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Google

Google傘下のLoon、ケニアで気球を使ったインターネット接続商用サービスの試験を開始へ 21

ストーリー by hylom
実用化が近いのか 部門より

Anonymous Coward曰く、

Googleの親会社であるAlphabetは以前より気球を使ってインターネット接続回線を提供するための技術を研究開発しており(過去記事)、Alphabet傘下のLoonがケニヤでこの技術を使った商用サービスの試験を開始するという(TechCrunchEngadget)。

Loonのインターネット気球は成層圏の最上部を15kmから20kmあたりをジェット気流に乗って飛行するもので、すでに総計100万時間以上の滞空時間を達成しているとのこと。

気球が長時間同一区域に留まるためには、特定の場所から流されすぎないようにする必要がある。成層圏付近では高度ごとに風向きが異なる層が複数存在するので、人工知能技術を使って気球の高度を調整し、異なる気流に乗って「8の字型」に飛行することで同一地域の上空に留まれるようにしているそうだ。

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  • と思って、技術的な概略書かれてるところ [loon.com]ざっくり見ましたけど、LTE網の端末(スマホなど)と都市にあるバックボーン網の間を中継する形のようですね。
    複数の気球の間で自律的にルーティングして、最終的に都市部にある拠点設備から地上の固定網につなぐ形をとるっぽい。
    # そうなると、地上の端末と気球の間の電波の減衰とか輻輳とかが解決課題か。

    基地局設備だけでなく、基地局の間を結ぶために光ファイバーやマイクロ波回線が使われてたのを気球同士のネットワークで置き換えようという考えのようで。

  • 英語の原文は対流圏になってるな

    • by Anonymous Coward

      techcrunchの記事タイトルは「stratosphere」だし、記事中の高度も「between 50,000 and 70,000 feet」だから成層圏で合ってると思う。

    • by Anonymous Coward

      between 50,000 and 70,000 feet と書いてあるから高度1500~2100m程度ですね。
      ちょっと高度が落ちたらハイランダーの人たちとぶつかりそう。さすがに回避するだろうけど

      • by Anonymous Coward

        桁間違えた。15km ~ 21km なので成層圏で間違いなさそうです。

    • by Anonymous Coward

      ジェット気流は対流圏上層だし、[upper-edge of Earth’s atmosphere]と書いてあるので、対流圏と成層圏の境目くらいを飛んでるイメージだと思う。
      元記事の英語のタイトルも誤ってる。本文中の記載が正しいと思われる

      • by Anonymous Coward

        atmosphereは大気圏の意味になります。ぶっちゃけどこまでが大気圏なんて定義はないです。明確な境界なんて無いので。
        具体的な数字の50000-70000ftを信用すると成層圏になります。対流圏は40000ftにも届きません。

    • by Anonymous Coward

      ラジオダクト(トロッポ)で遠で使えそう

  • by Anonymous Coward on 2019年07月31日 15時10分 (#3661182)

    吊るしている機器の値段次第か?

    上昇にはガス追加が必要だし、降下にはガス放出かボンベに圧縮収容する必要がある。
    ヘリウムは相応の値段がする希少資源だし、水素は相応に危険だが所詮無人気球。

    • ガスの出し入れではなく、風船自体を大きくしたり小さくしたりすると、浮力調整ができるんじゃないかな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      気流に乗っているなら羽をつけて角度を変えるだけでも上昇下降できそう

      • by Anonymous Coward

        乗ってたら対気速度は限りなく0なのでは…

    • by Anonymous Coward

      >上昇にはガス追加が必要だし、降下にはガス放出かボンベに圧縮収容する必要がある。
      空気房に入れる空気の量で全体の浮力を調整すりゃ良いだろ。

      • by Anonymous Coward

        あー、なるほど。バルーンの構造は知らなかったけど、こういう仕組みなのかな?
        ヘリウムの気嚢の中に空気嚢があって、空気嚢を膨らませるとヘリウムの体積が減って浮力が小さくなる。
        あってる?

        • by Anonymous Coward

          ヘリウムの体積が減るためには圧力を高めないといけない(そうじゃないとヘリウムを逃がすことになる)ので、
          ヘリウム嚢の材質が圧力に対して伸びにくいものである必要がありますね。

          • by Anonymous Coward

            高度15kmで大気圧は0.1気圧程度ですから、
            たったの+0.1気圧(ヘリウムの体積半分で0.2気圧)に耐えるだけで、
            浮力を半分にできますよ。

    • by Anonymous Coward

      >詮無人気球
      落ちてきたらヤバい。まーケニアなんで落ちてもサバンナか。

  • by Anonymous Coward on 2019年07月31日 18時57分 (#3661360)

    これ滞空中はflightradar24に表示されるんですよね。高度が6万フィート超なんて表示、他では見ることもないレアなものです。

  • by Anonymous Coward on 2019年08月01日 16時33分 (#3661955)

    上のほうで出てた技術ページを見ると100日程度は飛行できるみたいだけど、それでペイできるのかなぁ?

    まぁ、100日経ったら回収して消耗品を除いて再利用する前提なのかもしれないけど、元々結構な数を飛行させる必要がありそうだし、結構コストがかかりそう。

    こいつを複数と、衛星+衛星通信端末のセット、どちらが長期的にコストが下がるんだろう?

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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