Google、来年1月1日のうるう秒について前後10時間のクロック調整で対応へ 28
ストーリー by hylom
時間の流れを変えるGoogle 部門より
時間の流れを変えるGoogle 部門より
2017年1月1日にうるう秒が挿入されることは先に発表されている(過去記事)。日本時間午前8時59分59秒と9時0分0秒の間(UTCでは12月31日の23時59分59秒と1月1日の0時0分0秒の間)に「59分60秒」が挿入されるのだが、過去のうるう秒実施時にはこれによって複数のコンピュータでシステムトラブルが確認されていた。それに対応するため、Googleの公開NTPサーバー(Google Public NTP)では日本時間で2016年12月31日の23時から2017年1月1日の19時まで(UTCでは31日14時から1日10時)の20時間、わずかにクロックの進みを遅くする措置を行うとのこと。これによって「8時59分60秒」を挿入させることなしに正しい時刻との同期を実現するという(Google Cloud Platform Blog、Google Public NTP、INTERNET Watch、Slashdot)。
この間は1秒が本来の1秒よりも13.9マイクロ秒長くなるとのことで、うるう秒の挿入時直後には約0.5秒だけ標準時よりも時刻が進む状態になり、2017年1月1日の19時時点で標準時との同期が完了する。Googleはこの手法を過去のうるう秒導入時にも採用していたそうだ。
また、Googleだけでなく、BloombergやAmazon、Microsoft、Akamaiなども似たような手法でうるう秒を回避するようだ。
その他 (スコア:4, 参考になる)
昔NTTは前後100秒をずらして調整していたけど、いまは60秒を追加しているんですね。
その他の対応はwikipediaにもまとめられている。
協定世界時と日本標準時
標準電波
NTTの時報サービス
NTP (Network Time Protocol)
GPS (Global Positioning System)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8F%E7%A7%92 [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
一部のGPSモジュールで時刻の差の情報が受信するまで、ずれたままと話を聞いた。
出荷時点での時刻の差がデフォルトとして設定されてるらしく、出荷されたときにはずれないが
その後に、うるう秒があるだけ起動時の時刻の差が増えていくらしい。
Re: (スコア:0)
天文年鑑に、詳しく掲載されています。ご一読を。
ありがたい (スコア:1)
休日にやっていただけるのは実にありがたい。
GMTの0時って、株屋にとっては東証が取引開始する最悪の時間なんだ。
NHK (スコア:1)
1ミリ秒づつ加えて行くとか昔聞いたなー。
the.ACount
日本 (スコア:0)
からするとNICTとmfeedと福岡大学が何かするのかしないのかの方が気になる
Re: (スコア:0)
現在でも福岡大学NTPサーバの動向が、NICTやMFEED並みに高いのならば残念です。
福岡大学NTPサーバの混雑解消にご協力を
https://srad.jp/story/05/01/21/0214236/ [srad.jp]
Re: (スコア:0)
その頃から10年以上経ってんだし、もう止めても何の問題もなさそうだな。
しかし話題にもならないのは、実際当事者レベルでもどうでもよくなってるんじゃないの
一般向けのOSはベンダーのサービスにつなぐようになってるし、以前ほど負荷が高いとは思えん
うるう年とうるう秒 (スコア:0)
うるう日かうるう分じゃないの
Re:うるう年とうるう秒 (スコア:1)
うるう旬、うるう週、うるう四半期が仲間になりたそうな顔を…
Re: (スコア:0)
「うるう」のもともとの用法は「うるう月」(1年を13ヶ月にする)なので
これに準ずるならうるう秒が正しくて、うるう年はうるう日と改名すべきですね。
Re: (スコア:0)
うるう年はうるう日と改名すべきですね。
うるう年にうるう日を挿入するんですよ。
うるう年にうるう秒を挿入するって言ってもいいのですが混乱するのでやめたほうがいいだけでしょう。
Re: (スコア:0)
ほんとだ。今まで気にしてなかったけど旧暦のうるう月も月が追加されること、もしくはその追加された月なので、うるう年って言い方が変だ。
うるう日がある年をうるう年という、なのかな。
Re:うるう年とうるう秒 (スコア:1)
> うるう日がある年をうるう年という、なのかな。
まさにその通りで、いわゆる旧暦では、閏月がある年を閏年といい、
グレゴリオ暦では閏日がある年を閏年といいます。
その顰に倣うと、閏秒がある年である2017年も閏年と呼ばれておかしくはありませんね。
Re:うるう年とうるう秒 (スコア:1)
ん? 2016-12-31 23:59:60 は 2016年の終わり? 2017年の初め?
← real別件も含めて山ほど混乱中
Re: (スコア:0)
>いわゆる旧暦では、閏月がある年を閏年といい、
これ聞いた事ないんですが…
単に旧暦がすたれたから聞かなくなっただけ?
本来の意味にたちかえるなら、うるう年という言い方はやめてしまって、
長ったらしいけど「うるう月がある年」(旧暦)、「うるう日がある年」(新暦)でいい気がする。
Re: (スコア:0)
3年に一度、12月31日と1月1日の間に「366日ある年」が挿入されて
それをうるう年と呼ぶ、ということにすれば…(苦しい)
前後10時間? (スコア:0)
誤解を避けるため、「前後10時間」ではなく
「前後合計20時間」もしくは「前後10時間ずつ」と書くべき。
できれば「前後」という表現自体を避けるほうが良い。
Re: (スコア:0)
明らかに間違ったことを平気で書く奴に
誤解を避けるために配慮しろとか...
さすがに… (スコア:0)
正月はやめてやれよ
Re:さすがに… (スコア:1)
今年の年末年始は各種サーバー管理(おもり)部隊は出勤じゃないんすか。
#うちは交代で出るらしい。
44年間なにをやってた? (スコア:0)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8F%E7%A7%92 [wikipedia.org]
>この現行方式のUTCは1972年に始まった。
これでタレコミ文の
>うるう秒の問題は一般的に使用されるオペレーティングシステムでは処理ができないことが多く、
が事実とするなら驚愕するしかない。アプリケーションならともかく。
Re: (スコア:0)
驚愕も何も、実際に、2012年にもなってうるう秒を処理できなかったOSがあったんだよ…。
http://ringeye.jawfish.org/~ori/misc/leapsecond-20120701.html [jawfish.org]
有名な話やで。
Re:44年間なにをやってた? (スコア:1)
2012年の閏秒でのLinuxカーネルトラブルの重要なポイントは、
「閏秒に対応していなかったために問題が起きた」のではなく、
「前回の閏秒以降に閏秒関係のコードにバグが混入していた」のが「閏秒実施のタイミングで発覚した」
という所でしょう。
そんなわけで、「バグはもう直したから大丈夫」とは言い切れるものではなく、
「前回の閏秒以降に新たなバグが混入したかも」とドキドキする羽目になるんです。
対策としては、ntpd を slew モードにするのが無難ですね。1秒につき0.1m秒ずつ、3時間ちょっとかけて正しい時間に修正してくれるので問題はおきないはず。
Re:44年間なにをやってた? (スコア:1)
優しさ(?)で個別の事件には言及してませんけど、実際のところは、
2012年のLinuxの事故の経験が今回のような対応を取ることになった理由ですよね。
まれにしかないイベントに対応するシステムの信頼性確保は難しい。
Re: (スコア:0)
うるう秒を0.1秒単位にして頻繁に入れれば実行する頻度が上がって信頼性が上がりますよ。
Re: (スコア:0)
まれにしかないイベントに対応するシステムの信頼性確保は難しい。
大震災とか大津波のときにだけ作動するシステム…どきどき…。
# さすがに、しくじると人命に直結するシステムはかんべんです。気象会社の津波警報とか。
時間の尺が固定でないと困るタイプ (スコア:0)
GPS?
でもあれは経過秒を使った設計か。。
まあそういったタイプで時刻を使う設計にした方が悪いのでどうでも良いか。