Chromium、VP9ビデオコーデックのデフォルトサポートへ 13
ストーリー by hylom
さあ誰が使うのか 部門より
さあ誰が使うのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Google ChromeのベースとなっているオープンソースのWebブラウザ「Chromium」で、デフォルトでVP9コーデックのサポートが有効になるとのこと。GoogleはVP9はH.264に変わる業界標準コーデックとするよう推進している。GoogleはVP9を6月17日に完成させると発表しており、それを受けてのものだと思われる(Chromium Code Reviews、本家/.)。
ChromiumでVP9サポートが追加されたということは、将来的にChromeにもこの機能が追加される可能性が高い。The Next Webによると、Chromeでも年内にはVP9のサポートが行われる可能性があるとのこと。
誰が選ぶのか (スコア:0)
GoogleはYoutubeをVP9とやらに移行すると言ってるわけでしょ。
実行された場合、以下のことが考えられます。
Chrome以外のブラウザが慌ててVP9対応するなら特に問題ないが、対応しなかった場合、
PCでは何らかの再生ツールなんかが出て解決すると思われますが、
問題はAndroidとiOS
後者はアプリも含めてガンとして対応しない可能性があるし、
前者も旧機種では対応不可の可能性が高い。
両方使えるような方向で対応しない限り、
終わるのはYouTubeの方でしょうね。
Re:誰が選ぶのか (スコア:2, すばらしい洞察)
今でもYouTubeは一つのビデオをFLVとMP4の両方のフォーマット、多数の解像度で提供しています。
これは囲い込み云々の問題とは関係なく、YouTubeができるだけ多くのユーザーにリーチしつつ(収益源が広告なのだから当たり前)、デバイスに合わせて適切な、できるだけ帯域を使わないですむ配信方法をとるためです。
つまり、フォーマット変換の計算コストよりもネットワークの帯域コストのほうが高いのです。
VP9がMP4が採用しているH.264コーデックよりも圧縮率が良いのであれば、これまでのフォーマットに加えてVP9「も」提供することは理にかなっています。
おそらく殆どのユーザーはその変化に気が付かず、Chromeを使っているとなんとなくYouTubeが快適な気がする、程度の違いになるでしょうが、Google側としては合理的なコスト削減になるのだと思います。
ちょうどAndroid用のGoogle+の写真フォーマットがいつの間にかWebPになったのと同じように。
Re: (スコア:0)
圧縮率や帯域で得をするのはYoutube側であって
短期的にはユーザー側ではデコードのCPUを割かれて何だかちょい重め、という印象になりませんか?
長期的にはデコーダーも最適化されていくでししょうが。
Re: (スコア:0)
土日なんてしょっちゅう止まるので、
それが無くなるのはユーザー側にとっても十分なメリットでしょ。
Re: (スコア:0)
自社のフォーマットですか?
他社では実装できないほど凄いフォーマットなんですか?
VP9のメリットは何? (スコア:0)
Re: (スコア:0)
同画質でビットレート比べたとき、VP8の半分になる。
他にもいろいろあるのでこのPDF読むと吉。
http://downloads.webmproject.org/ngov2012/pdf/02-ngov-product-requirem... [webmproject.org]
Re: (スコア:0)
それだとH264に対するH265のメリットとおなじような
VP8がH264対抗とした場合、VP9はH265対抗?
H26xに対するVPxのメリットって何になるんでしょうね
Re: (スコア:0)
自分のサイトを自分が関わったコードで埋め尽くしたいのは誰でも同じですよ
Re: (スコア:0)
ライセンスフリーの選択肢がないのは問題だよ
Webとライセンスは相性悪い
言い方を変えれば、オープンソースのVP9に対して、独自規格のH.265は相性最悪