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日本

特許庁がシステム刷新のための新計画を発表 60

ストーリー by reo
失敗してもいいという斬新な特許で 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

先日、特許庁は業務システムの刷新プロジェクト中止を発表したが、このたび新たなプロジェクト計画を発表した (ITpro の記事特許庁の施策情報より) 。

計画書によると、既存のシステムを稼働させたまま段階的にシステムの置き換えとシステム構造の見直しを進めていくという。工程は 10 年程度の見込みで、まず前半 5 年で外国語特許文献の検索環境強化や新たな意匠・商標制度などへの対応を行うという。続いて後半 5 年ですべての業務についてシステム構造の簡素化やリアルタイム化を進めるという。

特許庁にとってはまさに「失われた 10 年」だが、今後 10 年でこれを取り戻せるのだろうか。もう失敗は許されない。

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  • by iwakuralain (33086) on 2013年03月21日 16時31分 (#2347522)

    前回いろいろとやらかしたところは最低限外してください

  • って感じになるのは僕だけ?

    特許庁発行のPDFより引用

    現行の特許庁システムにおいては、審査官が照会可能な文献を蓄積するデ
    ータベースと、ユーザーが照会可能な文献を蓄積するデータベースが別個に存
    在しており、相互に重複する文献が存在するなど、文献が一元管理されていな
    い状況となっている。

    コーヒー吹いたw

    まぁでも

    システムの刷新を段階的に進める際、これまでとは異なり、複数の個別プロジェク
    トが相互に依存しつつ1つの大きなプロジェクトが構成されることとなる。したがって、
    これまで実施してきた監理手法に加え、プロジェクト間の調停等、個別プロジェクトの
    整合性を確保すべく、監理する手法も必要となる。また、原課と情報システム室との
    連携を強化させるとともに、プロジェクトの知見・ノウハウを確実に継承する体制も求
    められる。そこで、プロジェクト全体を監理する組織(特許庁PMO)を新たに構成し、
    全体監理機能を強化する。

    との事なので、何とか・・・PMO次第?

    って事で、け~せら~せら~~~~~~~~

    #「特許庁PMO」って響きは何かカッコ良いなw

  • by duenmynoth (34577) on 2013年03月21日 13時05分 (#2347381) 日記
    そのザックリな予定もどうかと思うけど、
    それ以前に、新機能の追加をした後に内部の精査をするってどうなの?

    もう一度同じ失敗をしないためにも、まずは既存システムの精査が第一目標だと思うんだけど・・・

    #なんかまたやらかしそうですね
    • by crystalmachine (46011) on 2013年03月21日 15時52分 (#2347504)
      そもそも、分析から導入までを一つのプロジェクトにすることに論理的矛盾があるんだよね。分析してみなきゃ実装のための工数なんか 見積もれるはずないのに。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        でも、実装する(気のあるやつ)奴が分析しないとどれくらいかかるかわかんないんだよねぇ。
        分析だけする奴は作る気ないから見栄えの良い資料だけしか出力しないで
        枝葉末節として大事な「特異点」を隠してしまったりするし。

        問題は分析結果が正しく出ているのか検証できるやつが顧客側に居ないことだな。
        その後の工程がちゃんと流れるレベルの資料が出ているかという検証ね。

    • これって壮大なプロトタイピングだよね。

      どの時点で固めるかが肝になるかな。
      --
      〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
      親コメント
    • by Gu-tara*,(._.),* (38869) on 2013年03月21日 14時41分 (#2347463) 日記

      既存システムを把握できる人間がいないってことでしょうねぇ、恐らく。>内部精査
      まともなPMがいたら、もっとスケジュールとか工夫されてると思うんだけど。

      周囲のプレッシャー(機能追加要請とか)溜まり過ぎちゃったから、
      なんとかこれでやるよ!、みたいなプレスに読めるんだが、
      あんだけ大規模なシステムの整備をしないで、周辺ばっか五月雨式に開発しちゃうと、
      どっかの通信会社の基幹システムみたいに、ニッチもサッチも行かなくなりそうな気がします。

      前半5年で遅延しまくり、後半の5年にDB統合とか現実的でない状況になってそうな予感。

      御役所はSE専門部隊を作るべきだと思うんだ。企業並みに。

      親コメント
      • by crystalmachine (46011) on 2013年03月21日 15時43分 (#2347500)
        既存システムって大きなリスク要因なんだよね。蓋開けてびっくりってことがあっても、後戻りできなくて、デスマーチっていうパターン。
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        またまた。
        このご時世に公務員を増やせって話をするわけ?

        • by Anonymous Coward

          なぜ、いまいる人が担当も変わらず、失職もしないのが前提なんですか?

    • by Anonymous Coward on 2013年03月22日 0時48分 (#2347743)

      既存システムを精査しても、あまり意味がありません。
      大げさに言うと、ジョブフローとそれを補佐する機能が少しあるだけだからです。
      (それだけに、ホストの時代から運用が可能だったのです。)

      庁には2000人以上の職員がいて、かなりの職員が独自のイレギュラーな運用を抱えています。
      これを正面からキャッチアップしようとして破綻したのが前回。
      庁内でも要件が整理されてないし、どんだけヒアリングしても新しい要望や仕様が出てくる。
      これに国内法や国際条約が絡んでくるので、数人の天才を集めても正攻法ではどうにもならないでしょう。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        2000人も職員がいて何やってるんだか。無能の集まりなの?
    • by Anonymous Coward

      大丈夫!今度はどんなクソの塊が出来上がっても絶対に採用させますから!

      • by Anonymous Coward

        できないから問題になった。

    • by Anonymous Coward

      既存システムの精査をして、その成果ドキュメントもあるのに、
      それが何の役にも立たなかった上で、現在があるんです。
      学習した結果が、
      まずは「最低限必要な機能」から改修して、
      それからその改修を達成したベンダーにシステム自体の改修をさせる、
      という二段階管理なのでしょう。
      次も5年かけて精査させたけど成果ゼロだったら誰か責任とるんですか?

      • by Anonymous Coward

        >>成果ゼロだったら誰か責任とるんですか?

        勿論、東芝だな。

    • 改修規模が小規模になるほど、
      値引き合戦にならず適切な入札ができます。
      適切ならば、現行システムを保守しているNTTデータが受注し、改修することになるでしょう。
      現行システムを知ってるSEに来てもらえれば、何も知らないSEが並んで討ち死にすることはないはず。
      めでたしめでたし。
      とにかくNTTデータに頭下げて改修してもらって、
      その間にノウハウをためて改めて他の業者を見繕うもよし、
      特許庁にその能力がないなら、結局新システム開発は現行業者に頼むしか無いという決定的結論が得られるでしょう。

  • センスがあって、疎結合なシステムを考えられる人。
    それを実装できる人。
    元ハッカーにして今もpythonで日曜プログラミングしているような、そんな責任者。

    --
    新人。プログラマレベルをポケモンで言うと、コラッタぐらい
  • 超上流の有名な所がつくるより、2〜3次請のある程度実績ある小規模なところが直接受託/開発した方が良いものが出来ちゃったりしてね(・∀・)
    • by Anonymous Coward

      規模が小さいシステムならね

      • by Anonymous Coward

        規模ってどれくらいなんだろ。

        最近は数百万人サービスを50名程度で動かしているところもあるし、規模(データ量?)の大きさは問題にならないんでは。
        結局大手が持っているのは政治的なテクニックであって、技術じゃないし。
        サービスは簡素だけど、500万人サービスを20名以下で動かしていて、数年データロストも無い事例を知っていると、特許データベースくらいのものを大手が作るのは却って損なんじゃないかと思ってる。

        今調べると、Dropboxが5000万人を200名で支えているようだし、Evernoteは3800万人を230名で動かしているとか(サポートなども含む)。

        • >規模ってどれくらいなんだろ。

          最近、ちょっと面白いなと思ったのは、「規模」といった時に、

          1)システムの複雑さを示す
          2)ユーザ数の多さを示す

          と意味が違ってる場合があるんだよね。
          webサービスに関わってる人だと2)を意味することが多いような気がする。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            分かりやすくEvernoteとかあげたけど、あれだってかなり複雑だぞ。
            数千万人が一斉にアクセスすることも理論上は想定しないといけないし、データの整合性に対する要件だって、本来かなりシビア。

            違いは、開発の主導権を誰が握るかじゃないか?

            • by Anonymous Coward

              >数千万人が一斉にアクセスすることも理論上は想定しないといけないし、データの整合性に対する要件だって、本来かなりシビア。

              数千万人分が一つ所にあるのならばそうかもしれんけれども、そうならないようにするのが今時のサービスの肝だろうと思う。
              それはそれで大変なところはあるだろうってのは勿論なんだけれども

              >違いは、開発の主導権を誰が握るかじゃないか?

              つまり問題は開発チーム(会社?)の規模だったのか

        • by Anonymous Coward

          外から見た規模の問題ではないのでは?

          DropboxやらEvernoteは作った側が機能、使い方を規定していて
          データとしては個々のユーザに対して整合性が取れていればいいわけなので
          この話題とはかなり状況が違うと思う

  • by Anonymous Coward on 2013年03月21日 20時22分 (#2347642)
    分析、要件定義可能な状態にするためにまずは10年かけて特許庁の業務自体をスリム化する、なんて事態になったりして(笑)。
    • by Anonymous Coward

      10年かけるかは置いておくとして、実際にそれが一番まともな解決だと思う…

  • by Anonymous Coward on 2013年03月21日 21時23分 (#2347670)

    もう人海戦術でデータベース作りなおしちゃったほうが早いんじゃないの?

  • コンテスト形式で。
    1チーム5人だとして10チームで50人。
    1人単価1000万円だとして50億円。
    最終的に採用されたチームにはボーナス5億円(1人あたり1億円)
    55億円でできる。
    どのチームも死ぬ気でやると思うよ。
    我ながら完璧すぎる計画だ。

  • by Anonymous Coward on 2013年03月22日 4時29分 (#2347766)

    まずXMLのタグ構造を1年ぐらいかけて設計しろ
    そんで、3年ぐらいかけてタグ付け&打ち込み
    その後どういうデータベースにするか考えろ

    元ができてれば後はどうにでもなる

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