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新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA、デジタル庁が総括報告書を発表 42

ストーリー by nagazou
得た教訓は生かしてね 部門より
デジタル庁は17日、サービスを終了した新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の活動を総括する報告書を発表した(新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の取組に関する総括報告書[PDF]Impress Watch)。

報告書では目的である「他人との接触を避ける行動を促す」という点については一定の効果があったとしつつも、開発・保守運用等の体制整備が十分になされず、後のアプリ不具合の一因になった点、通知の発生回数を収集できず効果測定ができなかったことの課題も認めている。またアプリの仕様の検討過程で感染症対策の専門家といった実務者の関与が薄く、必要な機能や目指すことの合意形成が不十分であったなどの反省点も報告されているという。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by nemui4 (20313) on 2023年02月20日 15時54分 (#4414301) 日記

    どんな効果やろ?

    報告書では短期間で4,000万ダウンロードを達成したほか、当初の目的であった「他人との接触を避ける行動を促す」については一定の効果があったとしている。

    アプリとは関係なく他人との接触は避けてたし
    都内で地下鉄乗ったりして他人と接触する機会が増えた後にアプリ見てもなんにもなかったし

    • by nnnhhh (47970) on 2023年02月20日 17時56分 (#4414366) 日記

      結局入れてい無しなぁ…啓蒙以上のものは無かったね

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        偽薬みたいなもんですかね。
        何もしないアプリ?(実際は必要とされる情報を収集してたんでしょうけど。)

    • by Anonymous Coward on 2023年02月20日 16時46分 (#4414328)
      • 個人への注意喚起の効果は見られて、保健所への相談や検査に繋がる事例も割と見られた。
      • 機能としては、接触の状況を互いに知ることができたのは理念としては良かった。
      • アプリを使うことで、Z 世代には、感染リスクがある行動を避けようという意識を持たせることも出来たのではないか。
      • これだけ短期間でダウンロード数を得られたのは素晴らしいことだったと思う。体制も経験も足りない中で、このコストで4,000 万件のダウンロードが得られたのは凄いこと。
      • 飛沫感染を念頭に置いたアプリとして、その機能自体は機能して、それなりに普及したのではないか。
      • 専門家からしてみると、実効再生産数に直接効果があったとは感じられないが、非常に多くの方にダウンロードいただけたのは、政府がコミュニケーションを取った成果であり、良かった。

      なんかあくまでも印象論であり、「実効再生産数に直接効果があったとは感じられない」と言われてしまうとねぇ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ポジティブに考えた。

        複数プラットフォームでアプリを出してくれた、
        当初の意図どおりに機能していた(ような気がしなくもない)、
        公知をちゃんとやって、目的や使い方をみんな理解してた、
        結構な数の人が使っていた、
        意見収集してアップデートもなんとか頑張ってくれた、

        報告書を意識しておらず最後みっともなくなっちゃったが、それもあの当時観点が定められなかったり人手が足りなかったりでしかたが無い(かもしれない)、
        次はそうならんように観点設定もデータ取りもやろう、知見を生かそう、という反省を今しているはずだ!
        #それ報告書に詳細に書いてね。

        • by Anonymous Coward

          今後、公共機関のアプリやシステム開発の時の参考になるように、きっちり書いて欲しいよね。
          綺麗事並べたら、役に立たない。

      • by Anonymous Coward

        >なんかあくまでも印象論であり、「実効再生産数に直接効果があったとは感じられない」と言われてしまうとねぇ。

        結局個人のなんたらレベルですよね
        なんかかわいそうになってきたけど
        巨額の予算投入して、誰の懐潤したんだろう

    • by Anonymous Coward

      そういうアプリがあるということ自体が啓蒙として効果あったのかも
      接触を避けるためのアプリをダウンロードすること自体がその行動の現れとも言える

    • by Anonymous Coward

      結果として一度も役には立たなかったが、「接触が確認された」となる閾値に達していないレベルでは、陽性者が周囲に大勢ウロウロしていたというのは凄くわかりやすかった。
      (接触ログの解析サービス経由で)

    • by Anonymous Coward

      報告書のp39~41、あるいはImpressWatchに記載された「COCOAのポジティブな面」がそれにあたるんじゃないですかね?

      接触通知が来た人の7割以上が「他人との接触を避ける行動をとった」と答えるなど、当初の目的である「行動変容」において効果が確認できた。

      • by Anonymous Coward

        アンケートの回答にしか「一定の効果」は無いと

        • by Anonymous Coward on 2023年02月20日 17時09分 (#4414340)

          もともとかなりプライバシーに配慮したAPIだったから、効果測定しようにもサーバ側にあまり情報が届かないらしい。
          けっこう短期間で作った上に不具合やら開発体制のゴタゴタやらもあったこともあって、統計的なデータ収集まで手が回らなかったというのもあるかもな。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          p53に書いてあった。

          今回の総括にあって実施した利用者アンケート調査では接触通知が来た人のうち7割以上が他人との接触を避ける行動をとったとの結果が出ており、「他人との接触を避ける行動を促す」一定の効果が COCOAにはあったと言える。
          特に、前述のとおり、若い世代に対しても、行動変容を促す効果が確認されたことから、行動変容を促し続けることができたことのメリットはあった。

          アンケートの結果だけで、それで具体的にどれだけ感染の機会を減らせたかとかの数値は・・・なさそうですね。
          「3密」発信とどっこいどっこいと。

      • by Anonymous Coward

        問題はそれがどれくらい感染に対して効果あったかだよな。

        #一定の効果があった=大きな効果なし

    • by Anonymous Coward

      どんな効果やろ>

      業界用語ですから意味は税金使う口実としての効果はありましたですね
      政治家にも官僚にも失敗を計上して良い業界ではないのでそういう隠語を使うしかないんでしょう
      結果がどうであれ利益が出る業界です故

    • by Anonymous Coward

      一度濃厚接触通知が出てちょっとドキドキしましたが、時刻で見るだにどうやらネカフェで近くの個室の人が濃厚接触扱いになってた模様。
      仕組み上仕方ないですけどね。

    • by Anonymous Coward

      ダウンロードと効果は直接的な関係がない。
      当初アンドロイドで動かなかったので
      ダウンロード=効果がわかりにくい。

  • by Anonymous Coward on 2023年02月20日 18時13分 (#4414379)

    AppleとGoogleが接触通知APIが防疫に役立った例はCOCOAを含めて皆無なのだから、COCOAばかりが責められるものではないけどな。

    接触通知APIを採用したのは、プライバシー保護を優先するか防疫を優先するかの判断を両社の判断に委ねられる、自国で議論した上で決めずに済むという甘えから。教訓を得るなら、そこ。

    • by Anonymous Coward

      bluetooth通信だし
      お遊びおもちゃAPIでしか無いよこんなん

    • by Anonymous Coward

      本国のアメリカでも全然導入進まなかったわけで、GoogleもAppleも真面目に開発する意欲少なかったのじゃないかな。

    • by Anonymous Coward

      英国のコロナ接触追跡アプリ、約60万件の感染を防いだとの推計結果
      https://japan.cnet.com/article/35166317/ [cnet.com]

      これは2021年2月の段階での推計。世界で見れば役立ってるとこもあるよ。
      日本はこういう推計ももちろん出してないし一定の効果があった(根拠なし)で終わってるし、とにかくネガティブなバグ報道ばかりだったから役立ってないように思えるけどさ。

      • by Anonymous Coward
        すげぇなその60万人が感染してたら2021年2月で400万人いた感染者が460万人になってたわけか
      • by Anonymous Coward

        毎回そのリンク張ってるけど
        その後英国も増加してんだよな

    • by Anonymous Coward
      海外ではこのAPIが役立ったのか気になっていたのだけど、やっぱりダメでしたか。

      個人的な感想としては、早く普及させなきゃ意味がない機能であるにもかかわらず、リリースした後に短期間でいろいろ変更して旧APIがDeprecatedになったりして、なんだか普及させる事よりもGoogleとAppleの(どっちがメインだったのだか知らんが)自己満足で作られ、アプリを作る側はそれに振り回されていた、ってイメージ。

      あとは、言うまでもなくこのアプリだけでは意味が無く、日本ならHER-SYSに登録して登録番号を発行して感染者が感染登録しなければ効果を発揮できないわけだけど、実績のグラフを見ると第5波が終わる2021年末まではほとんど登録数が増えず、4万人程度。その頃の累計感染者数は170万人を超えてるので、2%ほどしかない。これじゃぁ意味ないよな。ダメだったのはアプリだけじゃないよな。
  • by Anonymous Coward on 2023年02月20日 18時59分 (#4414426)

    アプリ製作者がコロナ対策への貢献が出来ると思っていたら、Xamarinという、いらない子が出てきて
    協力体制を意思表明していた開発者を忘却のズンドコに。
    MSとしてはXamarinをこの機会に大宣伝するチャンスにしたかったのだろうけど、開発者の反感と怒りを買っただけ。

    そんなXamarinは誰にも注目される事なく、2024年5月1日にサポート終了予定 [publickey1.jp]。
    宣伝どころか悪名ばっかり轟かせる結果にしかならなかったけど、当時必死にGitHubでコミットしまくったMS中の人は報われたのだろうか。

    • by Anonymous Coward

      .NET MAUIの中に紛れ込んでいることはあるのだろうか?
      もしくは設計の反面教師になったか。

    • by Anonymous Coward

      Xarminが悪いというより、開発はボランティアに任せて金だけ貰う連中がいたことでグダグダになった感。

      開発チームがやってられなくて放り出した。
      典型的なやりがい搾取。

  • by Anonymous Coward on 2023年02月20日 19時32分 (#4414454)

    アプリのでき云々よりも、陽性者に発行される処理番号が速やかに発行されず、登録も任意で登録する人が著しく少なかったってことが問題
    なんじゃないだろうか。

    • by Anonymous Coward
      前の代で保健所をぶっつぶしまくった後の令和の世のパンデミックで、さらにFAX使うだの手入力だのとか、初めて報道されたときは悲惨すぎて笑ってしまった
    • by Anonymous Coward

      結局これで、国民に直接触れるインターフェースのところだけで幾ら必死に頑張っても限界で、
      いわゆる「お役所」サイドの基幹に手を突っ込んでシステム化をガッツリやっていかないと
      役に立たない、って事実をはっきりさせたってことは大きな成果だよ。
      #少なくともデジタル庁がやるべき仕事としては。

      • by Anonymous Coward

        それは別にCOCOAだけじゃないよなぁ。むしろ全部というか…

        • by Anonymous Coward

          目標を明確化して、まともに体制を組むのが政府の役割なんだから、筋の通った作戦にしてもらえないと協力も出来んね。発症前に感染期間のある伝染病に対してクラスター追跡に絞る、って名目からして?ではあったけども、そのクラスター追跡をするにしても、どう発見するか(検査体制)も消極的、補助的にCOCOAなりで補足してそれからどう活かすかも不明、というか現場任せ、ってな。大目標で無茶な縛りは入れるくせに、その実現は皆さんでよく考えてください、ってやってうまく行くわけない→うまく行ったことにするために情報操作は頑張ります!て良くあるパターン。

    • by Anonymous Coward

      それと通知対象の設定も問題だったと思う。
      1m以内かつ15分以上が通知対象だったけど、もう少し広めに捕まえてとにかく怪しい場合はPCR検査で確定させるようなフローができればまた違ったのではないかと思う。

      # 検査体制とかいろいろな事情はあるんだろうけど、この設定だと通勤時の満員電車や同居している家族くらいしか引っかからないんじゃないか?

      • by Anonymous Coward

        まず「PCR検査数は増やさない」「『感染拡大防止にPCR検査が有効だ(だからPCRの検査体制を拡充すべき)』という言及はしない」というトンチキな前提ありきのシナリオ以外は受け付けないのが政府の姿勢だから、そもそもそういうマトモな活用案は無理筋。

        そもそも日本政府は「国を挙げて対策なんてしなくても、放っときゃそのうち勝手に収束するだろ」くらいの甘い考えでいたら、予想外に本格的なパンデミックになり、しかも「世界中でアプリが活用されてる」「韓国がデジタル活用で世界の最先端」って報道されて、慌てて後追いでやり始めただけだから、「日本もアプリで対策しました」と言いたいだけで、実際の効果なんて彼らには関係ないんだよ。

        今、岸田がキーウに行くか行かないかと言ってるのも同じよね。おそらく本音ではウクライナなんて全く興味は無いんだろうけど、西側諸国の首脳が次々と訪問してるから自分も行かないとカッコ悪いのではと焦ってる。そしたらバイデンに先を越されて、焦りに拍車がかかってる。でも興味ないから、多分、行っても何すれば良いのかわかってないはず。

  • by Anonymous Coward on 2023年02月21日 7時46分 (#4414627)

    その前にいろんな意味でちゃんと終わらせてあげてね。

    先週土曜日、某コメダに行ったらいまだに「接触確認アプリ(COCOA)を
    インストールしましょう」の QR コード付きシールが貼ってあった。
    # 懐かしくて思わず写真に撮ってしまったのは内緒

    普及の為にシールを配るのはともかく、終了するならちゃんと
    「もうシール剥がしてね」ぐらいの連絡をいれられないのだろうか?
    それともどこに配ったかすらリストに残してないんだろうか???

  • by Anonymous Coward on 2023年02月21日 9時04分 (#4414658)

    導入当時に環境省の担当課長だった盛山正仁法務副大臣は
    「科学的知見をもって28℃に決めたのではない。なんとなく28℃という目安でスタートして、それが独り歩きしたのが正直なところだ」
    と発言。
    しかしその数日後に環境省の人間が
    「とんでもないことだ。ちゃんと根拠があって言っている」
    と全否定。
    さぁどっちなんでしょう。わが役所の発表したことは正義!うぉー!みたいな。
    後ろにいる人を気にして行動するとこういうおかしな言動になりますね。政治家とかでも。
    あ、クールビズ言い出したのは小泉政権、旗振りは当時の小池百合子環境大臣。まぁ納得のメンツ。

    • by Anonymous Coward

      環境省の人間「根拠はうちがずっと28度でやってきたからです」

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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