
NEC、自社開発CPU搭載のメインフレーム機を10年ぶりに発売 90
ストーリー by headless
98 部門より
98 部門より
yellow tadpole 曰く、
NECは6月28日、自社開発のCPU「NOAH-6」を搭載するメインフレームの大型機「i-PX9800/A100」を発売した。自社開発CPUを搭載した大型機をNECが発売するのは10年ぶりとのこと(プレスリリース、 製品情報、 ITproの記事、 日本経済新聞の記事)。
NOAH-6は4CPUを搭載した同社のCPUモジュールNOAH-5の機能を1チップ化したもので、面積比で1/74の小型化、1/5の低消費電力化を実現。自社開発のチップセットは8CPUまで対応しており、最大32コアとなる。NOAH-6の搭載により、Intel Itaniumプロセッサーを搭載した従来機と比べてCPU性能が約3.5倍に向上するとともに、最大で60%の消費電力削減が可能だという。出荷開始は9月28日を予定しており、最小システム構成時のレンタル料金は月額950万円(税別)から。
NOAH-5 → Itaniumエミュ → NOAH-6なのか (スコア:5, 参考になる)
1世代前のNOAH-5は10年前のもので、じゃあそれから10年間、どうしていたのか?そもともItaniumとアーキテクチャ違うだろ? と、思って調べたら、ItaniumでNOAH-5をエミュレーションしてたんですね。
↓のブログ記事より
NECが11年ぶりに独自プロセッサNOAH-6発表 竹下世界塔の計算機よもやま話/ウェブリブログ [webry.info]
Itaniumの3.5倍の性能というより、ItaniumでエミュレーションしてたNOAH-5の3.5倍の性能といったほうが正確なのかな。
コアの設計はほぼ同一で、メモリーコントローラーやクロスバースイッチが新設計。
メインフレームは性能も重要だけど資産の継承が最重要なので、こういうやり方もありなんですね。
最大記憶容量32GB (スコア:3)
メインフレームというものを全く知らないのだが、10万円程度の IA サーバより少ないというのは不思議な気がする。
Re:最大記憶容量32GB (スコア:5, 参考になる)
古いプログラムというのもあるけど, OSおよびアプリケーションプログラムの作りがWindowsServerやUNIXの様なベストエフォート型じゃないというのも.
メインフレームを使うような業務だと, レスポンスやスループットが保証された, 一種のハードリアルタイムに近い処理がまま求められます. そのため, 個々のアプリケーションプログラムはCPU時間やメモリなどの割り当てが実行前に規定され, その範囲内で処理を行うことになります. これにより, システム負荷が低い場合でも, CPU時間や作業用メモリ領域を多く使って処理を早く終わらせたりすることはありませんが, システムの設計範囲内の負荷であれば確実に処理が遂行されます.
一方, ベストエフォート型だと, 使用CPU時間・メモリ量: 使えるだけ, という感じで動的に確保するのが基本なので, 多くの低負荷状態での処理性能は向上しますが, 高負荷状態での処理性能を事前に予測することが難しくなります. そのため, システム構成設計としてワーストケースを想定し, さらにそれに何割か(あるいは何倍か)上乗せするという物量作戦で対応することになります. いきおい, IAサーバのメモリ量はメインフレームよりも増える. でも価格が安いのでそれはそれでOKということです.
なお, IAサーバなどでも高負荷時の処理性能を確保したい場合には, トランザクションモニタやジョブキューイングシステムをミドルウェアとして使うことにより, メインフレーム的な使い方もできます. 基幹系システムでチャネルIOが必要ないような用途では, このような構成がよく使われていると思います.
Re:最大記憶容量32GB (スコア:2, 興味深い)
>古いプログラムしか扱わないからメモリは 32GB あれば充分なのだろうか。
そういう事。バッチ処理。オンラインに特化しているので、これ以上メモリーが欲しいのなら
HDDを全てメモリーにして、メモリー装置としてチャネル接続したりする世界になりますですね。
汎用機とパソコンの違いは、パソコンだとATAのチップセット一つでHDDやBDを繋いだりしますが、
汎用機だとそれじゃあ処理能力が足り無いので、一台のHDDに一つのチップが付くって感じですか、
それをじゅじゅつなぎにしたり、スター結合したり、ここも色々有るんですがね。
よく、チャネル(これだけでCPU並の処理能力が有る)接続とか呼びますです。
まぁそんな感じで色々やってるので、マザーボードの仕様がパソコンとはまったく違う感じなんですよね。
で、そこまで仕様が違うとなると、CPUや廻りのチップセットを独自開発するしなく。
これを独自開発するとなると、旧機種との互換性を取った方が良いってのはあたりまえの話ですよね。
ってな訳で、高くも成るし、独自にもなるんです。
Re: (スコア:0, おもしろおかしい)
×:じゅじゅつなぎ
○:数珠繋ぎ(じゅずつなぎ)
Re: (スコア:0)
大規模な科学技術計算をするのでは無いのだから32GBで必要十分
もし大量の記憶領域を必要とする場合でも,メインフレームはI/Oが強力なので何がなんでもオンメモリの処理に拘る必要はない
メインフレームの仮想マシンは既存プログラムのコンバージョン作業等の互換性維持ために用いるのだから,パラに多数の仮想マシン/仮想サーバーを動かすようなことはしない
>メインフレームというものを全く知らないのだが、10万円程度の IA サーバより少ないというのは不思議な気がする。
ある意味,今のマシンのハードはオーバースペック
ハードに余裕があるから,じゃぶじゃぶリソースを喰いまくるアプリケーションを余裕で動かせる(ソフト開発に四苦八苦しなくてすむ)
月額950円 (スコア:1)
ホワイトプランより安いのかと空目した...
PC9800 (スコア:2)
なんでItaniumは死んでしまうのん? (スコア:0)
最近一周まわってメインフレームが再び注目をされ始めているそうですけど、ここら辺に向けたのがItaniumじゃなかったでしたっけ。
本格的にItaniumは駄目なのか?
富士通はXenに逝くよって言ってるし、もうメインフレームと言われるところで残ってるところあるのかな…。
Re: (スコア:0)
仮想機能も充実してきたしxeonのほうが十分に安くて機能的にも補えるようになってきているから無理してItaniumを入れる必要性が感じられないという人が多いんじゃないかな。
Re:なんでItaniumは死んでしまうのん? (スコア:1)
本当に、今のItaniumの瀕死状態は予想外でした。
今のPCサーバやlinuxサーバは、Xeonが中心なのでしょうか?
Re:なんでItaniumは死んでしまうのん? (スコア:1)
最初は期待したんだけど、コンパイラこけちゃったしねぇ。
アウトオブオーダーとかVLIW(同時実行命令のペアリング)とかそれまでCPUが動的にやってたことのうちでコンパイラに
やらせられるものをCPUから排除してシンプルなコアになるはずだったのにコンパイラの出来が悪いし性能も出ないという。
なんでいままでCPUで実装できてたことがコンパイラに実装できなかったんだろ?
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re: (スコア:0)
機能的にはXeonじゃないと足りませんよ
#個人でホームサーバー程度ならXeonなんていりません
Re: (スコア:0)
イタ・・・Itanium
Re:なんでItaniumは死んでしまうのん? (スコア:1)
なんか萌絵が描いてあるのだろうか...
Re: (スコア:0)
itaitanium
某所ではそう呼ばれ各部署をたらい回しにされているのを見ました・・・
素朴な疑問 (スコア:0)
ハードウェア素人なので、以下の疑問あり。
誰か教えて。
* 今時代、メインフレーム用のCPUを自社開発するメリットってあるの?(前型機搭載のItaniumと比較してるけど、最新のXeonとか使ったほうがコストパフォーマンスいいんでないの?という疑問)
ITPro の記事に
ってあるけど、収益性をある程度潰してるはずですよね、自社開発のコストで。
「成長性ではなく」って部分もよくわからにゃい。
CPU NOAH (とそれを搭載するメインフレーム)には成長性が必要ないってこと??
Re:素朴な疑問 (スコア:5, 参考になる)
メインフレームに必要な耐障害性やら冗長性やらってアホみたいに高いんですよ
で、Itaniumはこれをもってるんですが、XeonはE7でもまだ足りない
今までNECはHP-UX動かすためのItanium機持ってたから、その上で動かしてたんだろうけど、
OracleにHP-UX切られたから、Itanium機はやめたいんじゃないですかね?
そうすると、専用プロセッサ開発する方が、メインフレームのためだけにItanium使い続けるよりマシってことかも
Re:素朴な疑問 (スコア:5, 参考になる)
メインフレームは顧客がやめることを許さない分野なんですよ。
ずっと動かし続けたいので、サポートし続けろ、それだけの金は払うって感じです。
自社開発するメリットは製品寿命を自分達で決められることもあります。
最近はIAサーバーでもロングライフサポートするメーカーもありますが、
10年以上稼働が前提となるとメインフレームで通常のIAサーバー並のサポート期間
は厳しいですね。
Re:素朴な疑問 (スコア:2)
>> 自社開発するメリットは製品寿命を自分達で決められる
最近は、そうとも言ってられないのでは?
短期利益志向の株主やアナリストからのリストラ圧力をかわし切れるのか。。。 よく分かりませんが。
Re: (スコア:0)
IAサーバー並み程度のサポートで満足するならいいんじゃないですかね。
#それによって発生するかもしれない莫大な損害を賄えるならね・・・
Re: (スコア:0)
ファーストサーバーの顧客には官公庁もたくさんあったみたいだしなあ。
# 本当に発生するかもしれない莫大な損害を覚悟していたのかは大いに疑わしいが
Re:素朴な疑問 (スコア:5, 興味深い)
Xeonに対するメリットは他の人も指摘してるので、CPU開発費のデメリットはどうなのかという観点で。
CPUの開発といっても、最新のx86とかスマートフォン用のARMとかの高性能CPU開発とはずいぶん毛色が違うはずです。
プロセス開発
高性能CPUは新プロセスの開発と並行して行う必要がありますが、性能を追わないなら1世代枯れたプロセスをつかえるので、大幅に開発のコストを下げることができます。
アーキテクチャ設計
過去のCPUモジュールを1チップにまとめてるようなので、高性能CPUと比べたらほぼゼロ。
レイアウト設計
高性能CPUでは人手をかけて最適化しますが、性能を追わないならGPU同様に自動配置配線で行ける。
#高性能CPUはダイ写真のブロック内部まで規則的な模様が見えるのに、GPUはのっぺりとした模様なのはこのせい。
この辺りの違いから、高性能CPUに比べて、開発費は桁で小さくできる可能性があります。
記事では、前のNOAH5に比べて半分の開発費で、40nmで製造とあります。
NOAH5は2001年なので、0.18um辺りで製造でしょうか?
1世代微細化すると開発費2倍といわれる業界で、4世代微細化したのに逆に開発費が下がっている。
やはり、性能を追わず、コスト最優先で開発しているのではないでしょうか。
Re:素朴な疑問 (スコア:1, すばらしい洞察)
こういう金金な発想が日本をだめにしたんだろうね。
Re: (スコア:0)
素朴な疑問 (was:素朴な疑問) (スコア:1)
なんで成長性にそれほどこだわる必要があるの?
Re: (スコア:0)
技術系の企業はその思考が特に強いですね。
そういう企業で働いていると、その企業が取る戦略を目の当たりにするので、成長性にこだわるようになるんだと思います。
この戦略自体はMBAでも教えられるし正に教科書通りの物なんですが、そうでない分野もあると言う事をご存じない方も多いようです。
Re: (スコア:0)
実質開発は何もやってないんじゃないですかね?過去に作ってたものを今作れる技術で再現しただけで。
メインフレームは過去の資産をこれまでと同程度の速度で動かせればいいから性能向上も不要だし。
今更新規顧客も無いだろうからIA系アーキテクチャの日進月歩についていくコストこそ無駄なんでしょうね。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
15年前の設計だとゲートネットの設計が残ってるはずで、ゲートネットからHDLに変換するお仕事が大量に発生したはず。
数千、数万行に及ぶアセンブラプログラムをC言語で書き直すような作業したくないだろ。
Re:素朴な疑問 (スコア:2, 興味深い)
>実質開発は何もやってないんじゃないですかね?
と
>過去に作ってたものを今作れる技術で再現しただけで。
が繋がらない、って言いたいんじゃないの?
プロセス技術が違えば、再設計とまでは行かんでも、それに近いエンジニアリングコストが必要だし。
そりゃ新規に起こすよりかは開発コスト大幅に低いだろうけど、「実質何もやっていない」は酷い言いぐさじゃないかな?とは思う。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
文系の仕事で言うなら、
今まで活字・写植で作っていた本・新聞を全部DTPで作り直せ。
文字の打ち間違いはもちろん、1mmのレイアウトずれも許さない。
でも文章を新たに起こすわけじゃないから、実質的に何もやってないのと同じだよね。
って感じかな。
#うわ~、やりたくねぇ。
TomOne
Re: (スコア:0)
> 今まで活字・写植で作っていた本・新聞を全部DTPで作り直せ。
> 文字の打ち間違いはもちろん、1mmのレイアウトずれも許さない。
その例え、すごく伝わりにくいと思うよ。
打ち直す作業もレイアウトしなおす作業もその手の技術屋さんの仕事だから、
「何で大変なの?原稿あるんだから簡単でしょ。」って言われて発注価格を叩かれるだけ。
仮に発注仕様書に
> 文字の打ち間違いはもちろん、1mmのレイアウトずれも許さない。
って書いてなくても、「多少のレイアウトのずれは許容する」って書いてあっても、
「何でずれてんの?こんなんじゃ検収できないっ!」ってゴネられるのが目に浮かぶ。
Re:素朴な疑問 (スコア:2)
古い記事に対するコメントで申し訳ない。
>> 文字の打ち間違いはもちろん、1mmのレイアウトずれも許さない。
>って書いてなくても、「多少のレイアウトのずれは許容する」って書いてあっても、
>「何でずれてんの?こんなんじゃ検収できないっ!」ってゴネられるのが目に浮かぶ。
ありえない話を例に出されても。
組版(製版)の中身の責任は、版元にあって印刷所にはないお約束。だから、組み直したら、再度、編集者と校正者が校正して、編集者が最終的なOKを出す。たとえ誤植だらけでも印刷所が責任を問われることはなく、編集者が責任を問われる。
だから、確実に数文字だけを直したい場合、以前は象嵌といって、印画紙やフィルムを切り貼りして修正していた。ほかに影響が及ばないから。今では直接、刷版を作ることが普通となり、印画紙もフィルムを使わないが。
Re: (スコア:0)
もう必要な場所には導入しきっていて、
実質メンテナンスモードになってると思うから、
成長代は残ってないでしょう。
海外に出せるものでも無いだろうし。
あと自社開発を問題視したいようだけど、
新しいアーキテクチャではないし、
今の技術でシュリンクして複数のチップをまとめたら、
Itanium上でのエミュレータより良いと判断したんでしょう。
エミュレータにしてもアーキテクチャが違えば
性能も開発も大変だと思うな。
Re: (スコア:0)
長期間サポートしなければならない分野だが、Itaniumがそれに耐えられるかどうか社外の資産に頼って大丈夫なのかあたりと思います。
民生用のCPUは演算能力はあっても、冗長性等の信頼性確保のための機能が足りない。
これらを解決するには自社でやるのが一番良いと思ったんでしょうね。
Re: (スコア:0)
たぶん、「汎用機を開発している」と言う看板を捨てたくなかったんじゃないのかなぁ。
オフコンのA-VXは容赦なく切り捨ててるし。
Itaniumの雲行きが怪しくなってきて、
Xeonで行きたいけれどもローエンドはともかく、ミドル〜ハイクラスの製品を買う顧客には、その商品代の訳を
説明するのが難しい(ぼったくりの説明をするのが難しい)。
んじゃ、まぁ、適当にプロセッサを開発しようと。
ACOSで新規で開発する顧客なんて少ないだろうし、
1970年代、1980年代や1990年代のPGを動かすだけなら、NOAH6が携帯のCPU程度の処理性能しか無くても問題無いしね。
メインフレームは「耐障害
Re: (スコア:0)
ここ10年CPU開発してなくても汎用機メーカーの看板下ろしてなかったんだから、
看板維持のため、ってのは違うんじゃないかなぁ。
どっちかってーと、なぜか日本だけItaniumやたら使ってたのが、世界一般並みに見放してきた、って話かなと思った。
Itaniumの将来性の無さに絶望して、自社資産掘り起こした方がなんぼかマシだろ、という判断なのかと。
Re: (スコア:0)
総合的には独自開発のメリットは無い
過去の高級言語プロセッサのたぐいや独自仕様の高性能プロセッサはGPUを除いてIntelプロセッサにすべて負けた,というかIntelプロセッサに喰われた
最先端のプロセスを適用して最先端の性能を実現するに足る生産量を維持出来るのはIntelとGPU以外には無いのが現状
スパコン屋だって不満は多々あるだろうけどIntel使うしか路がない
>ってあるけど、収益性をある程度潰してるはずですよね、自社開発のコストで。
>「成長性ではなく」って部分もよくわからにゃい。
量的な成長は望めないが,いつまでもしつこくメインフレーム・ユーザーが残るので市場のパイは小さくともなんとか残存者利益で生き延びられる~ということ
NECのベクトル型スパコンだってなかなか死なない(死ねない)のだから,メインフレームも死なないのでしょう
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
スパコンに関しては,超並列になってかえってCPUの信頼性が見直されてきています。
ノードやCPUが桁違いに増えたので,いかに故障率を下げるか,また故障してもそのまま計算を続けられるか
が性能に直結するようになってきました。
サーバーでは十分でも,超並列になると(京クラス)インテルのCPUでは信頼性が物足りなくなるみたいです。
メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:0)
(よく知らないのですけれども)メインフレームのCPUは独特な仕様が必要で、
信頼性を担保するには独自開発が重要になるのでしょうか?
それとも、大々的に市場に売り出すというよりも、顧客のアテができたから、
細々とCPU生産の火を絶やさないためのリリース?
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:2, 参考になる)
この分野だと、信頼性担保のためにIntelが言うところのMCA、PAL、SAL等といった機能が重要なんです。
このうち、MCAはXeon(E7系)にあるんですが、他が無いのでItaniumの代用にできないんだろうと思います。
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:1)
MCA, PAL, SALって何だろうと思ったら、
ブレードで実現する「小規模基幹システム」 [hp.com]
と言う解説が。
ハードウェア障害を検知すると、それを起こしたプロセッサを殺すシステム?
そこら辺のCPUだと、障害起こしてもスルーかそのまま逝っちゃうけど、
Itaniumだとしっぽ切って生き残る?
TomOne
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:1)
私の知ってるFT機(FT機とメインフレームって違うんだっけ?)だと、CPUボードは3枚積んでました。
で、3枚で常に同じ計算をし、3枚で相互に計算結果を比較しています。
2枚から見て、「1枚からの計算結果が違う」と、このCPUボードは自動的に切り離されます。
当然残る2枚で処理は継続するし、「壊れてるらしい1枚を切り離す」際、一切ダウンタイムは出ません。
Re: (スコア:0)
>2枚から見て、「1枚からの計算結果が違う」と、このCPUボードは自動的に切り離されます。
すごい。エヴァンゲリオンのMAGIじゃん。
3という数字はとても合理的なんだなと。
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:1)
そこはアポロ宇宙船 [biglobe.ne.jp](1960年代の設計)とか, せめてラーマ [wikipedia.org](1973年のSF)とかを出しましょうよ.
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:1)
> 個体の差異を組み込んだ合議制のシステム
コンピュータ将棋での「激指」、「GPS将棋」、「Bonanza」、「YSS」の4つの将棋プログラムを使用した多数決合議制システム「あから」 [srad.jp]とか?
#実際には、アルゴリズムごとの重み付けがかなり偏ってる [livedoor.jp]ので、合議というより「激指メイン、迷ったら他のアルゴリズムの意見も聞いてる」って感じですかね。
Re: (スコア:0)
FTとメインフレームは違うシロモノ
障害に備える方針からして違いますよ
Re: (スコア:0)
FTだと「2重、3重に系を持っていて、壊れているらしい系は切り離す」という対応だと理解しています。
メインフレームだと、どんな感じなんでしょう??
Re:メインフレームに独自CPUを載せる理由について (スコア:1)
メインフレームの基本は予防保守です.
PCレベルでもハードディスクではSMARTなどで不具合にいたらない障害を記録していますが, メインフレームではCPUやメモリ, 各種入出力モジュールでもそうした軽微な障害発生統計を採っています. また電源の変動や温度変化といった外部要因も記録していたりします.
保守契約にもよりますが, そうした統計データをオンラインで保守センターで記録し, 統計的に障害が発生しそうな部品を障害発生前に定期保守で交換します.
こういう統計的な予防保守というのは, それなりの数が出ていないと基礎データが収集できませんし, また各ユーザに近い保守センターを設けないといけないということで, 必然的に高コストになります.
Re: (スコア:0)
まともに対応してるシステムなら、動作中にCPU引っこ抜こうが、バスが潰れようが、動き続けますよ
これ [srad.jp]はネタだと思いますが、こういうことされても動き続けてくれます