「サインイン」「ログイン」「ログオン」「ログオフ」の使い分けは必要か 130
言葉って難しいね 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
「ログイン」は昔の船乗りの用語だ一般人向けには「サインイン」を使えとする文献が紹介されて話題に、はあんまりなってないですね
今回のことの発端は『ログインは「アカウント識別を受けること」サインアップは「アカウントを新規に作ること」』というTweet。ここからログイン/ログオン/サインインの違いについて、オライリーの書籍でログインではなくサインインが望ましいと言っているものがあることが「(ログインを使うことを)かなりボロクソに書かれていましたw」と紹介される。この書籍とは「インタフェースデザインのお約束 —— 優れたUXを実現するための101のルール」というものだそうでこのなかの「英語ページではlog inではなくsign inを使え」の項目で曰く、
・log in は18世紀の船乗りが航海日誌に記入することから派生した言葉だ。ソフトウェアのユーザは18世紀の船乗りじゃない
・sign in なら「受付で氏名を書く」という現代の現実に沿っていてわかりやすい
・単語化した login (logon) にいたっては言語としてありえない
・なお日本語版訳者は日本語のサイトではログインも多いしそのままでもとしてちょっと日和っている感じだが、サインインに馴染みがないというのもいまさらどうかと。あと紹介者はたぶんここからログインを使うのは日本だけと言っているようだが引用部分だけではそうは読めない
・(日本語版の)初版はタイトル部の「sign」を「sing」と誤記♪
・オライリーさんのEbook Storeは「Sign In」のページから「ログイン」
といった主張がなされている
これに対して「情報工学的には意味と歴史のある単語。情報システムが一般人に普及して消されようとしてる。」とお嘆きの方が登場。こちらは、
・コンピューターにユーザ情報を与える行為としての「log in」はおよそ60年使われている。log inと言われて丸太を連想する人なんてそうはいない
・「航海日誌を書く」という行為は今でも「logging」。「logは木の端に申し送り事項を書いてたことから来ていて、紙の航海日誌を書くのにlogを使うのはおかしい。今でも木を使うならいいけど」と言っているのと同じ。
・sign in でも「手書きの署名で利用開始するシステム」なんて(ほとんど)ないのでおかしいとも言えてしまうが言わないだろう
・login と一語にすることについても明確に触れていないがその記述を使っていることから問題とはしていない様子
とlog in否定側の問題点を指摘している
さて皆様はどうお考えでしょう。ログイン/ログオン/サインインの使い分けかたを定められていたり、表記変更を要求されたりといった経験ありますか?
おまけ
・ちなみにlog onはonlineでのlog inからだそうだ。へー。なおWindowsはunixではありませんのでくらいでlogonらしい
・あとこんなのあんまり紹介もしたくないが、どこの世界に「loginはパスワードありlogonはパスワードなし」なんてこと言ってる人がいるんですかね???
アスキーのLoginはもともとLogonで創刊予定だったが (スコア:4, 興味深い)
直前になってアメリカ出張中の西社長から「こっちではログインだ、ログオンを誰も使ってないから誌名を変えろ」
と電話がかかってきてLoginになった。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ログアウト…
#全巻とってある
スラドは「ログイン」なんですね (スコア:3)
サインイン のほうが意味的にはあってる気はする。
サインアップ、サインアウトとも対応する感じするし。
Re:スラドは「ログイン」なんですね (スコア:1)
UnixやLinuxもloginだし、そりゃアレゲな老人会は断然login支持でしょう。
Re:スラドは「ログイン」なんですね (スコア:1)
テクノポリス派だっているんですよ!
Re: (スコア:0)
TOKIO !
Re: (スコア:0)
私はコンプティーク派です
Re:スラドは「ログイン」なんですね (スコア:1)
Eの付くやつが好きです
Re: (スコア:0)
そして、サインアウトとログオフを混同してサインオフを使ってしまうと。
Re: (スコア:0)
「ログオン」したら、メニューに「ログアウト」が表示されました……
パイルダーオン (スコア:2, すばらしい洞察)
パイルダーオン、がやっぱり正しい用語じゃなかろうか
# 兄貴の歌声に乗せて、ぱいるだぁぁあおーん、と叫びながら
Re: (スコア:0)
フェードインもよろしくお願いします。
Re: (スコア:0)
波動エンジン接続
Re:パイルダーオン (スコア:1)
フライホイールかな
Re: (スコア:0)
スイッチオンというのも
Re: (スコア:0)
偉大な勇者のファイヤー・オンも
Re: (スコア:0)
デュワ!
ログオン (スコア:2)
ログオンについて
とありますが、ログオンという言葉自体はメインフレームのころからありました。たとえばIBMのz/OSのドキュメントにも「システムへのログオン [ibm.com]」などという記述があります。
まあ、MicrosoftがWindowsにlog on/offを使ったのは「独自戦略」なのかも知れませんが。(そんなところで独自性を発揮されても……)
対義語 (スコア:1)
とりあえず使い分けは置いておいて。
サインイン/サインアウト
ログイン/ログアウト
ログオン/ログオフ
は揃えた方がいいのではないかと思う。
#SSO(シングルサインオン)は定着しているのにサインオン/サインオフはあまり使われてないような。
Re: (スコア:0)
サインオンはシャイニンオンとまぎらわしくて、君が哀しいことになりそうですし
log (スコア:1)
in/out, on/off の前の、log はどういう意味で使われているんだろう。
記録 の log なのかなぁ。
どこかに書かれてないものか。
Re: (スコア:0)
ストーリー内で説明されているように見えるのだけど?
Re:log (スコア:4, 興味深い)
実はその説明、間違いです。多分。
(Twitterの方では突っ込みが入ってる)
「木の端に申し送り事項を書いてたからログ(丸太)」なのではなく、「船の速度を図るための道具がログ(丸太)」。
船の上から紐付きの丸太or板を投げ入れて、紐がどれだけの速さで繰り出されるかで船の速度を測ったそうです。
で、日誌にこれを頻繁に記入したことから、航海日誌の方もログと呼ばれるようになった。
ちなみに、紐の繰り出される速さを知るために、紐には等間隔で結び目(ノット)が結んでありました。
これが、船の速度の単位であるノットの元。
Re:log (スコア:1)
ありがとうございます。
日誌がログなら、端末に記録開始、記録終了 になるんですね。
wikipediaに説明が出てました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3 [wikipedia.org]
何気なく使ってますが、意外と知らない。
活用 (スコア:1)
話はずれるけど、log inを現在形とか過去形にするときは、logging in、logged inで良いのかな。
変数名を付ける際に、ログインしようとしてるユーザアカウントはUsersLoggingIn、認証済みのアカウントはUsersLoggedInとか。
考えるのが面倒くさい&考えて微妙に間違ってるよりも頭の悪そうな機械的命名の方がマシか、と、LoginningUsers、LoginnedUsersとかアホっぽい名前で済ましたりしてるけど。
backup済み、とかも悩む。ってこっちはそもそも動詞じゃないから、backed upにもできないのかな。
イメージ (スコア:1)
コンソールを使う時はコンピュータの中に入るのでログイン、
デスクトップを使う時は中に入らず外から使うのでログオンのイメージがあります。
TomOne
ログオフは (スコア:0)
いつからサインイン、ログイン、ログオンの同種になったんだ???
Re: (スコア:0)
きっと若者の間では同種なんだ
区別にこだわる奴は老害なんだ
ログインは (スコア:0)
べーしっ君が連載されてたパソコン雑誌
Re: (スコア:0)
E-LOGIN [wikipedia.org]もお忘れなく。
そういや「イー・ログイン」なんて呼んでる人はいなかったなぁ。
# ゲームが買えなかったから雑誌で脳内補完とかしていたのでac。
Re: (スコア:0)
パトレイバーの世界で「情報処理の専門誌」とされていたやつですね。
リアルな世界でもASCIIより濃い記事が多かったのは事実(AhSKIには負ける)。
知ったことではないという感じ (スコア:0)
この本の主張として引用されているものよりは、「お嘆きの方」の思考の方が説得力がある。
まあ、本を読まずにそれを言うのもどうかというのはあるけど。
助太刀、火蓋を切る、抜き打ち、etc (スコア:0)
ソフトウェアのユーザは18世紀の船乗りじゃないからログインを使うなという主張なら、
現代に住む我々は武士じゃないから真剣勝負という言葉も使えなくなりますね
語源となった動作が廃れてても言葉だけが残るなんて一般的な事象なのに、何を言ってるんだとしか
Re:助太刀、火蓋を切る、抜き打ち、etc (スコア:1)
本来の意味からだいぶ離れてるけどすっかり定着したものなら load/save なんかもあるね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
底板一枚剥がしたら地獄
ファイルの権限設定一個間違えたら解雇
似たようなもんかもwww
(船乗り用語から借りた無線用語、飛行機用語、コンピュータ用語多すぎ
Re:助太刀、火蓋を切る、抜き打ち、etc (スコア:1)
航海中は結構な期間が外部の人間が介入できない閉鎖空間として共同生活をすることになるため、人間関係などで衝突が起こるとダイレクトに身の安全に影響します。
それを避けるための手段の一つとして日々の記録が重要ってのはあると思います。
また昔の海運は難破、漂流、海賊、べた凪ぎで大幅遅延などリスクが高いものだったため、損害保険やリース、共同出資など金融関係の歴史にも関りが大きいです。
また測量などの技術的改良でリスクを下げる余地が大きかったため、先端技術がどんどん投入された分野だというのもあるでしょうね。
パスワード/PINコード/暗証番号 (スコア:0)
コイツラの使い分けもわからんです
Re:パスワード/PINコード/暗証番号 (スコア:1)
(わからないのが)わかる。最近、確定申告したら面食らった。
・利用者証明用パスワードとは、マイナンバーカードに搭載されている利用者証明用電子証明書のパスワードであり、数字4桁のもの [nta.go.jp]
・利用者識別番号の(中略)暗証番号は半角文字の数字又はアルファベットで8文字以上50文字以内で設定したもの [nta.go.jp]
Re: (スコア:0)
一つのIDに複数の認証経路を設定して各々個別の認証パターンを適用する設計が理解できない
認証を複雑化するとユーザが覚えるべきパスワードが増えて混乱させるだけ
Re:パスワード/PINコード/暗証番号 (スコア:1)
PINも、Number なので本来は数字ですね。
あとパスフレーズもあります。
1画面上ですでに矛盾 (スコア:0)
「かなりボロクソに書かれていましたw」というツイートを見に行ったら、Twitterのページ最下段に
と表示されていたのですが……。
Twitterは英語でも"Log In"ですよね。
Facebookも、日本語版が"ログイン"、英語版が"Log In"。
Googleはちょっと変則的で、日本語版が"ログイン"、英語版が"Sign in"。
AmazonもGoogleと同じく、日本語版(amazon.co.jp)"ログイン"、英語版(amazon.com)が"Sign in"。
正直、「超悲惨」とか言うほどのものかね?
日本語で言えばこういう問題は生じない (スコア:0)
分かりやすく日本語を使おう。
サインアップ=利用登録
サインイン、ログイン、ログオン=利用開始
サインアウト、ログアウト=利用終了
Re: (スコア:0)
日常的に行なうサインイン、ログイン、ログオンや、サインアウト、ログアウトだけならいいのたけど
稀にしか行わない「サインアップ」がたいていは表示が目立っていて(サービス側からはユーザー増やすほうが儲かるだろうから)
ログインのつもりでサインアップを押してしまい、チッと舌打ちして戻るというのを完全には避けられていない。
「イン」や「オン」も「登録」のイメージと結びつけても決して不自然には思われないし、アップも、「上に昇る」からオフやアウトと比較しても、前に進んでサービスを利用できるところに移るイメージとむすびつきやすいので、混乱が生じてしまう。
Re: (スコア:0)
どこのだか忘れたけど、大学にあったメインフレームが「ログオン」だったな。
Re:同じ名称を使いたくないと言うだけのMSの悪癖 (スコア:1)
富士通だったかな
logon tss
Re:同じ名称を使いたくないと言うだけのMSの悪癖 (スコア:1)
ディレクトリでしたね。
コマンドだってcdとかmkdirだし。
TomOne
Re:同じ名称を使いたくないと言うだけのMSの悪癖 (スコア:1)
ディレクトリ移動はcdです。
TomOne
Re:どっちもどっち (スコア:1)
何年か前に「社内SE」がもてはやされたけど続かなかったのは、IT介護のつらさが周知されたせいか。