火星の南極に液体の水の地底湖を発見
タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、
イタリアの研究者らによる国際天文学チームが25日に米科学誌サイエンスで発表した論文によると、火星の南極の氷床の下に、幅20kmほどの巨大な地底湖が存在することが明らかになったという(時事通信, 朝日新聞, AFPBB, Slashdot)。
これはESAの火星探査機マーズ・エクスプレスの2012年から2015年にかけてのレーダー観測の結果を分析して判明したもの。この湖は、南極の厚さ1.5kmの氷床の下に位置しており、水温はマイナス70℃と極めて低いとみられるが、氷床の圧力と塩分などの不純物により液体の状態を保っていると推測されている。
これまでの火星探査では水は氷の形でしか確認されておらず、液体の水が確認されたのは史上初となる。湖は液体の水を湛えるとはいえ極めて厳しい環境ではあるが、単細胞生物などが生存している可能性はあるとのこと。
火星の南極に液体の水の地底湖を発見 More ログイン