アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
「誰かを助ける」のに理由はいらない(哺乳類なら)
ラットは閉じ込められた仲間を見ると、その仲間に共感し、助け出そうとする。しかし、抗不安薬が投与されストレスを感じにくくなるとこの行動が見られなくなる、という研究結果が発表された。この結果が示す、哺乳類にとっての他者を助けることの意味とは?
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Slackware 14.2リリース
古参のLinux ディストリビューションのSlackwareの最新版14.2がリリースされました。
14.1のリリースから実に2年8か月ぶりとなります。
Linuxカーネル 4.4.14 (4.6系のconfigファイルもあり)
Xfce 4.12.1
KDE 4.14.21
GNU C Library 2.23
gcc 5.3.0
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マラケシュ条約、著作権を制限して視覚障害者の書籍利用を容易に
視覚障害者にとって、見えることを前提にした書籍や出版物を読むことはそもそも困難だが、コンテンツがアクセス可能な形式で提供されなければ完全に不可能だ。幸いなことに、問題を緩和するための国際的な合意が、今日大きな節目を迎え、年内には発効される運びとなった。
マラケシュ条約は、国連の一部門である世界知的所有権機関(WIPO)が提唱した、国境を越えて知的財産問題を緩和する一連の規則だ。条約は著作権法に例外を設け、点字、オーディオブック、電子書籍等のアクセシビリティー形式による作品の複製を認め、こうした作品の国際流通の制約を緩和する。
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ちょっと溶かしちゃった。5兆円だけね。 3
太陽誘電からスタンパーや品質管理などを引き継いで製造されたCD-R/DVD-Rが磁気研究所から発売
OracleがJava EEの開発から手を引く可能性が指摘される
中国のオンラインメディアに規制、ソーシャルメディアが情報源の報道は許可制に
「専用ゲームはOculus Riftでしか動かせない」ことが問題となったRiftのDRM機能、削除に
先日タレコんだ「Oculus、Rift向けタイトルをほかのVRデバイスでは利用できないようにするためDRMを強化へ」の続報だが、どうやらOculusはRiftの最新アップデートでこのDRM機能を削除したそうだ(4Gamer)。
4Gamerの記事は経緯を含めて詳しくまとめられているので詳しくはそちらを参照してほしいが、これについてのOculus側の説明等はないようだ。
米TIME誌がヘッドフォンのブランド別ランキングを発表、
米TIME誌がヘッドフォンブランド別の品質評価ランキングを発表した。 対象となったメーカーは18社で、ランキング結果は次のとおり。
- Shure
- Grado
- Klipsch
- Pioneer
- ソニー
- AKG
- Sennheiser
- JVC
- オーディオテクニカ
- パナソニック
- Apple
- Bose
- Philips
- Creative
- Koss
- Skullcandy
- Beats by Fre
- Plantronics
このレビューは、CNETやWired、TechCrunch、What HiFi、Good Gear Guide、PC Magというガジェット/AVメディアによるレビュー結果によるスコア75%と、スペックおよび機能によるスコア25%から総合スコアを決定しランキング化したもの。 2014年にAppleによって買収されたBeatsは日本でも最近よく見かけるが、ランキングは17位と低いのが興味深い(ハイエンドモデルは素晴らしいという但し書きはあるが)。日本でも一部で評価が高いKossやCreative、Philipsはリーズナブルな製品は多い一方で値段に見合わない製品も多い、との評価。 Bose、Apple、パナソニックは3、4の高級フラグシップ以外は微妙という評価で、オーディオテクニカやJVC、Sennheiserは無難とされている。AKG、ソニー、Pioneerは品質に加えて価格設定も高評価で、Klipsch、Grado、Shureについては「最も信頼できる」そうで、「もし金がないならソニーやJVCの安いモデルが良いかもしれないが、(Klipsch、Grado、Shureについては)これで音楽を楽しむ新しいステップに踏み込めるだろう」と評されている。
「世界で最も青い顔料」、製品化へ
「世界で最も青い」とされている顔料「YInMn blue」が製品化されるそうだ(Artnet News)。
この顔料は2009年に発見されたもので、黒色の酸化マンガンとさまざまな化合物を混ぜて約1100℃近くで加熱することで合成できるという。「YInMn blue」という名称は、材料となっているイットリウム(Y)、インジウム(In)、マンガン(Mn)から来ているそうだ。
この顔料は油や水にさらされても色あせず、鮮やかな青色を保ち続けるのが特徴だという。また、既存の青色顔料は人体に有害な成分が含まれているものもあったが、YInMnはそれらと比べて安全性が高いそうだ。さらに、赤外線を多く反射するため、断熱のために利用することも期待できるという。
すでに製品化に向けたサンプルは生産されており、現在一般発売に向けたテストや各種認可作業を行っているところだそうで、近いうちに一般にこの顔料が利用できるようになりそうだ。
AMD Radeon RX 480がPCIeの規格以上の電力を消費、ソフトウェアアップデートで対応へ
米Red Hat主催のイベント「Red Hat Summit」のセッション中に結婚式が行われる
米Red Hatが主催するユーザー/開発者向けイベント「Red Hat Summit」内でなぜか結婚式が行われたそうだ。Red HatのCEO、Jim Whitehurst氏が指輪運搬役を務め、Red Hatの技術・製品担当上級副社長であるPaul Cormier氏が式の司宰を務めたという(CIO)。
新郎のMatt Hargrave氏はテキサス州のRed Hatの顧客だったとのことだが、新婦は手話翻訳者とのことでRed Hatとはあまり関係なさそう。また、Cormier氏は下記のようなかなり一般人には理解しがたそうな祝辞(?)を送っている(原文はオリジナル記事を参照してください)。結婚生活の成功は、私が今朝の基調講演で話したのと同じ原則に従うことで生まれます。それは、あなたたちのfootprintは物理的、バーチャル、プライベート、パブリックなリソースの組み合わせへと移動するということです。あなたちには安定し、一貫性がある共通の管理が必要となります。あなたたちのライフサイクルは追跡され、メンテナンスされなければなりません。今日より、あなたたちの関係は新たに設計されたインフラストラクチャを持つことになります。そして、もちろん、コラボレーションが最も重要なことになります。LinuxエンジニアであるMatt、あなたはコミットメントについて知っています。しかし、GitHubへとコミットをプッシュすることと、人生のパートナーへのコミットメントとは異なる物です。このプロジェクトをフォークすることはできないのです。
Googleでの「VR Porn」というキーワードの検索数、20か月で10000%増加
「VR Porn(VRポルノ)」というキーワードのGoogle検索数が過去20か月で10,000%増加しているそうだ(Slashdot)。
Google Trendで見ると、「VR Porn」というキーワードの検索数は2014年末から上昇し始め、2015年末に急上昇している。地域別人気度トップはなぜかノルウェーで、香港やシンガポール、フィンランド、韓国、マレーシア、スウェーデン、フィリピン、オーストラリア、イスラエルが上位。
ちなみに日本語で相当すると想われる「VR エロ」というキーワードも、「VR Porn」というキーワードと似たような動きを見せている。
スター・ウォーズの世界とスタートレックの世界はなぜ大きく異なるのか
スター・トレックの世界は科学技術が進んでおり、登場する人類も皆高い生活水準の暮らしを送っているように見えるいっぽう、スター・ウォーズの世界は奴隷制度もあり、あまりよい暮らしをしていなさそうな人々が多い。なぜこんな違いが生まれたのかを真剣に検討しているブログがSlashdotで取り上げられている。 これによると、その理由は下記のとおりだそうだ。
- スター・トレックの世界では軍の構成員が多様性を持っているが、スター・ウォーズのストーム・トルーパーはそうではない
- カーク艦長やピカード艦長は自己陶酔するが力による狂気には負けなかった。スター・ウォーズのシスの指導者やジェダイの騎士達は堕落した
- スター・トレックではどの戦艦も破棄できたが、スター・ウォーズではデス・スターという1つの中心的艦があった。これによってスター・トレックの世界では戦艦がそれぞれお互いを強く監視しあい、単一の艦が同盟を抜けることを防いでいた
- スター・トレックの人々はすべての人類が同じ幅広い種の一部だと考え、ジェダイやシスのような特別なグループは存在しなかった
- スター・ウォーズの世界はただ1人の個人が力を持ちすぎ
- スター・トレックのレプリケーターによって奴隷制度は非効率になった。逆にスター・ウォーズの世界は荒廃が早く進むように見える。そのため労働が強いられやすい
アメリカ、鉄道やバスなどの公共交通機関が乗客の会話を録音していたことが発覚
今年の4月に米交通機関のNJトランジットが社内に設置された監視システムを使用し、乗客の様子を動画だけでなく音声でも記録していたことが発覚した。NJトランジットの関係者は犯罪対策には必要だったと主張していたが、法律上の問題も指摘されたことで6月下旬に監視システムによる音声記録は停止されたという。またこの記録データに誰がアクセス可能なのかといった管理ポリシーが不明確な点も指摘されていたとされる(NJ.com、Slashdot)。
こうした録音問題は2012年にメリーランド州の一部バスへ音声録音機能が初めて搭載されたことから始まった。ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると現在では65%のローカルバスにこの機能が搭載されているという。また地下鉄の82%の車両にも音声録音機能が搭載されているが、ソフトウェアが用意されていないため使用できないとしている。別の記事によればこうした録音機能は国土安全保障(DHS)からの資金提供によって整備されているという。なお、大量輸送機関での音声録音を禁止する法案も提出されたことがあるが、2013~2015年はすべて廃案になっている(CSO、THE BALTIMORE SUN)。
Mozilla、次世代ブラウザエンジンServoのビルドを初公開
予定どおり、Mozillaが次期ブラウザエンジンServoのビルドを初めて公開した(Slashdot、venturebeat.com)。
現在はmacOSとLinux向けのバイナリが公開されているが、Windows版とAndroid版も用意できしだい公開される予定だ。ServoはMozillaが開発中のRust言語で書かれており、既存のエンジン以上に並列処理やGPUを使ったWebrenderなどの先進的な技術が盛り込まれている。なお今のところいくつかの機能はコマンドライン引数よりの指定が必要だ。
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Slackware14.2リリース
Linuxの古参ディストリビューションであるSlackwareが2年8か月に及ぶ開発サイクルを経て、7月1日付で14.2をリリースしました。
- カーネル4.4.14
- GNU Cライブラリ2.23
- xorg-server 1.18.3
- サウンドは、ついにalsaベースからPulseAudioに。
- KDEについては4.14.21。堅牢性などの問題からKDE5には、まだ移行せず。
- インストーラーは英語のままですが、インストール後には、問題なく日本語を使えます。
次の開発サイクルでは、デフォルトのシステムロケールをCからUTF-8へ移行する予定です。
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国連理事会、国家がネットへの意図的なアクセス禁止することは人権侵害だと決議
国連理事会は金曜日、インターネットへの接続のブロックや制限を行う国家を非難する決議を行った。オフラインで認められている基本的人権と同じくインターネット上でも同様の権利を認めるべきだという主旨などが含まれる。この決議は木曜日に議決される予定だったが、ロシアと中国が一部条項の変更を求めたため金曜日にずれ込んだ。
特に議論になったのは、インターネットへ接続する権利と表現の自由に関するものであるようだ。ロシアと中国の改正方針にインドと南アフリカ、サウジアラビアとカタールなどが同調したが、結局はその他の70国以上の賛成により本決議は採択された。決議では表現の制限を行った場合やインターネットへの意図的なアクセス防止または中断させる行為については非難されるといった内容が含まれている(TheRegister、ARTICLE19、Slashdot)。
ニューヨーク州、チケット取りボットを刑事罪に
ニューヨーク州はこの度、チケット購入時のボット使用を刑事罰対象行為とすることを決定した(Engagetより)。
今までもボットによるチケット購入は違法ではあったが、あくまで民事制裁の対象であった。法改正により今後は刑事犯罪上の罪に問われることになった。
ボットによるチケットの大量独占購入は最近特に問題となっており、例えばニューヨークのマディソンスクエアガーデンで行われたU2のライブではボットにより1012枚のチケットがものの1分で購入されたとのこと。
ボットによる購入は主に転売し利益を稼ぐことを目的としている。転売対策の一つとしてチケットを電子チケット制にするという策もあるが、ボット購入があまりにも蔓延していることを問題視したニューヨーク州は一歩踏み込みボット購入自体を取り締まることにしたようだ。
横浜銀行や東京大学ら産学連携でコンソーシアムを結成。融資の与信審査にAIを活用
東京大学と横浜銀行などはトランザクションレンディングの実現に向けたコンソーシアムを結成したと発表した。トランザクションレンディングは、決済代行サービスやクラウド家計簿、会計ソフトを提供する企業が、小売店や電子商取引事業者に対し、銀行口座やクレジットカードの取引情報、決算情報、商品の仕入れ、販売状況などから審査し、融資するサービス。与信審査を統計的手法やAIで解析して行う仕組みを構築するという。
中小企業、個人事業主らが、資金面で安心して事業に取り組める金融サービスの提供に向け、ビジネスモデルを検討する。AIや金融テクノロジとビッグデータを融合し、中小企業の利便性を高めたいとしている。コンソーシアムのメンバーは、A-SaaS、横浜銀行、浜銀総合研究所、経理代行サービスのココペリインキュベート、決済データ分析サービスのCaccoの5社(CNET、ITPro、大学ジャーナル)。