Intel、49量子ビットの量子コンピューティングシステム開発に成功

あるAnonymous Coward 曰く、

Intelは1月8日、49量子ビットの超伝導テストチップ「Tangle Lake」(開発コード名)の開発に成功したことを発表した。テストチップにおける量子ビットのふるまいは超伝導によるもので、極度に低温の状態に置くことで「量子もつれ」状態になるという。Intelは2017年10月に、17量子ビットの超伝導テストチップを量子研究のパートナー企業であるQuTechへ出荷を始めていた。

従来のコンピュータが、0と1のどちらかの状態を取る「ビット」を扱って計算するのに対し、量子コンピュータは0と1の両方の状態を同時に取りうる「量子ビット」（キュービット）を用いて計算する。量子コンピュータは、従来型のコンピュータが処理できない問題を解決する可能性を秘めているが、そのためにはより多くの量子ビットを扱う必要がある（ITmedia、マイナビ、Slashdot）。