300年の時を経て、レンブラントの絵画「夜警」から切り落とされた部分がニューラルネットワークで再現される 70
ストーリー by headless
再現 部門より
再現 部門より
レンブラントの絵画「夜警」から切り落とされた部分がニューラルネットワークで再構築され、オランダ国立美術館で展示されている(プレスリリース、 プロジェクトページ、 Missing pieces of The Night Watch、 Associated Press News の記事、 The Verge の記事)。
市民隊の依頼により市民隊の活動を描いた「夜警」は1642年に完成し、当初は市民隊の宴会場に展示されていた。しかし、1715年にアムステルダム市役所へ移された際に大きすぎたため上下左右の端が切り落とされ、その断片は失われている。切り落とされる前の構図はオランダの画家 ヘリット・ルンデンスによる模写で確認できるが、この模写はオリジナルよりもずっと小さく、筆致もレンブラントのものとは異なる。
再構築プロジェクト「Operation Night Watch」では人の手によらずレンブラントのオリジナルを再現することを目指し、3つのニューラルネットワークで処理が行われた。まず、最初のニューラルネットワークにはオリジナルと模写のセマンティックな対応を作らせ、次のニューラルネットワークで模写にのみ残された部分をオリジナルと完全に揃うよう拡大・縮小・回転を計画、最後のニューラルネットワークはオリジナルと模写を学習してルンデンスが描いた部分をレンブラントがどのように描くかを予想させたとのこと。
再構築の結果はオリジナルの大きさでプリントアウトされ、現在残っている379.5cm×436cm のオリジナルに継ぎ足して展示されている。再構築後のサイズは393.1cm×507.4cm だという。
市民隊の依頼により市民隊の活動を描いた「夜警」は1642年に完成し、当初は市民隊の宴会場に展示されていた。しかし、1715年にアムステルダム市役所へ移された際に大きすぎたため上下左右の端が切り落とされ、その断片は失われている。切り落とされる前の構図はオランダの画家 ヘリット・ルンデンスによる模写で確認できるが、この模写はオリジナルよりもずっと小さく、筆致もレンブラントのものとは異なる。
再構築プロジェクト「Operation Night Watch」では人の手によらずレンブラントのオリジナルを再現することを目指し、3つのニューラルネットワークで処理が行われた。まず、最初のニューラルネットワークにはオリジナルと模写のセマンティックな対応を作らせ、次のニューラルネットワークで模写にのみ残された部分をオリジナルと完全に揃うよう拡大・縮小・回転を計画、最後のニューラルネットワークはオリジナルと模写を学習してルンデンスが描いた部分をレンブラントがどのように描くかを予想させたとのこと。
再構築の結果はオリジナルの大きさでプリントアウトされ、現在残っている379.5cm×436cm のオリジナルに継ぎ足して展示されている。再構築後のサイズは393.1cm×507.4cm だという。
知らなかった (スコア:3)
『夜警』は描かれてる人の共同出資だったはず。右端のおっちゃんは切り落としに同意したのだろうか……
Re:知らなかった (スコア:5, 興味深い)
そもそも登場人物は各人100ギルダーずつ公平に払ったのに、絵画上の取り扱いが著しく不平等だったので
誕生時点から不満を持たれていた
Re:知らなかった (スコア:1)
扱いが不公平以上に実在しない少女以外は背景扱いってとこに怒ったとも聞く。
Re: (スコア:0)
と、Wikipediaに書いてあるね
Re: (スコア:0)
写真が無かった当時、今でいう集合記念写真のつもり [wordpress.com]で作成を依頼したのに、
物語のワンシーンのようなアウトプットが返って来たんじゃ、そらたまげるし怒るよなw
Re: (スコア:0)
書き始める前にラフを用意して顧客にOKの確認を貰わなかったのだろうか?
現代なら、どうしようもなく仕事のできない奴だ。
Re:知らなかった (スコア:3)
「そのため、18人の隊員の比定が難しくなり、絵の完成後に他の画家が、後景の市門のアーチ上方部に盾形紋章を描き込み、18人の名を記したのではないかと推測されている。レンブラントは作品の代価として1600フルデンの支払いを受けたが、二人の隊員の証言によると、一人あたりの平均は100フルデンで、描かれる場所に応じて増減があったらしい。レンブラントはおそらく前もってそのことの承諾を得るため、全体のスケッチを提示し、入念な準備をしていたらしいと考えられている。」とのこと。
https://www.teikokushoin.co.jp/journals/history_world/pdf/201101/10_hs... [teikokushoin.co.jp]
Re: (スコア:0)
ところがそこらの凡百の画家が描くような普通の集合写真然とした絵だったら、
その地方で観られるのみで数十年たてば埋もれてしまったろうが、
その凝った構図とメリハリのある陰影が作る絵画としての美しさ故、
何百年後の世でも人々を惹きつけ、世界中の人に観られ続けることとなった。
たとえ自分の像が暗く目立たなく描かれていたとしても、十分おつりがくるんではないか?
そういう意味で、レンブラントはすごく優秀な仕事をした。
しかし、当時の常人では天才の仕事の図抜けた優秀さに理解が追い付かなかったということだ。
Re:知らなかった (スコア:2)
こういう絵画はまず小サイズでラフにあたる絵で確認を当時でも取っていたと思います。
その段階で一定の理解をえられたから、現代に残ったんでしょう。
全員は無理でも発言力のある人間を納得させたんでしょうね。
Re:知らなかった (スコア:2)
ニューラルネットの手を借りなくても切り落とされる以前の状態は確認できる
Re:知らなかった (スコア:1)
73年後だぞ。
Re: (スコア:0)
「右端」? [rijksmuseum.nl]
しかも、トリミングもセンスが全くない。絵や写真の構図は「1/3の法則」 [wikipedia.org]というのがあって、
主題となる見せたいものを絵を3分割した線上に配置すると、構図のバランスが良くなるというのがある。
この絵でもレンブラントはその法則を踏襲していて、オリジナルの絵では光をあてて浮かび上がらせている人物達が
それぞれうまく三分の1の線上に配置されていた。
Re:知らなかった (スコア:2)
左端にも人がいたのは知らなんだ。なんというか、納品後も長く発注側との意見の相違が収まらなかった絵なんですね。
Re: (スコア:0)
設置場所の面積(要求仕様)が変わったので雑にぶった切ったとかだったと思いますが。
いやアイツラキライナンダヨネとか言いながらぶった切ったかどうかはわかりませんが。
Re:知らなかった (スコア:1)
あたりまえでしょ。
芸術の事をきちんと理解している人だったら、そもそも「大きすぎるから」という理由でカットなんかしない。
一人だけ光ってる女の子は (スコア:0)
スポットライト当たってる女の子は大口スポンサーの娘かなんかなの?
一番目立ってる
Rijksstudio (スコア:2)
アムステルダム国立美術館のRijksstudioサイトでは、「夜警」(Night Watch)の解説ツアーがあったり、公開されている各種絵画などの画像が利用可能だったりもします。
Experience the Night Watch [nightwatchexperience.com]
所蔵作品125,000点の高精細画像が無料でダウンロード・再利用可能、アムステルダム国立美術館がウェブサイト“Rijksstudio”を公開 | カレントアウェアネス・ポータル [ndl.go.jp]
Re: (スコア:0)
Rijでライと読むのはRijndaelで知った(オフトピ)
周辺は真っ暗 (スコア:1)
実際、見学者は光の当たった人物しか見ないし
切り落とされた絵でも十分大きいので、かなり下がらないと全体が見えないのだが
絵の前はツアー客にガイドが説明していたりして邪魔で
全貌を鑑賞するのは困難
Re:周辺は真っ暗 (スコア:2, すばらしい洞察)
> 夜警なので周辺は暗くて視認できないからなくても問題ないような
単に黒ずんだだけで昼間の絵だぞ。
Re:周辺は真っ暗 (スコア:1)
Re:周辺は真っ暗 (スコア:1)
徳島の大塚美術館に原寸大陶製の複製があって、欧羅巴へ行きたしと思えども欧羅巴はあまりに遠しな人にとっては
かなり理想的な状態で鑑賞できますよ。絵のでかさ自体も鑑賞のポイントだと思うので「周辺は暗いからどうでもいい」とは思いませんでした。
あと常識かもしれませんが上にもあるとおり「夜警」という名前は絵が黒ずんだせいでつけられた通称です。夜警に行く人々を描いた絵ではありません。
Re:周辺は真っ暗 (スコア:1)
自分はオランダ国立美術館で現物の夜警を鑑賞しました。
機会が僅かでもあるのなら、その機を逃さず現地で見て欲しいです。
オランダ国立美術館は、美術館全体が夜警を盛り立てる額縁というか、夜警鑑賞を体験させる装置というか、アトラクションというか、とにかく夜警は衝撃的でした。
絵画鑑賞をしながら、徐々に気分が入り込んだところで、中央の開けた部屋の壁にドーン。
切り落とすなよ... (´・ω・`) (スコア:0)
東大学食の絵画破棄事件みたいに、大したことない絵だと思ってたのかな。
Re: (スコア:0)
あっちは99%の人にとってはただの落書きだし…
Re: (スコア:0)
ああっ、言うてはいかんことを!
Re: (スコア:0)
刷り込みのせいか、あれを見ていると食欲が10%増す
Re: (スコア:0)
そもそも、芸術作品の価値を自分で判断できる人間なんてほとんどいないだろ。
モナリザの絵だって、なんかすごいことをしたらしいダヴィンチって人が描いた絵だから、
なんか価値があるって思っている人が多いだけで。
Re: (スコア:0)
内輪揉めだったり。
切り落とす前の方がやっぱりいいね。 (スコア:0)
浮世絵とかさらに酷い扱いされたものもあるからなー。
歴史に消えていった名画も多かろう。
Re: (スコア:0)
浮世絵は陶磁器の緩衝材扱いだったからなあ
Re: (スコア:0)
飾ること自体が実用だからそれに耐えうるよう改変したり
もう飾らないから捨てちゃうってのは普通だよ
オリジナルのまま受け継ぐってのは比較的最近の感性だしね
Re: (スコア:0)
正直、美術鑑賞のセンスが無いので実物を見ても特段の感慨は持てなかった。
Re:切り落とすなよ... (´・ω・`) (スコア:2)
あれですよ。3Dプリンタがだれでも使える感動とだいたい一緒と言えば言い過ぎでしょうか。
お金を出し合えば誰でも豪勢なアートが手に入るってのは革新的だったと思いますよ。
Re: (スコア:0)
美術を楽しむのにセンスは必要ないよ。
美術は娯楽なのだから、難しく考える必要はなく、好きか嫌いかで感受すればよい。
単に君が好きな絵ではなかったというだけのことだ。
Re: (スコア:0)
大したことなかろうと、何十億円の値がつく名画だろうと、所有者が廃棄するのに何の問題があろうか。
Re:切り落とすなよ... (´・ω・`) (スコア:2)
あるレベルを超えると、「人類の共通財産」と見做されて勝手な処分はできなくなります。
【それをすてるなんて、とんでもない!】
Re: (スコア:0)
「私が死んだらこの絵と一緒に火葬してほしい」と発言して集中砲火を浴びた経営者がいましたね。案の定で経営する会社は不義理を重ねて経営危機に陥り同業に吸収されました。
rijksmuseum→アムステルダム国立美術館 (スコア:0)
https://www.rijksmuseum.nl/jp/visit [rijksmuseum.nl]
他の作品では? (スコア:0)
あえてこのテストのために無名の画家に絵を書いてもらい、あとで「答え合わせ」をしたら面白いかも。
よくもまあスポンサーが見つかったものだ (スコア:0)
そこが1番凄い。
モナリザも (スコア:0)
左右を切られたという説がありますね。よく見ると円柱と思しきものが残っている。
ただし、絵の縦横比は現存の状態のほうがよく、へたにAIを使って左右に伸ばしたくないなあとは思います。
黄金比にこだわるダヴィンチ先生の真意やいかに?というところです。
うーん (スコア:0)
動画見てみましたが、本当に周囲の切れっ端を付け加えただけという感じで、これの何がどうなのとしか思いませんでしたね。
芸術的価値なんていわれても、君ら時代によって言うこと違うのになんなのとか思わないし。
お金余った好事家さんたちのお祭りみたいな。学問になってる?そうですね、お金持ちが喜ぶ方向の奴ですね。
Re: (スコア:0)
お金持ちが正しいと認めるって事はつまり正しいんじゃね?
一般人が理解できないって事は単にレベルが高いんじゃね?
何が言いたいのか分からない
Re: (スコア:0)
壊れた翻訳機のようなコメント
Re: (スコア:0)
頭が悪いと文字って読めないんだな
Re: (スコア:0)
うーん。
古代の人が祭壇に並べていたものを再現してみました!と同程度には興味が湧くかなあ。
自分の興味が湧かない事項はカネのムダと切って捨てたいんならそれはそれでいいんじゃないでしょうか。
わざわざ撃たれに出てくる神経はちょっとおかしいと思うけど。
Re: (スコア:0)
これは欠損部分込みの模写があるからどうだろうなあ
オリジナルと被ってる範囲の筆致などを比べて欠損の再現が上手くいってるか判定できそうだし
Re: (スコア:0)
分かる分かる。
DNNによる超解像系の技術とかもホント詐欺だよね。。
元々の超解像って、得られている画像群から画素間の値を最尤推定するって技術だったはずなのに、
いつの間にかDNNを使ってそれっぽく見える画像を作ればOKみたいな技術分野になっちまった。
Re: (スコア:0)
生成系(とかいうらしいが)のDNNとかすべて詐欺という訳ですね!
超解像系のDNNも、情報が無いはずのところの情報を生成している訳だからなあ
生成ルールが謎過ぎるだろ、というのは確かにあるが