
Google、中国でのネット検閲警告機能を廃止 4
ストーリー by reo
泣く子と中国には勝てない 部門より
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taraiok 曰く、
中国には政府・共産党に不都合な情報をフィルタリングする「金盾」、通称 Great Firewall と呼ばれる検閲システムがある。Google は 2012 年 5 月に、この Great Firewall による検閲に対抗するために検閲に引っかかる単語を入力しようとすると警告メッセージを出すサービスを提供していた。しかし、この検閲警告機能は昨年 12 月に静かにサービスを終了したという (The Guardian の記事、TechWeekEurope UK の記事、本家 /. 記事より) 。
今回、Google はこの検閲警告機能停止についてはなにも発表を行わなかったが、人権活動家などが警告メッセージが表示されないことに気づいたという。Google の広報担当者も 12 月に検閲警告機能が停止されたことを認めたが、中国側に配慮してコメントを控えているとしている。
この警告メッセージは言論活動家による支援で運用されていたが、中国当局に対しての挑発にしかならず逆効果になっていたこと、対策がいたちごっこになったことから警告機能が完全には機能しなかったことなどから廃止した模様だ。
上有政策,下有対策 (スコア:3, 参考になる)
経緯としては
Google Suggest に警告表示機能を追加
↓
警告表示用の JavaScript ファイル(警告表示機能 + 「敏感詞」のリスト)がブロックされる
↓
JavaScript ファイルだけ別サーバーに配置
↓
別サーバーへのアクセスがブロックされる
↓
トップページの HTML ファイルに JavaScript ファイルの内容をマージ
↓
Google へのアクセス自体がブロックされないかぎり警告表示機能を提供できる
といういたちごっこをくりかえしていたらしくて、
警告機能を実装した理由は
ユーザーが「敏感詞」でぐぐる
↓
GFW に捕捉され、接続をリセットされる(RST パケットを送りつけられる)
↓
以後、そのマシンから接続しようとしても数分から数十分は無条件でリセットされる(一時的にサイトが閲覧できなくなる)
↓
ユーザーが何度も接続しようとしてむだなパケットが飛ぶ + サーバーに負荷がかかる
↓
Google を利用するのがしんどくなってユーザーが離れていく
なので、まずはむだなパケットだけでも…という苦渋の選択だったのかもしれません。
ただこれだけではネットワーク負荷の軽減以外、中国国内の他の検索サービスと差別化がはかりにくいですし、それなら警告機能に意味はあるのか?と考えなおしたともとれます。
Google が次の一手をどう考えているのか(あるいは考えていないのか)、ちょっと興味があります。
中国側にとってのセキュリティベンチマークだったんじゃ? (スコア:1)
どうすれば、Googleの検出機能を回避できるか金盾担当者が頭を捻ってたんじゃないかなぁ、と。
もう中国 (スコア:0)
の話題はいらない。
単なる意地だし (スコア:0)
Suggestのために事前送信したものがブロックされたときに、それがブロックされたと表示される機能だったんですね。Googleが警告出すまでもなく、送信したらブロックされて検索した人はわかるので、Googleの意地でしかなかったのかなと。
別に警告を無視して検索しようとしてブロックされたら、金盾のログ見て当局が飛んでくるのを事前阻止とか大それたものじゃなく。
Googleは情報というものについて確固たる理念をもつ思想集団でもあったわけですが、それを捨ててただの企業になりつつあるような。昨今の迷走っぷりは正直よくわかりません。