荒れてるところもあれば楽しいところもあった。
大人になって、面白みがなくなってきたという感じ。
古のベンチャーで、生き残ってる独立系有力企業というと、GMO(インターQ)と、一時期は危なかったさくらインターネットくらいか。
いまやホスティング系として有名なこの2社だが、さくらインターネットは関西に地盤を持つ地域ISPで、GMOは元々アダルト系ダイヤルQ2の機械を流用したISPだった。
その頃の昔話(そんなに昔じゃないよね?!)をすると、オヤジホイホイ化しそうだ。
Re:本当の先駆けは名もなきベンチャーたち (スコア:2)
Re:本当の先駆けは名もなきベンチャーたち (スコア:1)
>黎明期からこの世界で生きてきた身からすると\
本当に黎明期から見てますか? 色々事実誤認が多くて突っ込みどころ満載ですが。
まずあなたが何年何月ごろを「黎明期」と定義しているのかを聞きましょうか。
Re:本当の先駆けは名もなきベンチャーたち (スコア:1)
NTT系が後追いという印象はないかな。NTT「系」でくくるのも問題がありそうだけど、LinuxのVPSもNTTPCが国内最初だし。
ホスティングなら、IIJからどう分岐していったとか、メックスとかのほうが先に出てくる感じ。
ついでに、光とかGMOとかの派手目な事業者が出てくるなら、
このストーリの流れでいうと、データホテルは外せないでしょう(笑)
どちらかというとベンチャーの後追い、勢いだけの安かろう悪かろうがだんだん安定してきて、違いが見えなくなってきたところかと。
Re: (スコア:0)
NTT系が後追いなのは間違いないですね。
これはNTTが先見性が無くて出遅れたというわけではなくNTT法のせいです。
NTT法で制限されている間に、独立系ISPや富士通・NECのISPが市場を席巻してるのをじっと待ってて、やっと制限が緩められてから、半ば強引な手法で激しく追い上げて、今の地位を築いたという感じです。
黎明期のNTTの民間向けインターネット関連の仕事は、局社内にに他社のPOIを置く場所と専用線を提供するというのがメインでしたよ。
自分たちのインフラを利用して他社がお金儲けしているのに、自分たちが自分たちのインフラを使って同じことができない
Re: (スコア:0)
ISPとホスティングの話がごっちゃになっているのと、ntt.com、nttpc.com、ついでにnttcomの違いも区別していないと話がかみ合っていない。
Re: (スコア:0)
貧乏生活なんかとんでもない。悠々自適ですよ。裏社会にノウハウを売った人たちは。
そもそもワンクリック詐欺、ペニオクなどなどは先駆者から買ったノウハウをもとにしているわけで。
Re: (スコア:0)
昔、「月極でパソコンレンタルをして、その分インターネット接続代金をただにする」というビジネスがあって、小企業がいくつか展開した後にNTT系列の企業が展開して、「これでこのビジネスも本物になります」と回答した人がいた。
結果はご存知の通り。
まだ社会人駆け出しながらビジネスって難しいなぁと思った次第です。
Re: (スコア:0)
その後会社名がドリームネットになって、最終的にはOCNに吸収されましたが、OCNに吸収される少し前に、アダルト配信事業を始めやがって、勤務先からプロバイダのWebサイトがアクセスブロックされてましたw
#未だに最初に貰ったメールアドレスが使えているが不思議
Re: (スコア:0)
主にホールセーラーだったSAKURAが、本気でリテール始めてからの大躍進はすごいなぁと思った。
当時は、AT-LINKかCWIDCかSAKURA、たまにPROXの切り売りがめっちゃ多かったよね。
今AT-LINKは何やってんだろう?
NTT-PCも不憫ですねぇ・・・ (スコア:1)
こんな所にPRを出したばっかりに・・・
Re: (スコア:0)
まだ来週がある! 今週は叩かせておいて来週はベタ褒めになる展開、そうだろ!?
Re: (スコア:0)
マイクロソフトもそうですけど、NTTも購入しているユーザーがどこにいるかがわかって、
たたかれ覚悟で突入してきているんじゃないですかねぇ。
さくらやGMOはここ何年かずーっと露出して、まぁなんとなく私のところでも使っていますし、
実際、ビジネスサイトで釣り広告を打つか、ここら辺の技術者に認知を広めるしかユーザーは獲得できないないわけで。
4月12日からは低価格VPSの「WebARENA VPSエントリー」の提供を開始する予定 (スコア:0)
SF.jp Magazineにでてる [osdn.jp]けど、高い上にスペックも低いし一体何をしたいのかよくわからん。釣り餌にしてもエントリーは貧弱すぎる。猫が跨いで通るレベル。
メモリ容量で比較するとさくらインターネットだと2Gに相当する [sakura.ad.jp]として価格は同じと見なせるけど、HDDが10GBとか話にならんレベルだと想うんだが。エントリーだと容量が追加購入できないようなので、それ以上になるといきなり8500円とか。売りは上位プランに自動移行できますよ、上位プランにすれば、オプション足せばいろいろできますよってうたってるようだけど、これを選んでこの金を出すなら、AWSなりなんなりそっちにするでしょ。
ネットワーク回線が速い?1Gbpsをいくつの鯖で共有してるかしらんけど、飽和せずにどこまで維持できるんでしょうかね。また、ベンチマーク以外でこの貧弱なスペックでどこまでそれを活かせるの?また必要なの?他より優位なの?バランスが悪すぎないか。
正直エントリーは猫の餌にもならんし、上位プランでもNTTのブランドがなけりゃ屁の足しにもならないレベルだと思うんだが。「何となくNTTの名前がついてると安心する」という顧客をだまくらかす時のお札には確かに便利かも分からんけど。
この記事もさ、昔からやってますよーとアピールしてブランドやら信頼感やら、Geekへのブランドを浸透させる狙いがあるんだけど、ベンチャーに比べると全部後追いなのにさも私たちがその当時先駆で強いブランドを持ってましたみたいな顔して放してるのはどうかと思うよ。NTT-PCにそんな時代があったなんて全く記憶に無い。
後編のPR記事まだ執筆してないなら、素直に我々は全部後追いで先駆より高いサービスしてますが、後追いの分だけこんなよい所がありますってアピールして欲しい。
Re:4月12日からは低価格VPSの「WebARENA VPSエントリー」の提供を開始する予定 (スコア:2)
KDDI系のCloudCore登場とかさくらのVPSのお値段据え置きでスペックアップとか、どんどん価格が安くなって性能が上がる、って状況が続いているので、動きの遅いNTT系はきついんじゃないかと。メモリ2GB、ディスク10GBで1,450円というのは1年前なら勝負できるレベルだっただろうけど、価格とスペックだけ見たら今だとその半値なら勝負できる、って感じでしょ。NTT系ならブランドで選ぶ人・企業も多いんだし、なんで低価格競争に入ってきちゃったのかむしろ不思議。
theInsiderman(-1:フレームの元)
Re: (スコア:0)
>Geekへのブランドを浸透させる狙いがあるんだけど
えっ
Re: (スコア:0)
知ってると浸透しているの違いについて
Re: (スコア:0)
いやそっちじゃなくて「geek」のほう
Re: (スコア:0)
通信会社系のホスティング/VPSサービスをやってる会社としてはKDDIウェブコミュニケーションズがありますけど、
そこがやってるCloudCore VPSの方がよっぽどいいですよ。
さくらインターネットの大幅値引きでちょっと影が薄くなってますけどいいサービスです。
VPSは需要過多? (スコア:0)
CloudCoreは一度検討したけど、ちょうどタイミング悪く在庫切れ。
使用感もあまり見かけないのと、その後よくみたら短期だと何気に単価が高いのが難点。何かあっても逃げにくい。
そうしていたらさくらがいい値ごろ感で開始。そしたらまた在庫切れ。
クラウド系サービスのトラブル頻発で、実はVPSの需要過多?
Re: (スコア:0)
半年ぐらい前にはリリース準備ができていたのに、いつもの段取りに時間がかかる悪い癖でリリースが遅くなったんでは?
去年度の導入案件だったら十分使えたのにねぇ。
フロント専用? (スコア:0)
ほー。NTT系でもこの価格帯はありなんだ。
WebARENA=高い、以下終了だったから、初めてスペック確認した。
テスト環境でもちょっとディスクがネックだから普通にいったらフロント専用だわね。
ギガで1000円台固定というところをどう生かすか。
Re: (スコア:0)
> 「何となくNTTの名前がついてると安心する」という顧客をだまくらかす時のお札
昔はそれが通用したんですよね。
某印刷大手系列と電機大手系列からの下請けで食ってる会社に居ましたが、
ホスティングは既に(上流が「ご提案」した時点で)WebARENAに決まってる案件が多かった。
ただ、コストバランスが悪いんですよね。
大してアクセスあるわけでもないサイトで、中身の企画制作よりもサーバに注力する必要は無い。
客が何も知らんから「とりあえずまぁ」WebARENAでご提案、と言うのはちょっとね。
コスト掛けてでも安定・安全・安心なホスティングを、
と言う話なら間違った判断じゃ無いと思うんですが、
Re: (スコア:0)
そもそもWebARENAが安全安心なホスティングってので飛び抜けてるかっていうと五十歩百歩って話もありますしね。