画像生成AIで作った画像が写真コンテストで優勝、制作者は賞を辞退 58
ストーリー by nagazou
コンテスト系は機能しなくなりつつあるような 部門より
コンテスト系は機能しなくなりつつあるような 部門より
2023年度の写真コンテスト「ソニーワールドフォトグラフィーアワード(SWPA)」にAIで生成された画像が出品、クリエイティブ部門の総合優勝作品として選ばれてしまったという出来事があったそうだ(PetaPixel、boris eldagsen、GIGAZINE)。
出品者であるボリス・エルダグセン氏は、SWPAクリエイティブ部門に「THE ELECTRICIAN」を応募した。この画像は2人の女性が写ったモノクロ風の写真だったが、実はAIで生成されたものだったという。同氏は疑似記憶、偽の記憶を意味するテーマの作品群を手がけており、今回も「過去の偽の記憶」をイメージして、AIで画像を生成したという。
同氏はAI生成画像で参加することで、アワード主催者がAIで生成された画像のための別のコンペティションを創設するプロセスを加速させたいと説明したという。なおクリエイティブ部門の受賞に関しては辞退したとのこと。
あるAnonymous Coward 曰く、
出品者であるボリス・エルダグセン氏は、SWPAクリエイティブ部門に「THE ELECTRICIAN」を応募した。この画像は2人の女性が写ったモノクロ風の写真だったが、実はAIで生成されたものだったという。同氏は疑似記憶、偽の記憶を意味するテーマの作品群を手がけており、今回も「過去の偽の記憶」をイメージして、AIで画像を生成したという。
同氏はAI生成画像で参加することで、アワード主催者がAIで生成された画像のための別のコンペティションを創設するプロセスを加速させたいと説明したという。なおクリエイティブ部門の受賞に関しては辞退したとのこと。
あるAnonymous Coward 曰く、
写真なのか、画像生成AIで作った画像なのか、写真のプロでもわからないんですね。
Stable Diffusion XL (スコア:4, 参考になる)
ちょっと前に話題になったStable Diffusionの上位バージョンが最近出てました。
Stable Diffusion XL [stability.ai]
不自然さがかなり減ってますね。
AI使ったソーカル事件の亜種 (スコア:4, 興味深い)
ちょっとイメージしにくいだろうけど、この件、本質的には「ソーカル事件 [wikipedia.org]」と同じなんじゃないかと思う。
ぶっちゃけた話、試行回数1回だけなら違和感が残るしネタ画像になってしまうかもしれないが、数打ちゃ当たるで大量にに生成して、たまにできあがる「らしい」ものを選別されて送られたりするともう人間に区別なんて付けられないでしょ。
別に写真に限った話じゃなくて、ありとあらゆるデジタルコンテンツがそうなってしまう。
これはもう自動車と徒競走するようなものなので、ルールできちっと定義して棲み分けするしかない。ただ禁止するだけだとネタばらしせずに同じことする人間が出てくるだろうし「AIで生成された画像のための別のコンペティションを創設する」とかした方が良い。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
うーm (スコア:0)
でも画像を消費する時の目的関数って「どれだけ区別できないか」じゃないんで
LoRAとかControlNetとか入力が複雑化する一方で品質は大して上がってない現状だと尻すぼみのような気がするんだが
# SPAMフィルタが訳わからん
Re: (スコア:0)
俺も引っ掛かってるがなんだこれ。「ソxル事x」が引っ掛かるのか?
Re: (スコア:0)
続き
まあSPAMフィルタはさておき、
どのあたりがその事件と同じなのか?と思ったが、人工的な偽物を予期していない人達に偽物を与えて、「やっぱり気付かない」と言った所なのか。
まあ表層的には似てるかもしれんけど、あくまで上記部分が似てるだけだろうと心中複雑でござる
Re: (スコア:0)
意図したように操作できるものが増えると、それを扱う技量が問われるようになっちゃうから。
ControlNetなんか顕著だけど、人体の動きをいい感じに表現する能力がないと使っても自然でクオリティ高い画像は作れない。
そういうのって自分で絵を描く人は描きながら訓練されていくんだけど、プロンプト扱ってるだけの人はなかなかそうはいかない。
LoRAも含め、自分の作りたいものを実現するのは容易くなっていくけど、それを第三者が高品質と評価するかどうかは全然別問題だからね。
ControlNetで入力する人体の動きが画像の客観的な評価を上げるのかどうか、それをまず使い手が自分で評価できないと品質向上には寄与しないんだよ。
それって、今までの絵が描けない人でもAIで画像生成できるみたいなのとは真逆だから、現状使いこなせる人って極めて限られる。
Re: (スコア:0)
重箱の隅かもしれませんけど、今現在、作者以外の人の目に触れるAI生成の画像って、
数打ちゃ当たるで大量に生成してたまにできあがるらしいものを選別した結果の産物ですよ。
何十何百何千枚って画像の中から吟味して、これなら自分の名前で人に見せられるってものを選んでいる。
AIでの画像生成って元々そういうもので、コンペティションに限らず世間の目に触れるものはほぼ全てそこに書かれた過程を経ています。
# 試行回数1回で「こんなのできちゃったよー」っていう遊び方もないわけではない。
主催者はOK出してた (スコア:4, 参考になる)
主催者は、AI作でもOKと判断して受賞を発表したという話しも。
だとすると、辞退は残念。
クリエイティブ部門は、さまざまな実験的アプローチを受け入れるものであり、Boris Eldagsenの作品は応募資格を満たすと判断したという。しかしながら、Boris Eldagsenが受賞を辞退
https://hypebeast.com/jp/2023/4/boris-eldagsen-ai-sony-world-photograp... [hypebeast.com]
巨人の肩 (スコア:2)
¶「だますのなら、最後までだまさなきゃね」/ 罵声に包まれて、君はほほえむ。
Re:巨人の肩 (スコア:1)
「シャルトルのベルナルドゥス」は「われわれ」についてそう評したのであるから、「今のところのAI」もそうというなら、
まさにAIは「われわれ」並みになったということではなかろうかw
Re: (スコア:0)
「巨人の肩」ってのを初めて聞いたのは大学の研究室の教授からだったけど、その時からいつも思うのが、
「肩に乗れるぐらいの巨人だと頭もでっかいから、肩に乗っても巨人より目線を高いところに置けない、巨人を越えることはできなさそう」
というイメージ。サトシとピカチュウぐらいのバランスだといいのかもしれないけど、それって巨人というイメージとは違うんだよな。
Re: (スコア:0)
ピカチュウは6kg [pokemon.co.jp]もあるそうですよ。
なんで6kgなのかなぁと思ってたけど、ランドセルの総重量 [prtimes.jp]がそのくらいらしい。
Re: (スコア:0)
ざっくり8頭身で人間が身長2mとすると16m迄の巨人ならいける行ける
10mもあれば掛け値なしで巨人っしょ
写真の真贋 (スコア:2)
AIによる画像生成と実際に撮影された写真との見分けがつかなくなると、フェイク映像をナニカの証拠として出されたらヤバイね。
AI生成のグラドル写真とか見てたら、スマホアプリで補正された一般人の写真よりちょっと良いくらいかな。
Re:写真の真贋 (スコア:1)
※写真はイメージです。
今に始まった話ではない。
Re: (スコア:0)
デジカメ技術が出てきてもしばらくオービスはフィルムじゃなかったっけ。加工されていないと証明できないから証拠に使えないと。今はさすがにデジタル化してると思うけど、「これはAIのフェイク写真だ!」って裁判で頑張るやつ出てこないかな。
Re: (スコア:0)
あ〜、実験記録もフィルムでないとダメって時代がありましたねぇ。
改竄防止もあったけど、解像度がダメダメだったから納得したけど、
デジタルに完全移行したのはいつごろだったかなぁ。
Re:写真の真贋 (スコア:1)
>あ〜、実験記録もフィルムでないとダメって時代がありましたねぇ。
昼間~夜まで実験
夜中に現像焼付確認
翌日レポート作成
という頃もありました(デジカメ以前)
真冬の水洗いがきつかった
Re: (スコア:0)
ああいう本筋じゃない作業がなくなった分、今の実験現場は省力化しているんだと思いますが、
その分、余計なことができる時間が増えて、あ〜んなこと [nikkei.com]やこ〜んなこと [fukuishimbun.co.jp]を
してしまうんでしょうかね。
まぁ、加工されたフェイクな画像は研究に限らないですが。
Re: (スコア:0)
ちょっと前の漫画ですごいカメラの説明をする時に、
「偽造防止で裁判の証拠に使用可能」みたいな内容があったのを覚えているんだが、
何の漫画のどういう話だったかは思い出せない。
制作者は賞を辞退 (スコア:1)
そりゃしょうがないか。
Re:制作者は賞を辞退 (スコア:3, おもしろおかしい)
そんなーっ。。。AIあふれる作品だったのに!
Re: (スコア:0)
出品者が辞退したらおかしいよな。
Re: (スコア:0)
AI使用がレギュレーションに違反してないのならば
堂々と受賞して歴史の一歩を刻むべきと思いますけどね。
駄目と思いつつコンテストの妨害を意図してやったのかな。
Re: (スコア:0)
しょうもないね。
わからない人にはわからない (スコア:1)
写真コンテストの審査員はAI生成画像を見慣れてるわけじゃないから、分からないのかもしれない。
なんでこの程度のAIが分からないんだという声も見かけたけど、分からない人には分からない。
イラスト生成AI関連の話題を見てると、意外と推進派でも「AIの方が良い」と言ってる人は見かけない。
「こんなに品質が高いのに」「人間とほとんど変わらないのに」、「不当で、後進的だ」という声が強い。
そして「絵を描かない人に人権を認めない、アーティストによる差別だ、ラッダイトだ」と続く。
コンテンツを作らないアカウントが注目されないのは、中身が人間ってだけじゃ需要がないだけのことなのにね。
ともかく、こういう風にAI画像を公開する側は「分かって」いる。
別に、画材が油絵の具だろうがワコムのペンタブだろうがAIだろうが関係ないと思うんだけどね。
学習データの著作権問題とかは、ただ法と議論によって権利関係をクリアすればいいだけだから、本質じゃないし。
でも、AIという画材のコスパが良いかどうか、分からない人にしか称賛されないものが価値を生むかどうかって、
どうなんだろうね。
Re: (スコア:0)
よくわからんが、写真コンテストに写真のような創作物を投稿されるのは甚だ迷惑な話だと思う。
Re: (スコア:0)
ほんとそれ、絵画コンテストであればCGだろうがAI生成画像だろうがどうでもいいと思うが、写真コンテストに写真以外のものを出すなと。
Re: (スコア:0)
コンテストという競技だからでしょ?
レギュレーションから外れてたら意味が無いに決まってる。
例えば100m走という競技は無意味で価値が無いものだと思う?
Re: (スコア:0)
ラーメンハゲ「あいつら情報を食ってるんだ」
これに尽きるでしょ
AIだと分かったとたんに間違い探しに終始してる
絵画だって情報で価値が下がったり評価されたりする
良さとか価値なんてあいまいで自身の主観すら確実では無いんだよ
逆転ホームランー (スコア:1)
お題写真にどれだけ近い画像を作り出せるか、プロンプトを競うコンテスト、とか?
Re: (スコア:0)
画像をAIに提示するとプロンプトを提案してくれるのとか既にあるからなぁ。
自然言語で提案してくれるものもあれば、単語になってないアルファベットの羅列を返してくるものもある(でもそれ入力すると確かに似たような画像が出てくる)
此からは (スコア:0)
生写真のAI加工が門題に?
Re: (スコア:0)
raw画像の提出が必須なのかな。
言われてみれば右から出てきている肩に置いている手が不自然な気がするけど、手袋だと言われたらそうかなというくらい。いい感じに不鮮明なので、フィルタ一発かましてますと言われたら私ごときの目では何も言えませんわ。
提出が義務になったら作品からraw画像っぽいのを作っちゃう人もでるかな。
Re:此からは (スコア:1)
今回のってクリエイティブ部門というぐらいで加工上等!なんだと思うけども、そういう場合RAWとか言われても困るかもね。
作成経過のログ出せ、みたいになるかもなぁ。
素材がコレでこのツールでこうやって加工して、途中経過のスクショはコレで、とか。
…エビデンス付きのアート作品ってのもどうなのよw
※でも、人間が作ってます、ってのを売りにする時代になってきてるから、エビデンスは必須になるんかもなぁ。
チャップリンの逸話を思い出した (スコア:0)
そっくりさんコンテストに本人が出たら予選で落ちたという話。
Re: (スコア:0)
その審査員は見抜けていたという話では
写真と呼んでいいのか? (スコア:0)
> 写真なのか、画像生成AIで作った画像なのか、写真のプロでもわからないんですね。
写真がフィルムカメラで撮ったものを指すのなら見分けがつくぞ
ただ、今はデジカメ画像が主流だからデジカメ写真だとデジタルvsデジタルとなるので見分けがつきにくいらしい
そうなってくるとCGなんかやってるデジタルアーティストのような仕事してる人のほうが判別しやすいんだと
#フィルム駆逐されたからフィルム気にしないで画像作れる今のカメラの表現力すごいよね
Re: (スコア:0)
無設定では簡単に区別できるかもしれないが、フィルムカメラで撮った画像を学習させれば、すぐに区別がつかなくなるだろう。
Re: (スコア:0)
どういう比較をするかによるよ
印画紙で比較するかディスプレイで比較するか
印画紙も最近はデジタル処理してるからわからないそうだけど昔のアナログな処理だったら見分けつくそうな
逆を言えば、みんなデジタル化しちゃえばわからないってことなんだけどね
#昔の現像方式だと原理が根本的に違うんだそうな
すでにほとんどのカメラは (スコア:0)
ある種のAIでの画像生成だろうね
一部高級一眼などはまだ工学的データを保存はするものの
現像ソフトなどでは合成などの処理が入る
つまり、AIが生成した画像でもカメラで撮影した画像でも同じような物
写真コンテストは今後アナログカメラでのみという条件を入れるべき
デジタルであればバシャバシャ連射で何千枚も撮れるから、あとからいい感じの画像を探せる
アナログカメラなら30枚のフィルムで本当の1枚を大切に撮影できる
これこそコンテストに必要なものだ!
Re: (スコア:0)
> デジタルであればバシャバシャ連射で何千枚も撮れるから、あとからいい感じの画像を探せる
> アナログカメラなら30枚のフィルムで本当の1枚を大切に撮影できる
目的そっちのけで手段をアピールするやつって、成果を出せないから頑張りを見て欲しいんだろうなっていつも思う
Re:すでにほとんどのカメラは (スコア:2, 参考になる)
努力の評価って意味もあるかもしれないが、どっちかというとアートと真実性の関係性の話だと思うね。
実際に2000年代初頭の写真コンテストとかは、フィルム vs デジタルの構図としてそういう表現が多かったよ。
他のコメントで「オービスは証拠として重視するためにフィルムである事が求められた」のも、そういう真実性の担保という文脈だった。
まあフィルムであっても古い新聞や雑誌では合成された画像が普通に出回ってたし、現像によるテクニックや表現手法も真実性という意味から言うと印象色とはずれていくわけだから、そもそもが人間が脳で認識して作る画というものは、最初からまやかしで不確定なものとも言えるわけで、そういう話になってくると美術史やアートとしての切り口になるけれども。
どっちにしても時代に応じて「写真」の意味合いが変わってくるから、アートもそれに対応していく事が必要でしょう。
どういう結果に落ち着くにしても「○○年代のアート」として時代に刻まれる事になるだろう。
Re: (スコア:0)
結果を出せば手段は関係ないと?
その捻くれた考えでよく生きてられるな呆れるわ
こういうアホンダラあが世に多くなると本当に住みにくい世になるなw
Re: (スコア:0)
回答としては筋が悪いのでは。
「写真」の目的はこうであるから手段を評価しない事はありえない・・・といった話を書いて欲しいですね。
# デジカメで何枚でも撮る+SNSで評価の洗礼を受ける+SNSで高レベルの写真を否応なく見せられる
# これの繰り返しで素人っぽいひとが超進化するのを幾例も見てきたから老人の戯言にしか読めんのよ。
Re: (スコア:0)
> 結果を出せば手段は関係ないと?
> その捻くれた考えでよく生きてられるな呆れるわ
書いてもいないことをでっちあげてそこを批判する典型的な藁人形論法のお手本
その捻くれた考えでよく生きてられるな呆れるわ
こういうアホンダラ
あが世に多くなると本当に住みにくい世になるな(藁)Re: (スコア:0)
>ある種のAIでの画像生成だろうね
それなんてSamsung Galaxy
AIにですよ? (スコア:0)
この写真からAIが作ったものを選び出せって言ったらどうなるんです?
Re: (スコア:0)
どうも何も、毎回テキトーな結果を答えてくるだけだろ
Re: (スコア:0)
つ[敵対生成ネットワーク]