パスワードを忘れた? アカウント作成
100409 story
Google

Google Earthの古地図と部落差別問題、本家/.で話題に 249

ストーリー by hylom
米国で話題 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

Google Earthと日本の部落差別に関するストーリーが本家/.に掲載されている。

Google Earthでは歴史地図のレイヤを表示することが可能であり、東京や京都、大阪などの古地図を表示させることができる。この古地図に被差別部落が記載されており、Google Earthで現在の地図と重ね合わせてその関連を探ることも可能だという。

古地図の発行自体は法律上問題ではないが、差別につながる可能性のある内容を含む場合、その提示方法に関しては注意を払うのが一般的である。しかしGoogle Earthではこの古地図に歴史的背景の説明や注釈などは全く付随されていなかったという。

参議院議員であり部落解放同盟中央書記長を務める松岡とおる氏は3月17日、法務大臣森英介氏に会議でこの件に関し問題を提起したそうだ。その後古地図は変更され、差別用語を含む地名などは何の通知もなく削除されたという。部落解放同盟は「(Googleは)差別のツールとして簡単に利用できるサービスを提供する責任と認識を持つべきである」として、Googleの差別問題に対する立場や部落問題に関する話し合いをGoogleに求めているそうだ。

なお、この件はTimes OnlineAP通信の報道が元となっており、タレコミ人の日本語訳は元の発言の言葉と異なる可能性があることを付け加えておきたい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 東北や北海道では部落差別のイメージが湧かないでしょうし(集落の意味で「部落」という言葉を使う地域もあるらしいです)、関東の人にとっても「歴史」ではないかと思うのですが、近畿やそれ以西の地域では現在進行で継続している問題です。

    自分も大阪出身なので、小学生のときには道徳の授業で使った副読本(『にんげん』です。大阪でしか使わなかったそうです)で教わりましたし、親もどこが被差別部落なのか知っているような雰囲気でした(あえて聞きませんでしたが)。
    いまは四国のそれなりに大きな都市に住んでいますが、自治体の建物などには部落差別をなくそうというきれいな看板がかかっています。

    グーグルの中の人は差別を助長する意図はなかった、というよりも何も考えていなかっただろうと思いますが、わざわざ波風をたてるような真似をすべきとも思わない。
    批判を恐れずいうと、部落差別問題には誰も手を触れずに、「歴史」にしてやるのがいちばんだと思うのですが。

    • Wikiって略すな (スコア:5, すばらしい洞察)

      by natamame (27048) on 2009年05月27日 19時39分 (#1574243) 日記

      集落の意味で「部落」という言葉を使う地域もあるらしいです

      それが本来の意味です。
      もともと「特殊部落」と呼ばれていたのが被差別部落ですが、いつの間にか「部落」自体が被差別部落を意味するようになってしまいました。

      親コメント
      • by lazy_chain (35875) on 2009年05月27日 20時39分 (#1574301) 日記
        私は関東の田舎ですが、私の地元でも部落は普通に使われています。
        ただし、学校では使わないようにとのお達しがあったのか、日教組か何かが騒いだのか知りませんが、ある時突然(たぶん 80年代後半)部落という言葉は使わずに地区という言葉を使えと強制されました。
        ただし、それまで部落別*と呼ばれていたものが地区別*に変わっただけで、普段の会話では部落が使われていましたが。

        所謂言葉狩りというものに嫌悪感をもつようになったのはこれがきっかけかも。
        親コメント
        • by yakunin (27212) on 2009年05月29日 1時29分 (#1575417) 日記

          所詮「言葉狩り」という感じを受けられるのは仕方ないと思っていますが
          数年前に東京に出てきて、(東京だけではないと思いますが)
          ・同和教育自体があまりない(地元では3~4か月に1回はあった)
          ・「同和教育ってなに?」って人が多い
          と感じました。

          被差別部落出身の友人がおりますが、その友人も集落としての意味の「部落」として会話に出てきているとわかっていても
          頭では『「会話中の部落」=「集落」』と理解できても、地元での差別とかを思い出してしまうようです。

          「部落」という言葉の使い方をやめてほしいとというのではなく、差別意識自体はなくなってほしいなぁと思うのですが、
          何がしかの被害やいざこざにあった際、その相手方が被差別部落出身としいっている誰かが
          「あいつは部落出身だからだ」
          といってしまうことで、そういう意識が根付いてしまうことが残念でならないです。
          たぶん、最近の若年層がが発する情報に対して嫌悪感を持った際「『ゆとり』かよ」とか思うのもそういう感じなのかな。

          何とかしたくても、自分なんかではどうともできなくっていやな気持ちになるばかりです。

          親コメント
      • by meta (7332) on 2009年05月27日 21時49分 (#1574374) 日記

        昭和62年生まれの大分県出身ですが、小学校低学年(平成1桁)までは部落という言葉は普通に使われていましたね。

        集団登校を統率する役割の上級生のことを部落長、同じ集団で登校する地区のことを部落といってました。
        5年生になるころにはいつのまにか何の説明もされず地区という言い方に変わっていた覚えがあります。

        親コメント
      • Re:Wikiって略すな (スコア:2, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2009年05月27日 23時25分 (#1574480)
        21世紀初頭の就職難に端を発するBlack企業の蔓延による差別的収奪から
        部落問題と言われ、かれこれ100年になる。

        ――民明書房 部落問題の諸相
        親コメント
    • 永遠の対症療法 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2009年05月27日 21時19分 (#1574347)

      > わざわざ波風をたてるような真似をすべきとも思わない。
      > 批判を恐れずいうと、部落差別問題には誰も手を触れずに、「歴史」にしてやるのがいちばんだと思うのですが。

      歴史だと、研究の対象、勉強の対象になります。ま、それはそれで正解のはずですが、この問題、つまり××××問題の本質は、××××反対運動問題なので、実際問題、何をしても正解という事が無い(正解は運動団体が決める)。結局、思考停止的にリスク回避的に行動する事になる。この問題を解決するには、運動団体自体を何とかするしかないが、世の中から×××が絶滅できないのと同じで、それはほぼ不可能。結局、事実を歪曲したり隠蔽したりせず、その場その場で毅然とするしかないのです。でも多くの場合、それが出来ない。出来ない最大の理由は、誰も助けてくれない事。

      誰も手を触れないようにして、いつか過ぎ去った過去にしてしまう事を考える向きが多いかと思いますが、運動団体がある限り、終わりはないと思います。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 22時02分 (#1574391)
      関西の片田舎のとある地区の小学校では
      旧被差別部落の地域に住んでいる児童を中心に集めて週一回○○教室というように
      同和教育を中心に課外学習を行っています、また授業の補習的なことも行うため
      一般の児童が参加することもあります、ここで習った内容は定期的に差別解消への
      活動の場で発表されます
      ここだけ聞くと差別の温床になっていて隔離しているように聞こえますが
      田舎のため代々続く家系が多く保守的な地域にも関わらず
      実際には地域や先生方の努力により差別は全くと言っていいほどありません
      過去に被差別部落が有り、それは間違ったことであり今の人には関係が無い
      ということが周りの雑音に惑わされず客観的に教育するということが長年に渡り
      徹底されてきたことによる素晴らしい結果だと思っています。
      しかし残念なことにこの様な地域は希な例というのが現実です

      今の同和教育は内容が中途半端だったり周りの雑音により客観的でない部分が多く
      「臭い物には蓋を」ということになりがちで、結果「寝た子を起こすな」という趣旨の
      発言をされる方まで見受けられ残念でなりません
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 19時56分 (#1574266)
      西日本で一括りにしないで。九州(少なくとも北部)でも、集落という意味で「部落」を使います。
      親コメント
      • 同じく、広島の山間部ですが、集落という意味で部落という言葉を使います。

        # 子供の頃は、「部落」と「倶楽部」が同じ意味だと思ってました。。。

        親コメント
      • 同じく南九州(少なくとも鹿児島)でも、集落という意味で「部落」という言葉を使います。

        正直な話、「部落」という言葉に関しては近畿圏在住のそっち系の人がやけに過剰反応しているような感じもしないでもないんですが。
        それが、そういう問題が残ってますよみたいに、そういう風潮を無くす事に逆行するように騒ぐから未だに問題視されるんじゃないのか…なんて思ったりも。
        むしろ、わざと(というよりは無駄に)問題視させて解消させたくないのかと。

        #個人的には「西日本」といえば、福岡周辺の商業圏、もしくはNTT西日本orJR西日本の管轄地域とかを示す言葉というのが実感。
        #大阪なら「関西」か「近畿」の方がしっくり来る。大阪近辺を示す言葉としては「西日本」はあまりにも…

        --

        /* Kachou Utumi
        I'm Not Rich... */
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時25分 (#1574291)

      少なくとも西日本というくくりは勘弁してもらいたい。

      勉強に不熱心な人が増えたおかげで
      「部落?何それ?」という人も増えてきていると思います。

      差別を無くしたい割に騒ぎすぎとは思います。
      運動を支えているのは、「差別」を残したい人なのかもしれません。

      親コメント
  • by NOBAX (21937) on 2009年05月27日 19時49分 (#1574254)
    米Yahoo!ニュース [getnews.jp]
    >この『Google Earth』の古地図を確認した日本の部落解放同盟中央本部は、法務大臣の森英介氏にこのことを伝えたという。
    >その後、古地図の一部が『Google』によって修正されるなどし、古地図を始めたはいいが迷走している感が否めない。

    とあるから、Googleの件は落着したんじゃないの。
    しかし、出典元のRumsey Map Collection [davidrumsey.com]は健在みたいだし、
    検索すれば、元の地図も出てくる。
    臭いモノに蓋みたいな対応ではダメなんだと思うけどね。
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時25分 (#1574293)

       google社はあまり好きではないけど、今回のことについてはなぜgoogleが責められるのか判りません。

       京都に住んでますが、行政自身が(いわゆる人権運動団体といっしょになって)どこがそうした地区か、市民に明らかに判る形で指定してさまざまな施策を行なってきたわけです。
       数多くあるセンシティブなエリアの全てが行政の指定を受けていたわけではないですが、例えば今でも京都市のWebサイトを見て、地区住民への支援のためとして建てられた施設の所在地一覧を見るだけで、誰にでも容易にわかってしまいます(ちなみにこの施設は最近の同和行政見直しの一環として廃止が決定してはいます)。
       運動団体の皆さんは、どうしてこういうエリア指定のやり方に対してはずっと文句をいってこなかったのに、googleには文句つけるんですかね?

       そもそも過去の事実を隠蔽することは差別をなくすどころか助長すると思ってるので、こういうやり口は非常に違和感があります。

      親コメント
  • 大勝利 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年05月27日 19時34分 (#1574239)

    その後古地図は変更され、差別用語を含む地名などは何の通知もなく削除されたという。

    歴史の修正に成功したのか

  • 「認識不足だ!」って糾弾されるのが怖いから「ない」とは断言しないけど,本当にいまだに出身場所とか家系による差別ってあるんでしょうか?

    自分のまわりで「俺,○○の末裔!」とか言うやつらですらよくよく聞くと「爺さんが言ってたから」という程度だし,自称「代々生粋の江戸っ子」でもよくよく聞くと「爺さんは東京生まれだけど…」という程度です.なので大阪生まれちょっとだけ大阪育ちの身でありながら,「部落問題」という話を聞くと「出身についての情報をよく保存し得たのだなぁ」と感心する程度なのです.

    そりゃそっち系の副読本も読まされましたが,何にもしてない俺らにいわれてもなぁ,と.ええ,先生にそう言ったら「何にもしてないことが悪いことなんだ」って言われましたが.しかしその差別されているという状況が目に見える形で学年に存在しない以上理解しようがない・・想像しろと言われるならするけど,それって「江戸時代のくらし」とか読まされて「へ~昔は苦労したんだなぁ」と思うのと同じなので,その感想を述べて怒られてもなぁ,と理不尽さだけが残りました.

    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • by mino3gou (36958) on 2009年05月27日 22時41分 (#1574435) 日記
      あると思いますねえ。

      ここで皆さんの書き込みを見てて、こわいなあと思うのは、今でも残っている差別(差別意識)を
      「それは彼らが(利権団体などを作っていて)こわいから」と、「彼ら」の問題にしてしまっていること。

      確かに、変な利権だの圧力だの、良いことだとは欠片も思いません。

      でも、そういう団体を作って抵抗しなければならなかった歴史的経緯もあるわけですよね。間違いなく。
      (そろそろ、あちこち「見直す」必要はあるでしょうし、歴史的経緯をたてにとった不法行為は罰せられる
      べきです。そこで甘い顔をしろという意味じゃありません。)

      でも、
      きっと昔、”本当の”差別があったころにも、同じコトを言ってたんじゃないでしょうか? 差別する側は。
      「連中は不潔だから、どんな病気を持ってるかわからないから怖い」とか
      「連中は荒っぽい仕事をしてるから、気性が荒いから怖い」 ・・・etc.
      そんなふうに「問題があるのは彼らの側だ」と主張して、自分たちの差別的な行動を正当化していただろうと思います。

      「○○さんは被差別部落の出身だからどんな『背後』があるかわからないから・・・」というのは、その「○○さん」
      本人の資質とは関係なく、その「背後」を勝手に前提して勝手に結論を出しちゃってるという意味で、間違いなく
      「差別」ですよね。
      本人はそんな人柄ではないかもしれないし、「背後」なんてないかもしれないし、もしあっても話をしてみれば
      よくもののわかった相手なのかもしれないのに。
      「背後」と言われるような団体があることが問題なのじゃなく、それを「理由」にして差別してる側に問題があるんじゃ
      ありませんかね?

      ええ。間違いなく今でも差別ってありますね。

      #これをIDで書き込むかどうか、ひとしきり悩まなきゃならないというのも、わがことながら情けないです。
      --

       みの3号
        〜愚か者にも三分の理〜
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時06分 (#1574274)

      今となっては、というよりだいぶ前から「何かというと出てくる『背後』が厄介だから近寄らないでおく」という状態なので「背後」がなくなればそのような誰得な差別はすぐなくなる。現にほとんどの人は知らないんだし。しかし「背後」は「差別されている」状態でないと困るので、いまだに厄介な存在であり続けようとする。なので情報を保存してるのって「背後」の方なのかもね。
      # 厄介なのでAC

      親コメント
    • by greentea (17971) on 2009年05月27日 21時39分 (#1574369) 日記

      名前から、薄々気づいていた人もいるでしょうが、大阪の橋下知事は、同和地区で育ってきた方です。

      http://www.bll.gr.jp/news2008/news20080915-3.html [bll.gr.jp]

      橋下知事は、「いわゆる同和地区で育ってきた。都道府県の知事のなかで同和問題について一番知り尽くしていると自負している。みなさんの協力をいただきながら、できる限り解決していきたい」とのべた。

      その上で、次のような発言もされております。

      http://www.pref.osaka.jp/seisaku/buchokaigi/080326.html [osaka.jp]

      ・議会でも取り上げられた同和問題について。私はまだ同和問題は解決していないと
       思う。しかし、優遇措置は、差別を助長するものであり、認められない。
       差別意識を一掃するためには、府民から優遇施策がなくなっていると分かるようにする
       必要がある。同和施策を一般施策にしたと言うが、本当にそうか。形式だけでなく、
       実質的に一般施策化しているか徹底的な見直しが必要。部局担当には苦労をかける
       が、最後は私が交渉の場に出てもかまわない。

      また、Web魚拓ですが、こんな記事が産経に載っておりました。
      http://s04.megalodon.jp/2008-0307-2343-53/sankei.jp.msn.com/politics/l... [megalodon.jp]

      彼によると、差別はあるそうです。ただ、彼は同和利権には反対の立場を示しています。

      --
      1を聞いて0を知れ!
      親コメント
      • まさにそれが差別の心 (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2009年05月27日 23時08分 (#1574460)

        ACな府民です。橋下知事の政策については賛同しかねる点が多いのですが、同和政策については賛成です。

        それはおいといて、
        > 大阪の橋下知事は、同和地区で育ってきた方です。

        これは事実ですが、非常に気になったのは
        > 名前から、薄々気づいていた人もいるでしょうが、

        なぜ名前から気づけるのでしょうか?言外に「橋の下というイメージが同和地区を連想させるから」とほのめかしているようです。
        しかし、Wikipediaにある彼のプロフィールを見ると
        >> 東京都渋谷区幡ヶ谷生まれ。小学校5年生の時に大阪市東淀川区東中島に転居。
        となってます。名字は生まれたとき(それ以前)に決まっているが同和地区に住んだのは小5のとき。greenteaさんはこのずれを説明する責任があると思います。

        「名前から、薄々気づいていた人もいるでしょうが」というように自分の努力で変え難い名字というモノを取り上げ、被差別部落と結びつけること自体差別が残っている証拠じゃないでしょうか。

        親コメント
        • >「名前から、薄々気づいていた人もいるでしょうが」というように・・・

          地元から東京に出てきて、職場で初めて受けた人権学習講和に
          ・「○○」という文字が入る地名は被差別部落
          ・「○○」という文字が入った駅がどこそこで建設予定だったので自治体に抗議し、名称変更をさせた
          ・朝鮮人は名前に「××」という文字が入っている
          とかを延々述べるだけの”せんせい”とやらがきましたよ。

          人権学習に興味がなく聞いていなかった人も多かったですが、
          上司から「講和を聞いていなかった者は、名簿順に△△研修部長の所にって反省するように」とか言われ、
          名簿で1番目だった当方は、その部長のところにいって思うところを話をしました。

          1週間後に控えた資格試験に向けた勉強を、講和の時間中にやっていた人が大半だったんですが、
          部長のところに呼ばれたのは結局、当方だけだったようで・・・

          次回以降、その”せんせい”は呼ばれなくなったようですが、
          地域の名称や名前なんかで、そもそも差別意識をもってしまう人がいるんだなぁと思ったしだいです。

          親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年05月28日 13時51分 (#1574926)

        >名前から、薄々気づいていた人もいるでしょうが、大阪の橋下知事は、同和地区で育ってきた方です。

        僕の友人の金田君は、労働者問題に取り組んでいるのですが
        その活動がニュースなどで紹介されるとネット上ではその姓から「在日朝鮮人」呼ばわりされてしまう悲しい人です。

        もういい加減「名前から薄々気づく」のはやめたほうがいいと思います。
        ほとんどが誤解ですし、誤解でなかったとしてもそれを差別というんですよ。

        親コメント
    • by numberR (34474) on 2009年05月28日 5時35分 (#1574634)

      白人以外に生まれるだけで、白人からはずっと差別されます。
      世界は未だに差別で成り立っています。

      親コメント
    • by ncube2 (2864) on 2009年05月28日 8時59分 (#1574680)
      大阪に遊びに行った。
      そしたら小学校の校門のところに「越境入学はやめましょう」という看板を見た。
      一緒にいた大阪の人に「あれは何?」と聞いたら「ここは同和関連がムニャムニャ」。
      なんか未だに結構あるのかね?
      親コメント
    • ここまで、まだ紹介されていないようですので、昨年刊行された本を紹介しておきます。

      栗原美和子「太郎が恋をする頃までには...」 [amazon.co.jp]

      在京テレビ局員の手による本なのに、テレビでほとんど紹介されないことが、現在におけるひとつの事実を伝えていると思います。

      ちなみに、自分の本書の作品としての評価は決して高くはありません。

      親コメント
    • このあたりって地域格差が大きいですねぇ。

      地元の学生時代、3~4か月に1回は同和教育とか差別問題についての教育ってありました。
      就職後も、同程度にその手の教育がありました・

      学生時代は差別に対する実感というのはそれほどなかったですが、
      地元で就職しました後、結構厳しい現実というのを見ました。(詳しくはかけないですが)
      学生時代は、理不尽な差別があったんだ・・・とか程度に思っていましたが、
      人に根付いてしまった意識ってものからくる厳しい現実っていうのを見ると、もっとやりきれない気持ちになるものです。

      その後、東京に出てきて、次のに驚きました。
      ・他の地方では。同和差別についての研修がない
      ・会社の研修に、同和差別についての研修がない
      ・「被差別部落ってなに?」って人が多い

      親コメント
    • 「認識不足だ!」って糾弾されるのが怖いから「ない」とは断言しないけど,本当にいまだに出身場所とか家系による差別ってあるんでしょうか?

      噂レベルの話かも知れないけど、一応 [google.co.jp]。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年05月28日 5時00分 (#1574631)

        噂って言うのは出所が分からないものを言いますが、その話は野中氏が主張し、
        御用作家が本にし、麻生氏は否定、その場にいたことが分かっている他の出席者で
        肯定する者はいない、とはっきりと状況が分かっていますね。
        こういうものは政敵にダメージを与えようとするデマゴギーというやつで、今更
        取り上げるのはある種の目的があるんでしょうがあまり行儀よくありませんね。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 19時58分 (#1574268)
      > 「認識不足だ!」って糾弾されるのが怖いから「ない」とは断言しないけど,本当にいまだに出身場所とか家系による差別ってあるんでしょうか?

      奈良在住です。本場です。
      がっつり残っていますよ。同和利権も。
      ただ、一般論で語れるものではないので部外者には理解は極めて難しいと思われます。
      親コメント
      • by Elbereth (17793) on 2009年05月27日 20時12分 (#1574281)
        逆に利権があるからこそ同和問題が残ってるんじゃないの?
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時25分 (#1574290)

          奈良についてはその通りだと思います。

          私は東日本の出身で、「部落」という言葉自体を小学校の教科書ではじめて知り、実感のないまま京阪奈地区に赴きました。
          奈良市のゴミ収集があまりに酷いので立腹して調べたら利権が絡んでいるという報道が過去にされて、ある人に「大きな声ではいえないがその影がいまでも残っているから諦めろ」といわれ、大変驚きました。

          まぁ京都や奈良の人からみたら、「関が原より東・北の出身」という時点で東夷か北狄なんでしょうが(笑)。

          親コメント
          • まあ実際にありました [srad.jp]からね。
            このコメントの後半部分については知りませんが、今の経済情勢を考えるとあってもおかしくないと思います。

            #結構早めに書いた [srad.jp]と思ったのにまだ修正されてないよorz

            親コメント
          • 京阪奈地区って大雑把な感じですが、そのあたり郵便局の職員をやっていた際の話です。

            少なくとも数ヶ月に1回は職場でも人権学習とかの話があったのですが、
            よその地方からきた課長が、その際に「部落って『集落』って意味で使う地域も・・・」とか発言し、
            その地域出身の職員から「問題の本質わかってる?」と袋叩きに。
            数ヵ月後、その課長さん退職されました。

            皆さん、京都とか関西に赴任される際は気をつけてくださいね。

            ちなみに、その郵便局。
            「市」になって30年以上たちますが、その前の「町」よりも前の「京都府××村○○さま」とかいう住所で発送されたものも
            配達していました。地域の現状とか成り立ちとかわかっていないと配達できないので民間の業者さんには配達できないところも多かったと思います。(同じ苗字が同じ地域にたくさんいらっしゃたりとか、嫁入りとかで同姓同名が数人いたりとか結構大変でした。)
            最近は新興住宅地とかできているのでそういった話も薄れてきているのかなぁ。

            親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年05月28日 14時10分 (#1574940)

          そうやって騒いでいた友人がいた。
          そしてそいつは地元の会社に行こうとして自分の親が部落出身だと知ったらしい。
          その後同様に何社も落されてしまい暫く無職のままで過ごしていたと。
          でも差別されている人が利権にありつけるかって言うとそうでも無いようで。
          就職できるのなら活動に参加しても良かったのだけど、結局無理で東京に出てきたとな。

          自分でも「差別なんか無い」って言っていたらしいが、知らない物の無責任な責任だったと
          身に沁みた後は反省したってさ。

          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時15分 (#1574282)
      10年以上前ですが,差別がその当時存在するという話を祖母(祖母は被差別部落在住ではない)から聞きました.

      祖母の住む同じ町内の,田舎には少し不釣り合いな,比較的新しい住宅が固まって建ってる場所があり,祖母に何でこんなところにこんな建物たってるの?と聞いたことがありました.

      そこは被差別部落で,自治体から補助金?がでて家を建てたとか.
      家族が多いと補助金をたくさんもらえたらしく,別の場所にいってしまった子供たちをわざわざそこに戻させ,こうなったのだという不満顔の祖母の弁.

      真偽はわからないですが・・・
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時41分 (#1574304)

      うちの親は大阪府内のとある市役所を定年退職しましたが
      部落の奴とは結婚どころか、関わることすらするな
      と常に強く言っていましたね。部落かどうかなんて
      調べればすぐに分かるんだそうです。

      親コメント
      • by Dobon (7495) on 2009年05月27日 23時43分 (#1574495) 日記
        市役所での勤務で、運動家とか利権屋の対応に*うんざり*したからでは?
        --
        notice : I ignore an anonymous contribution.
        親コメント
      • この問題はほんとに地域差大きいですね。

        長野(佐久市近辺)の友人から聞いたのですが、
        長野の男性教師と関西出身の女性が結納したとき、挨拶で
        「私たちの部落はちょっと冬は寒いですが、夏は快適で・・・」
        みたいな会話をして女性側の両親の顔が青ざめ、破談になりかけたとか。
        (ここでは単に"集落"の意味)

        まぁすぐに誤解は解けたものの、真面目な新郎は
        相手側両親への好感度一気に低下してしまい、暫くは疎遠な関係が続いたそうで・・・。
        差別発言は実際には関係ないと余計に品性疑われますしねぇ。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年05月27日 20時25分 (#1574292)

    私は滋賀県に対して、同和地区の場所を情報公開請求して、真正面から争っています
    http://tottoriloop.blog35.fc2.com/blog-entry-246.html [fc2.com]

    鳥取県に対しては「同和地区出身者と思われるから」」という理由で不開示になった
    資料の公開を求めて、現在最高裁で係争中です。
    http://tottoriloop.blog35.fc2.com/blog-category-19.html [fc2.com]

    被差別部落だった場所は秘密でも何でもありません、
    古地図が問題なら、このように例規集に同和地区の場所を載せて公開している自治体は何なのでしょうか。
    http://www.google.co.jp/search?q=inurl%3Areiki+%93%AF%98a+%88%CA%92u [google.co.jp]

    土地の歴史と、住んでいる人の人格は別問題です。
    被差別部落もエタ、非人も100年以上前の解放令でとっくになくなっています。
    それを同和地区だの同和地区出身者だのと言い換えている人たちがいるだけです。

typodupeerror

「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

読み込み中...