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テンペラの科学 12
ストーリー by nagazou
マヨネーズ 部門より
マヨネーズ 部門より
headless 曰く、
顔料と卵黄を混ぜて絵具にする絵画技法の卵テンペラについて、ソルボンヌ大学の研究チームが物理化学面の特徴に関する研究成果を発表している(Ars Technica の記事、 CNRS のプレスリリース、 論文アブストラクト)。
卵黄などの粘性がある水溶性の素材をバインダーにするテンペラは中世に広く用いられた技法だが、これまでの研究はバインダーの特定や、どのように劣化していくのかといった点が重視され、物理化学の面ではあまり研究されてこなかったという。研究チームは中世イタリアの画家チェンニーノ・チェンニーニが残した絵画のガイドブックにあるレシピを用いて緑土の卵テンペラを作り、レオロジーと NMR リラクソメトリーを用いて水で練っただけの緑土との比較を行っている。
その結果、両者ともストレスが増すにつれて粘度は低下するものの、卵テンペラの方が粘度を維持していたという。これは卵黄のタンパク質と水分子、顔料が含む粘土の粒子がネットワークを形成することによるものであり、塗り広げやすさやカバー力を強化する。卵黄をバインダーとして使用することで、テンペラの柔軟性増加にもつながっているとのこと。
今回の研究成果は絵具におけるバインダーの種類の重要さに関する疑問をすべて解決するものではないが、バインダーと顔料が形成するネットワークについて新たな見識をもたらし、画家の考えをよりよく理解できるようにするとのことだ。
余った卵白の行方が気になる (スコア:2)
やっぱりお菓子だろうか。
日本では、細工師が卵白を接着剤代わりに使った結果、余った卵黄にいろいろ混ぜて焼いたものをおやつ代わりに食べてたのが、明石焼き(≒たこ焼き)の元祖だって説があるな。
Re:余った卵白の行方が気になる (スコア:1)
ちょっと前に見たこのまとめを思い出した。
https://togetter.com/li/1801232 [togetter.com]
Re: (スコア:0)
新潟で煎餅が大量に生産されているのも、似たような構造ですかね。
史学として (スコア:1)
卵テンペラのような容で残っているのだけど、
実際は、ありとあらゆる物を混ぜて見て試行錯誤した時代が有りますよね。
卵テンペラはその試行錯誤の末に行き着いた一つの手法です。
下品な話、尿とか血液を混ぜるとか、家畜の肝臓を混ぜるなんて実験も有ったそうです。
それこそなんでも有りだった時代が有るようです。
粘度? (スコア:0)
胡散臭い研究
経年劣化の話ならエアロゲル的な効果か泥壁の藁みたいな繋ぎのどちらかだろうに
Re: (スコア:0)
すげぇよ
実験手法やデータが間違ってるとかじゃなく、脳内ソース根拠にどちらかだろうにって発言できちゃうんだぜ
> 塗り広げやすさやカバー力を強化する。
しかも、経年劣化の話だと思ってる
本文すら読めてないときたもんだ
物理化学とは (スコア:0)
単に物理&化学という意味で使っているのか
それとも量子化学とか気体分子運動論とか化学熱力学とか(まさに物理と化学の中間領域)の意味で使ってるのか。
Re:物理化学とは (スコア:1)
有機溶剤は (スコア:0)
やはり耐久性が無かった!
テンペラー星人とエンペラー星人 (スコア:0)
極悪宇宙人がテンペラー、暗黒宇宙大皇帝がエンペラー、
手がハサミになってて持ちづらそうなのがテンペラー、身体が全身タイツっぽいのがエンペラー
ううむ、わかりづらい。
Re: (スコア:0)
金メッキの装飾品を金無垢だと言って売りつけるテンプラー星人
Re: (スコア:0)
NMRパイプテ...おや、誰か来たようだ