
未来技術遺産に「PC-8001」や「AIBO」などが登録へ 132
ストーリー by hylom
色々な人を業界に引き込んだであろう 部門より
色々な人を業界に引き込んだであろう 部門より
NOBAX 曰く、
80年代のマイコンブームを牽引した、シャープの「MZ-80K」とNECの「PC-8001」、日立製作所の「ベーシックマスターMB-6890」が「未来技術遺産」に登録されることになりました(NHK)。これらの機種でマイコンの世界に足を踏み入れられた読者も多いのではないでしょうか。
PC-8001はROM 24KB、RAM 16KB、グラフィック表示160×100ドット、デジタル8色で定価168,000円でした。ヤフオクではジャンク扱いで1,000円くらい、完動品で15,000円くらいからで出回っています。
併せて、SONYの世界初のペットロボット「AIBO」も登録候補になっています。
お隣キーワード (スコア:3, 興味深い)
http://www.weblio.jp/content/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E6%8A%80%E8%A1%93%E9%8... [weblio.jp]
「未来技術遺産のお隣キーワード」見てたら懐かしくてクラっときた。
個人的にヒットしたのはこの辺。
・未来忍者 慶雲機忍外伝
・未来惑星ザルドス
・未来放浪ガルディーン
④失敗事例から科学技術の継承を図る上で重要な教育的価値のあるもの
ってなんすかね。
#ggrks
Re:お隣キーワード (スコア:2)
Re:お隣キーワード (スコア:2)
未来神話ジャーヴァスが無いなんて。
Re:お隣キーワード (スコア:1)
>未来放浪ガルディーン
ガルディーンはまんま技術遺産ですねえ。
作品自体も遺産に近い。
#作者はまだ亡くなってないはずだけど
#存在自体がホラー
各機種のスペック (スコア:2)
ストーリーにはPC-8001のスペックしか載ってないのがずるいと思うので、残り2機種についても書いてみます。
> PC-8001はROM 24KB、RAM 16KB、グラフィック表示160×100ドット、デジタル8色で定価168,000円でした。
1979年発売。CPUはμPD780(Z80のデッドコピー) 4MHz。テキスト表示 80文字×25行
MZ-80K (1978年発売)は、
Z80 2MHz、ROM 1KB、RAM 20KB、テキスト表示 40文字×25行、グラフィック表示 80×50ドット、モノクロ(緑黒)で、ディスプレイとデータレコーダが一体型で、定価198,000円
組み立てには半田付けが若干必要な「セミキット」として発売されましたが、後に完成品の MZ-80K2が発売されています。
ベーシックマスターレベル3 MB-6890(1980年発売)は、
ベーシックマスター MB-6880(日本初の8bitパソコンとされる。1978年発売)の後継上位機種で、
6809 1MHz、ROM 24KB、RAM 32KB、テキスト表示 80文字×25行、グラフィック 640x200ドット、デジタル8色で298,000円
なお、MZ-80Kのグラフィック表示についてツッコミが入るかもしれないので、与太話
MZ-80Kはテキスト表示機能のみでグラフィック表示機能はありません。
ですが、テキスト表示フォントに「横2×縦2」の正方形有無な16パターンが組み込まれていたため、
それを使うことで80x50ドットのセミグラフィック機能とされていました。
そんなのグラフィック機能じゃないだろうと言われそうですが、実はPC-8001も似たようなものです。。
80x25なテキスト表示の文字に設定できるアトリビュートとして、8色の色指定とともに「グラフィックモード」の指定があり、
グラフィックモードが指定された所は、フォント文字ではなく横2×縦4の正方形パターンが表示されるようになってました。
それで敷き詰めれば 160x100のセミグラフィック。
Re:各機種のスペック (スコア:2)
同様のモノは、PC-9801にも有ったりするする。
なお、bitの並びは、
04
15
26
37
って感じ。
Re:各機種のスペック (スコア:1)
> MZ-80K の ROM は、モニタ (SP-1002) 4KB, CGROM 2KB ですね。
うわちゃぁ、その通りですね。ROMが0000h~0FFFhの1000hバイトで、それをKBに直す所で計算を間違えてました。
CGROM はCPUからアクセス不可能なので、ノーカンでいいと思う。それよりも、RAM 20KB にVRAMの1KBを追加した方が良かったかも。
PC-8001はメインRAM16KBがVRAM兼用の、今時でいうUMAなアーキテクチャですし。
MZ-700のVRAMは、50行対応(というのはたぶん後付け理由で、海外版の80x25表示との仕様共通化が理由だと思います)で2倍になって、さらに同容量のアトリビュート領域が増えてVRAM合計4KB。
Re:各機種のスペック (スコア:2)
ベーシックマスターレベル3もUMAですよ。しかも、640x200のグラフィックモードでは搭載RAMの半分の16KBも消費する極悪仕様です。
その癖、サイクルスチールで80桁をサポートする為、VRAMアクセスにはページモードで2バイト連続取得すると云う技術の無駄遣いの様な仕様でした。
ちなみに、色情報を持たせる領域はMAINメモリとは独立の16kx5bitメモリを搭載していたりしました。
ま、絶望的な主記憶不足で主流になりそびれたという点で、黒歴史のメモリアル的存在ですね。
-- Buy It When You Found It --
遺産 (スコア:2)
このストーリーのコメント自体、保存対象なんじゃないかと思った。
ここの平均年齢って....。
まあ、人間系あっての技術だからねえ。
#存在自体がホラー
68000 (スコア:1)
という数値には時代を切り開く力が!
Re:68000 (スコア:1)
確かに、6809のベーシックマスターL3で入門して、次にX68000に進んだけど
アセンブラは全然別物だったんで、それは子供ながら意外におもっていた
6502で合ってる (スコア:1)
Apple IIもPETも・・・って6502が天下とった後に6809 vs Z80で戦ってた。
6502は68000のころには代表的マシン=ファミコンになっていたなぁ。
今調べたら、その後たまごっちに採用されたことを知っておかしかった。
#PETから、ペットゲームへ。:-)
技術の遺産というと… (スコア:1)
どうしても「負の遺産」の方をイメージしてしまう…
職業病だな。
Re:技術の遺産というと… (スコア:1)
"未来" と "遺産" が、どうしてもつながらないですねぇ...
当時、もてはやされたけど、未来は来なかったものばかり。(-_-;
Re: (スコア:0)
そうかな 現存最古級の変圧器の品質管理資料 国産第1号の電子顕微鏡 現存最古の船舶用4サイクルディーゼル機関
とかいった具合に次の世代の礎となったようなものばかりなんだが
Re:技術の遺産というと… (スコア:1)
CPU が変わるときにアーキテクチャも、ごっそり変わるので、ポケコン間でも互換性なくなったりしましたけど、同じCPU 使ってるポケコンとZaurusの間では、互換性ありました。
ベーシックマスターレベル3の先進性や、不満だった点 (スコア:1)
このパソコンの特徴として当時はひらがなが表示できることがアピールされていました。
しかし、ただ表示できるだけではなく、1980年時点としては、その表示品質がよいのです。ひらがなと、数文字の漢字(年,月,日,市,区,町)は8x16ドットで表現されていました。
これを80字×25行表示しますから、解像度としては640x400相当となります。
この細かさを実現していたパソコンは当時他にありましたでしょうかね。
(表示例) [archive.org]
640x200の高解像度グラフィックスはパソコンでは初めてだと思ってましたが、IF800が先行していたようですね。でもまあ個人でも買えるパーソナルなコンピュータに限定すれば初ということになりますかね。しかしベーシックマスターL3のカラーグラフィックはドット単位の着色ができず不便でした。隣り合う8ドットの色が同じになってしまうのです。最初、なぜそうなるか、仕様とは知らずに随分悩みました。この変な仕様がなければ、FM-8あたりとはよい勝負になっていたでしょうかね。グラフィック関係のBASICの命令は、他機種にあったPUT@、GET@が無くてゲームがほとんど移植できず、不満でした。
ライトペンインターフェイスが標準装備だったのは珍しかったと思いますが、ライトペンを使う機会には恵まれませんでした。
あとソフトの話になりますが、私が使っていたアセンブラは「MIGHTY-3」という、とても高速で省メモリで、操作が練られており大変使いやすく、素晴らしいものでした。その作者が、VZエディタのc.mos氏であることを後に知って、なるほどなと思いました。
せっかく作ったプログラム (スコア:0)
PC-8001のプログラムの保存ってカセットテープに「ピロピロ~」って音響変調かけて録音して保存するんだけど
再生の確度が低くて30%ぐらいしか再生できなくてせっかくのプログラムが無駄になってしまいました。
だったら同じプログラムを何本もの複数本のテープに保存しても読み出せる時と読み出せない時があって
似たような確度になるんだよね
Basic で作ったインベーダーとかあって、有人から借りるんだけど読み出せない時が多くてずいぶんイライラさせられたもんですね。
そういえば初めて買った外付けハードディスクは10MBだったなぁ。フロッピーが512KBだったから随分いっぱい入るって感動したんだけど
アセンブラなんかもどうやって1バイト節約するかが面白かった古き良き時代
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
私はPC-6001を使ってましたけど、
手持ちのラジカセ(家庭用のモノラル)に記録したときは、成功率50%ぐらいで、
しかたなく2回保存とかやってました。
それが、専用のデータレコーダー PC-6082(DR320)を買ったら、嘘のようにエラーゼロになりましたね。
#ホームセンターで安売りしてた1本100円のテープを買い込んだら、PC-6082でもエラーまみれで成功率10%ぐらいだったこともあります。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:2)
ナショナルの普及品ラジカセとソニーのテープ(CHF)でやってましたが、キャプスタンにテープが絡まってしまった時を除いて問題が出たことはなかったですね。
駆動系が安定してなかったのかな?
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
私もPC-6001でしたが、まったく同じ。
で、PC-2001用の小さいの(PC-2081)を買いました。SAVE/LOADのほか、ウォークマン代わりに持ち歩いて音楽聴いたり(モノラルだけど)。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1, おもしろおかしい)
工業高校時代、コンピューターの授業でワンボードマイコンを使っていたのですが、ある日担任がデモプログラムをテープから読み込もうとしたけれど何度試しても全く読み込まれないのでラジカセで再生してみたら「ピ〜ヒョロ〜」ではなく、担任の趣味である詩吟が録音されていたということがありました。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
プログラムの配布手段はソノシート [wikipedia.org]だったり。
#キティレコードでCG描画プログラムを収録したやつがあったような。確かあだち充関係。
#存在自体がホラー
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
大体からして、カセットテープも
http://sts.kahaku.go.jp/hitnet/result.php?word=%E3%82%AB%E3%82%BB%E3%8... [kahaku.go.jp]
フロッピーも
http://sts.kahaku.go.jp/hitnet/result.php?m=&word=%E3%83%95%E3%83%... [kahaku.go.jp]
そろそろ技術遺産になりそう。
#まだ微妙に現役
##現役である理由はそれを使う人がいるから
###使う人がいなくなる、もしくは覚えている人がいなくなったらそれは遺産となると思う
#存在自体がホラー
Re: (スコア:0)
単に録音か再生レベルの問題では。
ところでベーシックマスターは型番的にレベル3なのですね。
ひらがな使えたことから?
歴史的にはMB6880の方が意味がありそうなのですが。
Re: (スコア:0)
MB6880のRESET/BREAKキーの位置は許されない。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:2)
かな記号と同時押しでリセットでした。
で、この時どちらのキーを先に放すかで、リセットかモニタに飛ぶ (NMI だったかな?) かが選べたんですよね。
機械語プログラム (この言い方も懐かしいな) を暴走させてしまってモニタに戻す積もりでかな記号とリセットを押したは良いが、どっちを先に放すか忘れてしまって適当にえいやっとやってみるとリセットされて綺麗さっぱり消えてしまう、と言う事が多々w
この (モニタに飛ぶ) 機能がレベル2II以降は削除されてしまったのが悲しかった。
Re: (スコア:0)
ワウってるレコーダーでもなければベリファイしてればそんなことはなかった。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
まだ300bpsくらいの時代でしょうか。
PC-8001mkII使ってたけど、その頃はそんなにセーブ&ロードの精度は悪くなかった。
カンサスシティだと確度が低くて、サッポロシティ・スタンダードの方が精度が良かったとか無かったっけ。
#MZ-80Kでの話だったかも、たぶん色々ごっちゃになってます。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
PC-8001は600bpsですね。
MZ-80Kは1200bps。
読み込み精度に関しては、MZはピカイチでしたね。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:2)
シャープはテープ読み書きに関してはすごかったですよね。
X1とか爆速に感じましたね(2700baud)
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
喧嘩はやめて~
だからそういうのも含めて「速かったよな」ってだけの話(笑)
#実際、当時はそんな仕組み全然知らなかったけど(小学高学年~中学生くらいでした)
Re: (スコア:0)
他の人も書いてるけど、それは単に使ったテープレコーダーが良くなかっただけでしょうね。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:2)
レコーダーの可能性もあるけど、
テープがヘロヘロだった可能性も!?
#自分は当時、MSXとファミリーベーシック用のレコーダーでメタルギアやってたけど読取り失敗はほとんどなかったな。
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:2)
私もMSX2にサンヨーのWラジカセで保存してましたが、
1200bpsなら失敗はほとんどなかった記憶が…
(2400bpsではダメダメでしたけど)
Re:せっかく作ったプログラム (スコア:1)
どっちかって言うとテープの方が。
貧乏だったんでディスカウントショップの叩き売りを使うとダメダメで、
ちゃんとしたテープを電気屋で買えば、一回位のダブルデッキでのダビングにも耐えた覚えが。
Re: (スコア:0)
シャープのMZ/CZはテープレコーダーの品質は良かった。
スピードもNECのよりは速かったし。
ただ、カセットテープは使ってるうちに伸びてくるので、ダブルカセットデッキでダビングしておかないといけない。
メタルテープは使ったらダメ。
AIBO (スコア:0)
CHAPPiEのPVみて、ユーザのAIBOサポート終了への怨念を感じたのは秘密。
ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:0)
当時のパソコン誌を見るに、
JR、SMCシリーズのほうがよっぽど盛んだった
日立だからひいきされてーる(S1は名器だったけど)
Re:ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:1)
「当時」のタイミングでそう見えただけでは?
PC-6001、MZ-700、JR-200などのエントリーマシンが登場した時期にベーシックマスターはJrを出したけど、競合機より貧弱に見えて下火になったというのが個人的な印象。
ベーシックマスターが支持を得ていたのはそれよりも前だったような記憶があります。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
「日本初の8bitパソコン」というのが選定理由じゃないですかね。
Re:ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:1)
「日本初の8bitパソコン」というのが選定理由じゃないですかね。
TK-80BSじゃダメなの?
Re:ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:2)
MZ-40とどっちが先でしたっけ?(調べもせずに書いてみる)
Re:ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:1)
MZ-80Kって、確か「マイコン博士Z80(ズィーエイティー)」と言う、香ばしい名称だったんじゃ…
Re:ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:1)
ベーシックマスター無印(MB6880、1978年発売)は「日本初のパソコン」と言われてますが、今回登録されたのはベーシックマスターレベル3(MB6890、1980年発売)ですからねぇ。
(国立科学博物館の発表資料 [kahaku.go.jp]には写真入りで載ってますが、6880の型番間違いなどではなく、レベル3が登録されたので間違いなさそう。)
#今調べたら、ソードM200ってのが1977年 [ipsj.or.jp]に発売されてたらしい…
Re:ベーシックマスターシリーズが8bitを代表するとは思えん (スコア:1)
別のところに書いてしまいましたが、グラフィック機能は640x200まででしたね。
ひらがな表示が、インターレース表示による8x16の構成で、640x400相当の細かさでした。
いつぞやの月刊I/Oに、640x400ドットのフルカラーグラフィック表示をさせるボードの製作記事が載っていたのを覚えてます(作りませんでしたが)。
VRAM二面の交互表示は、知りませんでした。
そういやパソピア7あたりも「見たことあるか、27色」などと広告を打ってましたが。このパソコンには詳しくないですけど、似たような仕組みなんでしょうかね。
Re: (スコア:0)
>名器
おい
Re:うーん。なんか違和感。 (スコア:1)
その理由ならば、日本のバソコンの先駆けとなった、PC-8001とMZ-80Kを選ぶのは妥当だと思います。
Re:うーん。なんか違和感。 (スコア:1)
N88(86)だよね。
N98つくればいいのに、とは思ってた。
Re:IF-800は? (スコア:1)
L3ではVRAMが640x200,1プレーン分あるもののテキストとグラフィック共用で、
文字を出すにはまずI/Oポートに、「文字だ」っていうフラグとともに色コードを書き込んだ後、
VRAMに、文字コードを縦方向に8回分、書き込みましたね。
FM-7/8も似たようなものだと思ってましたが、ビットマップだったんですね。
IF800もですが、L3と違ってフルグラフィックなので3プレーンあるわけですよね。
L3はVRAMが1プレーンしかなくても文字表示が遅かったので、当時3プレーンもビットマップを書き込んで文字を表示するとなると、速度はかなり遅かったのでしょうか?
グラフィックとテキストのプレーン分離、88よりMZ-80Bが先にそうなっていた気が(うろ覚え)
まあ、MZはグラフックVRAM別売りでしたけど。