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Google

Google Reader、7月1日でサービス終了 91

ストーリー by hylom
代替物を探さねば…… 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

米GoogleはRSSリーダー「Google Reader」サービスを2013年7月1日に廃止することを発表した(公式ブログGigazine本家/.)。

Google Readerを開いて同サービス終了を知らせるポップアップを既にご覧になった/.Jerも多いのではないだろうか。Googleは「A second spring of cleaning(2回目の春の大掃除)」と称した製品やサービスの整理を行うとのことで、Google Reader終了もこの一環とのこと。

2005年にサービス開始したフィーダーリードサービスGoogle Readerは近年ユーザが減少しており、サービス終了に繋がったようだ。同社はユーザが他サービスへ移行できるよう、Google Readerのデータをダウンロードする方法を案内している。

他にも「Google Cloud Connect」、「Google Building Maker」、「Snapseed」のWindowsおよびMac版、Blackberry用の「Google Voice App」のサポートなどが終了予定となっている。

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  • by lostman_moonlightmil (13968) on 2013年03月14日 16時04分 (#2343436)
    Googleのサービスは一種の生態系を成しているわけですが、アイデア勝負ではじまるサービスが多いなか、生き残れるかどうかは生態系のなかで確固たる位置を構築できるかどうかなわけです。

    昨今のGoogleサービスは基幹としてGoogle+への流入と、Google+の滞留時間を向上するようなことが期待されている場合が多くなっています。
    リーダーそのものはインターフェースになって、そこの流出先はあとで読む系のサービスになってしまっているのが現状かと。

    実はGoogleリーダーでは、本来mixiにおけるmixiニュースのようなことを期待していた部分があったのではないでしょうか?mixiニュースはmixi衰退の原因にも挙げられていましたが、ニュースをネタにしたコメントを行うことで滞留時間の向上には貢献していたかと思います。(ただ、本来の日記サービスとしての質の低下に繋がったのも間違いありません。)

    ところが現実にはiPhoneではByLineやReederなどのGoogleリーダークライアントと呼ばれるソフトウェアが登場してしまいました。これらは自分たちがマネタイズをすることはあっても、Googleにとってのマネタイズの機会を奪ってしまう。なにせ、Googleリーダーは「API」としてしか機能していないからです。

    これではGoogleがリーダーでマネタイズするためにはAPIに対する課金を行うか、止めるか、の2つしか選択肢はありません。しかしGoogleリーダー自体はClient Loginが出来てしまえば使えてしまえる作りになっています。もちろん手を入れることは可能でしょう。

    ここに大きなコストを掛けてあたらしい課金サービスとしてリニューアルをさせることもリスクとなりますよね。

    まとめると
    ・直接的にマネタイズするには課金サービスとしてのリニューアルが必要でコストがかかる
    ・(Google+への集客により)間接的にマネタイズするためのGoogle+への導線としては失格
    の2点。

    すなわち、詰んだ状態であったということ。
    お金という視点から、ダメになっていたということ。

    幸い、別レスにもあるようにFeedlyがGoogleリーダーのAPIの代替先として名乗りを上げてくれています。彼らは自分でマネタイズができるプレーヤーです。あとは、キャパシティプランニングがうまく行けば何も困ることはないかもしれません。
    /.erとしては情報収集のエクスペリエンスが、デグレードしない(個々のクライアントに依存してしまわない)ことを祈っています。
    --
    +------------+
    歌って踊れるエンジニアを目指しています lostman_moonlightmil
    • by Anonymous Coward on 2013年03月14日 16時43分 (#2343460)

      ・(Google+への集客により)間接的にマネタイズするためのGoogle+への導線としては失格

      RSSリーダーはSNSと被るところもあるし、Google+への注力を考えてGoogle Readerを切ったというストーリーは頷けるんだけど、

      ・直接的にマネタイズするには課金サービスとしてのリニューアルが必要でコストがかかる

      ここはちょっとだけ印象が違うな。

      そもそも、無料で利用できるRSSサービスを提供して、接続できるAPIも開放して、とGoogleが主導で今の状況になることを進めてきて、世界的に利用されるサービスとなったのに「課金サービスとしてのリニューアルが必要でコストがかかるから終了」というのはさすがにそもそものGoogle Readerの戦略がおかしい。思い通りに展開できたのに終了ってどんな青写真を描いていたんだって事になる。

      なので、Google Reader単体でマネタイズできるかどうか、という点でNGだったわけじゃなくて、Google全体の戦略としてGoogle Readerの方向性に興味が無くなってしまった、ということだと思うんだよね。
      Google Reader単体での収益化を期待していたのなら、まずはGoogleお得意の広告をバンバン出してみると思うんだけど、Google Readerってそんな試みがそもそも行われなかったし。

      親コメント
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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