オーストラリア、温暖化でウミガメの99％がメスになる

あるAnonymous Coward 曰く、

オーストラリア北東部のグレート・バリア・リーフは、太平洋で最大かつ最も重要なアオウミガメの繁殖地。ウミガメの性は、卵にいるときの温度で決まるとされ、温度が高くなればメスが増える。気候変動によって気温や海水温が上昇している昨今、メスの方がわずかに多いと科学者たちは予想していたという。

ところが予想を大きく上回る結果が出た。少なくとも116対1の比率でメスの数が圧倒的に勝っていたことが明らかになった。米国ハワイ州にある海洋大気局（NOAA）IRCに所属するウミガメ専門家のカムリン・アレン氏は「ほんの一握りのオスに対してメスが数百頭です。ショックでした」と語っているという。

さらに1200キロほど北にあるレイン島ではほとんどメスのウミガメしか生まれていないらしい。他にも、研究対象となったウミガメのだいたいの推定年齢から、海水温の上昇でサンゴの白化現象が深刻化しているグレート・バリア・リーフ北部で、オスに対するメスの比率が年を追うごとに拡大していることが判明したとしている。

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