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アメリカ合衆国

ニューヨーク州裁判所、Facebook経由での離婚届送付を認める 11

ストーリー by hylom
背景が興味深い 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ニューヨーク州裁判所が、離婚届をFacebook経由で送りつけることを認めたという(Ars Technica)。

問題となっている(元)夫婦はともにガーナ系で、2009年に婚姻したものの、夫側がガーナ式の結婚式を拒否したため結婚生活は終わり、別居していた。夫側はその後妻側との面会を拒み、電話およびFacebookでのみ連絡が取れる状況になっていたという。

夫側はその後住んでいたアパートを退去、電話口で語ったところによると住所不定無職になっていたため、離婚届を送りつけることができなくなっていたそうだ。妻側は私立探偵を雇って調査を行ったものの、夫が使っているプリペイド携帯電話の契約情報には住所が登録されておらず、運輸局にも夫の情報はなかったとのことで、手がかりは見つからなかったという。

こういった背景からFacebook経由での離婚届の送付が認められた、ということらしい。とはいえ、いくつかの懸念事項は残っており、まずもっとも大きいのが夫のものとされたFacebookアカウントが本当に本人のものなのかどうか、という問題だ。また、実際に夫がそのアカウントを使っていても、Facebook上で送られた「離婚を求める訴えを起こす」という旨のメッセージが確認されていない可能性がある。しかし、妻側はFacebook上でやり取りした「個人的なやり取り」から、そのアカウントは本当に夫が使っているとの確証を得ているとのことで、宣誓書にもその旨を記し署名しているとのこと。

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