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スラッシュドット

スラドの hylom 編集長、退任

タレコミ by headless
headless 曰く、

既に本人が日記で報告されているのでご存じの方も多いと思われるが、編集長として長年スラドを率いてきたhylom氏が6月30日をもって退任した。

hylom氏は2008年にOSDN(現アピリッツOSDN部)入社。編集者として最初に掲載したストーリーは「英国におけるオープンソース非採用の理由とは」というものだった。編集長就任時期については諸説あるが、当人曰く2010年とのこと。編集長在任期間は初代Oliver氏、2代目mhatta氏よりも長い。これまでにhylom氏が掲載したストーリーは28,173本。スラッシュドットジャパンとしてスラドが始まって以来、掲載された全ストーリーの半数近くを掲載したことになる。

編集子はhylom氏が雑誌編集者だった当時からの付き合いであり、その縁でスラドの編集者としてお誘いいただいた。今になって話を聞いてみると、hylom氏が編集長に就任した頃だったようだ。誤字が批判されることも多かったhylom氏だが、個人的にはタレコミで悩んだ部分をまるで知っているかのように直してくれる、信頼できる仲間であった。なお、スラドFAQにある「スピードを重視しているから~多少の間違いは仕方ない」というのは、かつて本家と呼ばれていた米Slashdotから継承(現在は削除されている)したものである。

スラドはみなさんのタレコミとコメントで作られている。本来、元記事からのコピペやリンクのみといったタレコミはほぼ採用しないことになっていたが、近年はこのようなタレコミが大幅に増加した。背に腹は代えられなかったのか、平日に掲載されるストーリーの半数以上は実質、このようなタレコミを元にhylom氏が書き下ろしたものだった。hylom氏によれば1本あたり15分ぐらいしか時間がかけられなかったとのことだが、大変なスピードである。うっかりリンク先の記事を読み始めようものなら、15分は軽く過ぎてしまう。

これについて tamaco曰く

10年間以上、投稿された記事の編集・公開を行っていた。1記事あたり編集にかける時間は原則15分まで、基本的には10分以内に片付けるというルールでやっていたのには驚かされた。

スラドのタレコミシステムを持続可能なものにするには、ストーリーとして掲載される前から読んでみたいと思うようなタレコミが不可欠だ。タレコミする際はタレコミガイドを参考にしていただけるよう、この機会を借りてスラドの皆さんにお願いしたい。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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