
IE8、「正しくレンダリングできないページ」リストを使って互換性をアップ 103
ストーリー by hylom
延命させなくて良いです、 部門より
延命させなくて良いです、 部門より
aac 曰く、
Internet Explorer 8はWeb標準規格に準拠した動作を行う「標準モード」と、過去の(非標準な)IEと互換性のある動作を行う「互換モード」の2つが用意されており、デフォルトでは標準モードでのレンダリングを行うと言われています。しかし、これによりIE6/7で正しく表示されていたページが、IE8では表示が崩れる、といった現象が多発したそうで、IE8の開発者はこの問題を「IE8で正しく表示できないページのリストを作り、そのページに対しては標準で互換モードでのレンダリングを行う」ということで対処しようとしているそうです。
IEBlogによると、IE8ではHTTPヘッダ、もしくはHTMLのメタタグで「IE=7」もしくは「IE=EmulateIE7」というキーワードを指定することで、Webページを互換モードでレンダリングさせることができるそうです。また、IE8のベータ2では、「互換ビュー」ボタンが追加され、このボタンをクリックすることで互換モードでWebページをレンダリングすることが可能になりました。
さらに、IE8ベータ2では「互換モードで表示するURLリスト」を登録する機能も追加されたのですが、このURLリストはマイクロソフトからも提供され、希望するユーザーに対しては自動的にダウンロード/適用されるとのこと。
IE8ユーザーにとっては、Web標準に対応していないWebサイトも勝手に正しく表示されるようになるため、メリットは大きいとは思いますが、これではWeb標準に対応していないWebサイトに改善を促す機会を減らしてしまうだけの気がします。
場当たり的対応とはまさにこのこと (スコア:5, すばらしい洞察)
Re:場当たり的対応とはまさにこのこと (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:場当たり的対応とはまさにこのこと (スコア:2, 興味深い)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060427/236520/ [nikkeibp.co.jp]
http://satoshi.blogs.com/life/2006/04/windows95.html [blogs.com]
まあ、他社にマネできないというか、技術者のモチベーションを保つのが大変そうな話ではあるかも。