
外耳道にハエトリグモが入り込んでしまった女性の症例 32
ストーリー by headless
症例 部門より
症例 部門より
台湾・台南市立医院で左耳の騒音を訴える64歳女性を診察したところ、外耳道にクモが入り込んでいたそうだ
(NEJM の記事、
Ars Technica の記事、
動画)。
女性は 4 日前から左耳の中で生き物が動き回る感覚があり、パチパチ・カチカチ・カサカサといった騒音が聴こえるようになって眠れなくなってしまったという。
耳鼻咽喉科で耳の中を調べると、左耳の外耳道に小さなクモと抜け殻が見つかる。鼓膜に異常はなく、クモと抜け殻は耳鏡を通じて挿し入れた吸引カニューレで取り除き、女性の症状は解消したとのこと。このクモは非常に小さく、巣を作らないハエトリグモの若い個体とみられる。
外耳道にもっと大きなクモや昆虫が入り込んだ場合は暴れて耳を損傷しないよう、事前にリドカインやエタノールの滴下で殺しておくことが推奨される。ただし、鼓膜に穴が開いている場合に液体の使用は禁物とのことだ。
女性は 4 日前から左耳の中で生き物が動き回る感覚があり、パチパチ・カチカチ・カサカサといった騒音が聴こえるようになって眠れなくなってしまったという。
耳鼻咽喉科で耳の中を調べると、左耳の外耳道に小さなクモと抜け殻が見つかる。鼓膜に異常はなく、クモと抜け殻は耳鏡を通じて挿し入れた吸引カニューレで取り除き、女性の症状は解消したとのこと。このクモは非常に小さく、巣を作らないハエトリグモの若い個体とみられる。
外耳道にもっと大きなクモや昆虫が入り込んだ場合は暴れて耳を損傷しないよう、事前にリドカインやエタノールの滴下で殺しておくことが推奨される。ただし、鼓膜に穴が開いている場合に液体の使用は禁物とのことだ。
知人の場合 (スコア:1)
数人で夜の室内でダラダラしていたら、一人が突然「あ、耳に何か入った」と言い出した。
動くような音がずっとするということで、虫かもしれないと大騒ぎに。
明りにひかれて出てくるかもしれない、ということで周囲を暗くして耳に懐中電灯の光をあてたりしたが効果なし。
本人は「鼓膜を破って脳に行ったらどうしよう」と悲愴な表情。
結局、救急病院に行って診てもらったら、医師は「いますね」と耳へ油のようなものを注ぎ込んだそう。
数分間まって「ガサゴソ」という音がとまったところで、ピンセットで取り出してくれたそうです。
種類はよくわからないものの、やはり蛾のような小さな虫だったとのこと。
無事に生還した友人をみんなで「良かった良かった」と慰めてあげました。