
Googleのソフトウェア・エンジニアはこんなことをしています 76
ストーリー by yoosee
動くものを作ってナンボ! 部門より
動くものを作ってナンボ! 部門より
5月31日に開催されたGoogle Developer Day 2007で鵜飼文敏氏が行ったセッション「Software Engineer in Google」の書き起こしとして、へ〜たのめも:Google のソフトウェア・エンジニアリングという記事がポストされています。 Googleの待遇や業務方法などは今まで色々な形で報道されていますので、20%ルール(全てのエンジニアは、20%の時間を自分が重要だと思うプロジェクトに費すことが出来る)など有名なものも含まれていますが、目新しいものも多く、非常に興味深い内容だと思います。
エンジニアの皆様、Googleのソフトウェア・エンジニアの仕事を見てどんなことを感じましたか? ぜひ御意見をお聞かせください。
真似できるところとできないところ (スコア:5, 興味深い)
社内コミュニケーションが円滑で活発だというのは、どこの会社でも少なからず取り入れられる点だと思う。他人が作った/作ろうとしてるものにバンバン口を出す(どころかパッチまで投げる)という風潮はすごく生産的。そこまでいかなくても、社内で他の人が何をやっているのか把握する/把握できるってのは画期的だと思う。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, すばらしい洞察)
つまり「売れるかどうかは考えない」とは技術者が素人マーケッターごっこは止めろとも読める。
この部分が一番感じ入って
・社内のデモ・サイトで使われなかったり、Google Labs で人気が出ないヤツはまずダメ
という、高度な職人同士の評判で決まる思いの外厳しい世界かも知れない。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:0)
サービスがあったりしたのかなという妄想。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:0)
単純計算で8時間の20パーセントって、2時間切るくらいでしょう?
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, すばらしい洞察)
んな暇あったらサビ残してねぇよ
ってなりそうだ
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
結局、企業側からは「今あるプロジェクトだけをやるのではなく、別の視点を取り入れたものを作ってほしい」というわけなんでしょうか?
つまり、別の分野に足を突っ込んでそれをフィードバックさせることを望んでるのではないかと
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
#多分冗談なのでID
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
分量の問題ではなくて契約の問題ではないかと。完全に自社開発で固定の顧客が存在しない仕事ばかりの職場であればいいのでしょうが、他所から仕事をもらってきている会社や、自社開発でも固定の顧客が存在して人月単位とかで開発費を頂いているようなケースではまず不可能です。
そもそも日本は純然たるソフトウェアベンダー自体が少ないからなー。。。
むらちより/あい/をこめて。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1, おもしろおかしい)
「20%か。うちだと5時間ぐらいだな」と上司が言うんです。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
あ、これ [pya.cc]か。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:真似できるところとできないところ (スコア:0)
いや、「実現しようと思えば実現できる」といいだすと大概のことはできるという結論にならざるをえないんですが、「20%ルール」はなかなかできるもんじゃないと思いますよ。
就業時間のうち20%=1/5なわけで、固めてみると月から木まで仕事して、金曜日は好きなことしていいってわけでしょう? 世間で週休三日なんて制度の会社がほとんどない現在、そう簡単に実現できるとは思えません。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, 興味深い)
むしろ、「普段から100%の力で仕事している」というのが事実なら、
体力的にも精神的にもきつくないですか?
ほとんどの人は、現在の職場のままでも20%の余力をヒネり出すことは
可能だと思うし、今の職場でそれができないというのなら、職場を変えたと
しても(それこそGoogleに転職したとしても)やっぱり難しいと思いますよ。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, すばらしい洞察)
就業時間の 1/5 を自由時間として良いというルールは、あくまで Google という組織のためのものだと思います。
確かに技術者のモチベーションやスキル向上という効果もあるでしょうがそういう側面だけでなく、組織全体への貢献がそこに無ければ実施する価値はないのでしょう。
つまり、真似すると言っても、20% ルールでの時間を役立たすことのできる技術者が集り、それをイノベーションに繋げられるだけの枠組みを持つ組織でなければ意味がないのではないでしょうか。
そう言う意味で IBM はありそうですが、IBM の力はどちらかというとトップダウンで発揮されているイメージなので微妙かもしれません。いや、IBM にもそういうベンチャー気質なところがありそうにも思えますね。(根拠無しの主観です……)
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
1日16時間×31日の20% ⇒ 約100時間ですね
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, 興味深い)
20%ならまだ分からないでもないですが、50%ともなるとどうやって実現してるのかすごく気になるところです。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, 興味深い)
サイボウズではなくて、サイボウズ・ラボですよね。
与えられたテーマ以外に自らテーマを探し研究せよ
そして成果を出せということでしょう。
Googleもそうですが20%ルールから成果を出すことが
強く求められているわけで、正直羨ましくはない。
It's not who is right, it's who is left.
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
そんな暇あったらまともな製品、まともな調査、対応やってくださいって言いたい。
# IDでいいや。本当だから
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
さすがに本体で50%ルールというのは無謀でしょうが、
研究部門を独立させた会社のようですから、50%でもOKなのでしょう。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:2, 興味深い)
それが立ちゆかなくなって(一般業務と研究開発との剥離が出てきて)、サイボウズラボを立ち上げたんじゃないかと勘ぐってみたり…
Re:真似できるところとできないところ (スコア:0)
いいですねぇ
プロジェクトの掛け持ちがたった2つなんですよね?
# ウチは、33%ルールだったり20%ルールだったりとかそんな話じゃない?
Re:真似できるところとできないところ (スコア:0)
# 日本の企業だと、最低日数が決まってる有給でさえ満足に取れないことも多いしね。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1, すばらしい洞察)
好きなこと=技術で遊ぶこと
だったりするんじゃね?
そういうのを禁止するのは非効率的だと思う。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1, すばらしい洞察)
月ー金の内一日を割り当てるか、毎日毎日、少しずつ時間を捻出するかは、社員に任せられていて。
そもそも「20%ルール」を「一日は休日」なんて読んでいる時点で、伝わっていないのでは・・・
当然、20%ルールに関しても評価されるわけでしょうし。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1, 興味深い)
10%から30%は技術の取得に当てないと新しいものについていけなくなったりする。
出来る人のほとんどは自腹を切って勤務時間外で身に着けているわけで、デスマってくるとそれも上手く回らない。
改善や提案が出来ない企業はつぶれるでしょう。
そうして受託開発をやめ、楽をできる偽装請負ばかりになっていくのです。技術力は求められない、むしろ低いほうが喜ばれる、と。
結果、技術者が消えていくのです。
Re:真似できるところとできないところ (スコア:1)
流用と手順のノウハウが貯まっていくので、類似の案件を拾っていければそれなりに儲かるんですがね。
「Googleでは、偉い人ほどコードを書きまくっている」、なんて素晴らしい (スコア:4, 興味深い)
ただ、だから「Googleいいな、転職したい!」とはストレートには思わない。
Googleならよりよい職場ではあるだろうけど、大部分は今の職場でも実践
できることだと思います。(とはいえ、いくつかは自分の職場で実践して
いるものの、自分と同等の技術者が多くいないとなかなか難しいところも
あり。そこは正直羨ましい)
ここ、テストに出ますね。;-)
なにより高いモチベーションが持続する環境じゃないと、良い仕事はできない。
でも、「今の職場はダメダメだから…」で逃げちゃだめ。ダメな職場なら、自分
から率先して「よく遊ぶ」。
Re:「Googleでは、偉い人ほどコードを書きまくっている」、なんて素晴らしい (スコア:2, すばらしい洞察)
管理しているんだなということです。
よく言われるエンジニアの自由さというよりも、そういう部分が
googleの強さの一因ではないかと思います。会社レベルだけでなく、
個人レベルでも取り組めることだとは思います。
しかし、己を律し続けるのは人間難しいですから、googleは仕組み
に人を乗せてうまくエンジニアが潰れないようにしてるのではないかなと。
人材がコアコンピタンスだとよく言われますが、それを地でいってますね。
#成果主義やってるところは日本の企業でも多いと思いますが、
#うまくいってるところはそう多くないような……
一方スペインでは (スコア:1)
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一方ドイツでは (スコア:0)
Re:「Googleでは、偉い人ほどコードを書きまくっている」、なんて素晴らしい (スコア:1)
# 一般企業の「偉い」人は、「金を儲けられる人」
# Googleの「偉い」人は、「金になる人」?
そーんな評価システムが欲しい!♪
自分の状況と比べて一番の違いは、 (スコア:4, 興味深い)
“単体テストはプロジェクト横断で実施する部隊が存在し、動かないと「直せ」といえる”
という点ですね。単体テストは開発担当がやっているものとしてエビデンスの整合性を目視確認するだけで精一杯なテスト部隊が現状です。
これをやれないのがGoogle式と現状の大きな違いだな、と思ったのは、
“他人のプロジェクトでも構わずにバグを見つけてパッチ書いて送りつける。”
という点ですね。その次に大きい違いは、
“プロジェクトは2~6名程度の規模で、詳細を別に書き出さなきゃいけない場合は別のプロジェクトにする。”
ってところですね。
ここからここまでが俺のプロジェクトって意識をエンジニアが持ちすぎているのは、作業の実質が2次請け以下の下請けさんに分割して投げなれていることと、その下請けさんにぶら下がっている派遣さんが“決められた仕事の分だけをキッチリやらせていただきます”となってしまっているからでしょうね。
改良できるアイデアを実装してみて他人のレビューを受けるなんてことをフツウにスムーズに実践するまでに、いくつもの垣根や障害を取り払わなければならない。実践する頃にはアイデア自体が陳腐化してしまう。
それでも、よりよいものを作り出さなければ利益が減るのは確実で、どうにかしなきゃならない。
では、調整と管理を強化して効率的なプロジェクト遂行をしようなんて生涯を増やすだけの後ろ向きな動きが勢いを得てしまう……
こんな現状で、20%を関係のないプロジェクトに力を振り向けても、新しいアイデアには結びつきにくいでしょうね (アイデアよりも自分の興味を満たすだけで空費されるでしょう)。ヘタすると、アイデアを思いついても出さずにおいて起業されかねないなんて余計な危惧を管理層に抱かさせるかもしれませんし。
底には、大きさが決まったパイの再割り当てとしてしか機能・発想しない日本のソフトウェア屋さんと、新しい市場やリソースを開発して競合社が分割するという機能を担っている亜米利加のIT屋さんの違いもあるでしょう。
※エライやつはエラクないやつより多くのコードを書け!ってのは、是非とも日本に取り入れるべきルールですね。
日本式だめっすよ~ (スコア:2, すばらしい洞察)
違う違う、強制されてやったら意味がないw
コードを多く書いている奴が尊敬される
もっと極論するとコード書けない奴は偉くない。
(あと屑コードを書く奴は屑、と)
こういう企業風土が必要なのでは。
# 寧ろどこまで上に行っても甘える場所のない戦場とも・・・
Re:日本式だめっすよ~ (スコア:1)
自社パッケージ開発オンリーだったらまだしも・・・。
資金を何とかしたり、社員にヒアリングして興味を持ちそうな仕事取ってきたり、
優秀な助っ人を引っ張ってきたり、プロジェクト全体の段取りをキッチリしてたり、
そういう仕事こそをしっかりして欲しいです。
受託開発メインの会社の場合、「コード」レベルの問題でピンチになることは
ほとんど無いですので。
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
Re:日本式だめっすよ~ (スコア:1)
> 優秀な助っ人を引っ張ってきたり、プロジェクト全体の段取りをキッチリしてたり、
> そういう仕事こそをしっかりして欲しいです。
Googleではこういうのは上ではなく横の人がやってくれるってことですかね。
技術者は生涯一技術者としてやっていけると。
マネージャとエンジニアは違う職種なのに、レベルあがるとクラスチェンジしなきゃ
ならんってのが多いですからね。
そういった意味では、Googleってエンジニア以外の人たちってのもものすごい
人たちなんでしょうね。
Re:自分の状況と比べて一番の違いは、 (スコア:1, おもしろおかしい)
間違いなくコピペだらけのコードが横行しますな。
Re:自分の状況と比べて一番の違いは、 (スコア:1, 興味深い)
「もう決まったことだから」「今から全体の合意を取れない」と却下され、
若いころは悶々としていました。
結局客先からの改良要望に対してのみ四苦八苦して修正している現実。
今は自分のプロジェクトの中にだけ、工程に改良期間マージンをこっそり入れて対応してます。
いくら上流設計に力を入れても、動かしてみてはじめて分かる問題というのは消しきれないよ。
Re:自分の状況と比べて一番の違いは、 (スコア:1)
改良、改良期間マージンについて見積上どのように取り扱っていますか?
Re:オフトピ(Re:自分の状況と比べて一番の違いは、) (スコア:1)
まさしく「証拠」です。
ここでは、「開発担当がやっている単体テストの結果 (証拠) を検証して、その整合
性を目視で確認するのが精一杯」なテスト部隊の現状を憂いているのでしょう。
でも、それってテストではなく検収では?
で、成果物は? (スコア:0, 興味深い)
どうもイマイチな成果物 [google.com]が多い気がするのは、私が天才についていけてないからでしょうか
Re:で、成果物は? (スコア:1)
私はかなりレベルの高い開発ができていると思いますが。
Google Maps とか、いまいちですかね?
Re:で、成果物は? (スコア:1)
ヲヒヲヒ (スコア:0)
Re:日本では (スコア:0)
コンピューター関連で無いなら、しょうがないと思いますが...
まさか、ソフトウェア開発が仕事の人で Google 知らないなんて。いくら日本でもそんなことは無いでしょう?
冗談だよね?
.. まさかね ..
Re:日本では (スコア:0)
ご想像の通り、経験10日ぐらいのスキルでした。
Re:日本では (スコア:0, オフトピック)
それがGoogleという名前の会社によって提供されているということは知らない
という人は、たまに見かけますね。
Re:日本では (スコア:1, おもしろおかしい)
それがソフトバンクという名前の会社によって提供されているということは知らない
という人は、たまに見かけますね。
Re:日本では (スコア:2, 参考になる)
>それがソフトバンクという名前の会社によって提供されているということは知らない
>という人は、たまに見かけますね。
そんなこと私の周りは100%誰も知りません。
Yahoo!JAPANはヤフー株式会社によって提供されていますから。
ソフトバンク株式会社が40%以上の株を保有しているのは知っていますが。
http://ir.yahoo.co.jp/jp/holder/status.html [yahoo.co.jp]
It's not who is right, it's who is left.
Re:絶対いると思うんだ・・・ (スコア:1, おもしろおかしい)