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法廷

スルガ銀行の勘定系システム開発失敗、要件定義完了後の費用42億円の支払いを日本IBMに命じる二審判決が確定 77

ストーリー by headless
確定 部門より
tamago915 曰く、

最高裁は8日、日本IBMによるスルガ銀行の勘定系システムの開発中止を巡る訴訟で両社の上告を棄却し、約42億円の支払いを日本IBMに命じる東京高裁判決が確定しました(スルガ銀行のニュースリリースITproの記事時事ドットコムの記事)。

日本IBMが提案した勘定系パッケージ「Corebank」が適合せず、開発中止に追い込まれたわけですが、一審は提案時点で「プロジェクトマネジメント義務」が発生するとして、提案後の費用約74億円の賠償を命じました。一方、二審ではプロジェクトマネジメント義務の発生を要件定義工程完了時の最終合意書締結以降とし、賠償金を約42億円に減額しています。

二審判決では「Corebank」の機能検証が日本IBM側に不足しており、今回のプロジェクトに適合しないことを要件定義段階で判断できなかったこと、そして最終合意時点で開発中止の可能性について言及しなかったことが指摘されています。ITベンダーの中止提言義務(ITproの記事: 要会員登録)とも呼ばれる、「ITベンダーはユーザー企業に対し、必要に応じてプロジェクトの抜本的な見直し、または中止を提言する義務を負う」とした判決文も確定したことになります。

タレコミ者としては、要件定義をもうちょっとまともにやれれば、仕様変更が頻発して開発者が困ることも減るだろうに(小並感)、と感じるわけですが、要件定義側、開発側、ユーザー側として思うことなどあればコメントいただければと思います。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by ikotom (20155) on 2015年07月12日 16時06分 (#2846186)

    今回のポイントは、なによりも「中止提言義務」が
    ベンダー側へ明確に課せられた点につきるんじゃないかと。
    # だって要件定義が難しいなんて皆身に染みて知ってることだよね

    これってベンダー側に厳しい判定ですが、それがかえって、プロマネが失敗を自ら選択する
    良い「ふんぎり」になってくれるんじゃないか、と思います。

    今までは、どうみてもデスマーチな案件を
    死中に活を求めて突き進む選択(あるいは押しつけ)が
    「売上至上主義」のなかで肯定されてきたわけです。

    まっとうかつ論理的に中止を進言したプロマネが「ヘタレ」と罵られ
    キャリアを傷つけられるような、間違った風潮すら、のさばっていたのを
    否定する人は居ないですよね。

    今後は、そういう考え方を改善する方向へベンダー自身が持っていかないと
    最終的な失敗時に損害賠償という形でベンダー自身の屋台骨を揺るがす事態に
    なってきます。

    つまりプロマネが「ノー」と言える権限、あるいは環境が
    ビジネス上もより必要性を増してくる、ということになるんじゃないでしょうか。

    それらが用意できない会社は今後、淘汰されていくでしょう。
    もちろん、そこまでの変革をすぐには期待できないので当面は
    プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」と
    脅せる武器が一個増えた感じですかね。

    # そこで逃げたり、こっちに責任を押しつけるような相手には、こちらも逃げ一択

    • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 18時25分 (#2846212)

      今、まさに中止したい案件やってるんだけど、俺、環境も納期も見積りも何も決めてないんだよね。
      ほんとすげえ話だなと思って適当に流してる。

      プロマネがどうこうって言うよりも現場の意見を無視して根拠のない数字を言ってしまう営業がいるとどうにもならない。

      #そしてそこの責任が追及されることは無い。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そういう営業がいる方が業績がいいから、会社が生き残ってるんじゃないの?全体的な不合理があったとして、それを解決できない企業は廃れていくことを期待したいんだけれど。

        • > そういう営業がいる方が業績がいいから、会社が生き残ってるんじゃないの?

          違うだろ。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            状況によるよ。開発者がなにもやることないくらい稼働率が低くなってる状況なら利益率を度外視した案件でもやったほうがいい場合があるよ。
            まあ、大抵の場合つまらない営業がとってきたつまらない案件で開発者が疲弊するのが世の常だろうけど。

            • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 23時16分 (#2846956)

              そもそも自分たちの給料を充足できないような能力しかない技術者ばかりだと売れないから、
              その売れない連中とセット売りしなきゃならない営業も大変だと思うぞ。

              普通の技術力のある会社の営業は無理して仕事とらないよ。
              無理して取ってくるのは「売り物(技術者)の質が低い」ことを自覚すべき。

              コストが毎日発生してるのに売れない商材なんて、
              ビックカメラとかならとっとと値下げして赤字でも売り出しちゃうだろ?それと同じだよ。
              人のせいにする前に自分の足元を見た方が早いと思う。

              #技術者と話が出来ない営業はバカだと思うけど、
              #自分が商材でありコストだってことを自覚しない開発も同じくバカだと思う。

              親コメント
        • by Anonymous Coward
          仕事なければ 収入0ですからね。

          営業がなんにもわかってなくても、エンジニアのスキルがなくても、売っちゃえばお客さんが不満たらたら言っててもお金は入ってくるので。
          会社が生き残るで言えばそうなんだと思います。

          特に日本は付き合いという文化があって、より良い物を作る企業より前に取引したことある企業との付き合いを大事にしますし。仕事とっちゃえば勝ちみたいなところはありますね。
          • by Anonymous Coward

            それは黒字案件の話で、赤字案件を取ってきた言い訳にはならない。

            • by Anonymous Coward

              赤字案件を取ってきたこと自体は批判されてしかるべきだけど
              それなりに現金の入出歴がなければ銀行も金を貸してくれませんので、経営上は仕方ない面は理解できます。

              で、普通なら余裕で黒字な案件がきても、赤字案件が尾を引いて黒字案件もひどい状態になる、ってのを繰り返します。

        • by Anonymous Coward

          IT系の技術者は一般の人からはネガティブ思考と取られるくらいリスクを回避したがるから
          営業が積極的に急かさないと取れる仕事も取れないみたいなイメージはあるのかもしれない。

          必要なのは誰が(たとえ技術者でないとしても)見ても客観的と言える要件定義と見積り方法なんだろうけど、
          そこに行き着ける会社ってのはなかなかなさそうだねえ。

          #自分で全部仕切った案件に関しては利益出てるんだけどなあ。

        • by Anonymous Coward

          >全体的な不合理があったとして、それを解決できない企業は廃れていくことを期待したいんだけれど。
          今の日本の司法制度でそれはないな。違法な企業でも「潰したくない会社」は潰さないから。

          またIT業界にそんな自浄作用があれば、こんなに苦労してない。
          IT業界の定番の不条理の一つに「責任ある地位の人が無責任」だってことがあるんだけど、
          たとえばその一例が「顧客が自分の作りたい物に対して漠然としたイメージさえ持ってない」だよね。
          なにが作りたいか決めてくれないのに、はたして「今のままではあなたの欲しい物が作れない」ことを
          論理的に証明できるでしょうか?それは悪魔の証明になりはしないでしょうか?

          今回の判決で「「中止提言義務」がベンダー側へ明確に課せられた」としても、実質的にその権限は現場にないまま
          失敗の責任だけ押しつけられて、IT業界の不条理をさらに推し進める結果になるだけだと思うな。

          • by Anonymous Coward

            「実質的にその権限は現場にない」ベンダにおいては不条理が加速されるだけの可能性はありますが、
            ベンダ自体に中止提言義務違反による赤字が重なっていくので最終的には衰弱するかと思います。

            正しく権限を付与するベンダも無論あるでしょうから、長期的にはそっちが優勢になる、筈。

        • by Anonymous Coward

          この国は作るモノの質(仕事の成果)よりも客に取り入って仕事を貰う方が良しとされる傾向が強いし仕方ない

          基幹システムをPHPはまだ許せるが、浮動小数点の除算で「計算がおかしくなる!!」と騒いでいたり
          「内部の人間しか使わないからセキュリティにこだわるな」とSQLインジェクションにノーガードを強要されたりと
          本当に逃げ出したかった現場があったんだが、そこも中身よりも接待だったなぁ・・・

    • by Anonymous Coward

      そのプロマネが多重派遣でやってきた身元偽装の雇われさん、なんてのもよくある話で。
      そんなプロマネには当然ながら、「前進」以外のコマンドは用意されていません。

      まずはクライアントに所属会社の開示をする所からですね。
      まともなプロジェクトは、ちゃんと開示してるイメージ。

    • by Anonymous Coward

      プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」

      キミ、自分の仕事をなんだと思ってるの?くらいにしか返されないだろう。

      • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 20時44分 (#2846277)

        プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」

        キミ、自分の仕事をなんだと思ってるの?くらいにしか返されないだろう。

        実際、そうなんだよね。

        プロマネ:「このプロジェクト、計画が破綻してます」
        偉い人 :「で、どうするんだね?責任はお前が取るのか!」

        となるだけだよ。実際、騙されて引き継がされたプロジェクトで最近そうなった。
        前任者が客を騙してたんだけど、後始末と責任を押し付けられ・・・・耐えられませんでした。
        (承認者のお前の責任は一体どうなってんだよ、って心底思ったよ)

        余計にプロマネの悲劇が増えるだけだと思うなぁ、この判決。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          こういう愚痴こぼしてるのよく見かけるけど、責任押し付けられるとどうなるの?
          出来ないものは出来ないんだし、赤字になったって自分の懐が痛むわけでもないし、
          頭下げてごめんなさいって言っちゃえば、それ以上の責任を取るのは自動的にもっと偉い人に移る。

          せいぜい自分の査定が悪くなるくらいしか思いつかないんだけど、それってそんなに問題?
          ITプロマネなんていくらでも転職先みつかるだろうに。
          正直、何がそんなに耐えられないのかよう分からんのだよねー。

        • by Anonymous Coward

          > 偉い人 :「で、どうするんだね?責任はお前が取るのか!」

          そこでこう言い返せるようになったってことだよ。

          プロマネ「じゃあ続けてもいいんですか?炎上して
               損害賠償沙汰になったときは貴方の責任にしますよ。
               あ、この会話、録音してますから」

    • 失敗した営業は、破門・絶縁・除名・除籍回状を廻すのよ。ITベンダー業界で。

    • by Anonymous Coward

      つまりプロマネが「ノー」と言える権限、あるいは環境が
      ビジネス上もより必要性を増してくる、ということになるんじゃないでしょうか。

      なんか妙な事を言ってるなと感じる。
      「ノー」と言えるプロマネってのはつまり、利益の伴わないプロジェクトである事を上長や相手方に説明できて、
      プロジェクトを円滑に中止させられるプロマネって事だろう。
      単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、
      だって実際にビジネス上もっと偉い立場の人が存在してしまっているわけだから。

      個人的に拒否するというのは、当然なが

      • by Anonymous Coward on 2015年07月13日 13時41分 (#2846609)

        言いたいことはわかるけど、あまり現場を知らない人の意見っぽい感じがする。

        > プロジェクトを円滑に中止させられるプロマネって事だろう。
        まず、この前提がおかしい。だって実務では、円滑なんてありえない。
        ゴジラの前に立ちふさがるようなもの。例え進行を止められても周囲への被害ゼロなんてウルトラマンでも無理。

        > 単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、
        これも、ありえないってのがありえない。
        だってほぼ世界中で(日本以外)は、IT業界に限らず、
        現場の担当者が全権を持つのがごく一般的なことだもの。
        現状の日本が、あまりにも現場の権限が弱すぎるんだよ。それが失敗PJを
        呼び込む一因になっているのは間違いない。

        > 「ノー」を実行する能力をもつプロマネが、ビジネス上もより必要性を増してくる、
        それは確かにそうなんだけど、
        今まではその能力を実行させないような封じ込めがあったってこと。
        そういうプロマネの武勇伝が話題になるのはまだまだ、もう少し先になるんじゃないかな。

        親コメント
    • by Anonymous Coward
      きちんとマネジメントを考えている会社はそれなりに対応しています。
      工程の節目ではPMによる進捗報告とPMOによるプロジェクト分析を行い,経営陣が当該プロジェクトの続行・中止を決断します。

      ぐだぐだな事例のコメントが見受けられますが,すべての会社がそういう情況ではないですよ。
      # 失敗しないとは言いませんけどね

  • by marute (13883) on 2015年07月12日 15時35分 (#2846164) 日記

    日本は三審制なのて事実審と法律審があるんだけど
    日本IBMの弁護士とスルガ銀行の弁護士、各審議での弁論スキルの差異があったような気がする

    • by Anonymous Coward

      取引先との訴訟経験の豊富な方が勝ったと考えるといろいろアレです。

  • SIの営業と、クライアント側のシステム担当と、揃いもそろって馬鹿ばっかりだった、
    という結論なんだよね
    正直「だよねー」程度の感想しかない

    #今まで出会った人で本気で凄いと思える人なんて数%しかいないし。この業界
    • by Anonymous Coward
      そうだね、いち早くゴミしかできない事に気付けなかったのが問題だよね。

      先に期限はきっちり決めて金額と実現機能をどんぶり勘定で決めちゃうこの業界の宿命というか。
    • by Anonymous Coward

      本気で凄いと思える人が出会った中で数%もいるなんて、ものすごい業界ですね。
      他の人足仕事では100人に一人とか、1000人に一人がいいところでは。
      数%では足りない、数10%すごい人が欲しいというなら、SIなんて止めて研究開発部門に移らないと。

      • よく話をしてみると、割にいるもんだよ。
        この前一緒に仕事したSE、技術もマネジメントもからきしで、責任感もゼロで、仕事では本当にどうにもならない奴だったけど、フルマラソンを3時間半で走るらしい。

        本気で凄いと思ったね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        出会った人なんで、仕事の関わりだけとは限らない。
        コミュニティで出会っているならそういう人の割合は増えるし、
        10人に出会えば990人凄くなくても1%だ。

        1000人も出会うなんてないだろうし(同じ建物にいるだけは、出会ったとは言えない)

        もとコメのほんとのところは知らんが。

        • by Anonymous Coward

          そんな屁理屈こねるなら、SIの業界なんてもう関係ないじゃん…

  • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 20時30分 (#2846272)

    とりあえず応札しとけー、って態度でもノーリスク。
    根拠ナッシングな提案書でも、真に受けた発注企業が悪いと言うことです。
    落札しても最終合意しなければ、応札企業はリスクを負わない。
    デッドラインを抱える発注企業が失った時間はプライスレス(涙。

    #IT分野でもいくつか実例がよぎるけど、軍事分野では実例が多すぎてむせるw
    #インド、オーストラリア、韓国など、スキルに乏しい国々が死屍累々ですよ
    #そういう国々に限って、値切り交渉ばかりが得意と言うか、特異と言うか、たちが悪い
    #ITプロジェクトの失敗企業も、そんな感じなんですかね?
    #「安物買いの銭失い」とは昔から言いますが、発注側の責任がより重くなった観

  • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 15時15分 (#2846156)

    開発側「ユーザーであるスルガ銀行がちゃんとやればよかったんだよ」
    ユーザー側「開発側であるIBMがちゃんとやればよかったんだよ」
    要件定義側「俺はちゃんと要件を定義したぜ」

    嘘をついているのは誰でしょう

    • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 15時36分 (#2846165)

      金融系でよくある話では、

      パッケージの選定段階では業務に全く関係のない人たちが政治的な理由で決定を下し、
      実際の要件定義では開発側・ユーザ側双方の担当者同士が頭を抱え、
      それぞれの上司に相談するも、「**(偉い人の名前+役職名)がお決めになったことだから覆せない」
      でどうしようもなくなる

      っていうのはよく体験および見聞きしてます。

      今回の件も内情はそんな感じなんではないでしょうか。

      親コメント
      • by USH (8040) on 2015年07月12日 15時42分 (#2846169) 日記

        なんか、似た話を、新国立なんとかで、現在進行で絶賛実施中な気がする。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          失敗はしていない

          多分な

        • by Anonymous Coward

          更に遡ると角栄の置き土産である上越新幹線(予算4.800億円→総建設費1兆7,000億円 物価補正無し)があり、その政敵であった福田派(後に清和会・清和研となり森・安倍親子・下村が属する)にとっては、予算2520億円など、何倍かに膨らんでも端金なのだろう。
          後に上越新幹線建設費を含む国鉄累積債務は、国鉄分割民営化を招いたが、国立競技場債務は何を招くのか。
          国立大学の完全民営化→私立大学化かな。

      • by Anonymous Coward

        こういう場合、「上がバカだから」で溜飲下げておしまいになりがちですが、
        より前向きには現場のボトムアップで使用パッケージなんかを決めて行く仕組み作りが
        重要ってことでしょうか?
        でもまたそれも、いつまでたっても決まらない、保守的になって変わらない、に
        なりがちなんだよなあ。

        • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 15時55分 (#2846178)

          ボトムアップで積み上げても、最後の最後でトップが積み上げたモノを覆すからどうにもならないってのが元コメ(#2846165)だと思うけど……

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2015年07月12日 18時38分 (#2846216)

          「上がバカだから」
           ↑
           ↓
          「現場の奴らは楽しようとしてる」

          親コメント
          • by Anonymous Coward
            手を抜くというならともかく
            できる楽ならそうして何が悪いのかさっぱり分からん
            • by Anonymous Coward

              デスマーチになるのが悪いことだと考えないアホ上司・アホ営業

        • by Anonymous Coward

          社内要件ときっちり適合したものが現われでもしない限り(そんなこと起こるわけがないですが)、
          ボトムアップでは過不足な機能に対する部門間の綱引きや足の引っ張り合い、
          啀み合いが始まってしまい、永遠に決まらないでしょう。

          もともとシステム更改のきっかけが何だったのかがわかりませんが、
          たいていの場合は「現行のシステムのサポートが終了するか、
          もしくはサポート費用よりも新しく開発したほうが安いと見込まれる」
          という全体コストが主な理由なわけですから、
          トップダウン以外では決まりようがないでしょう。

          やるとすれば、決定を下した偉い人に責任を取ってもらうルールにし、
          それを忠実に実行するしかないでしょう。
          今どきの偉い人は 婉曲的な表現 [yahoo.co.jp]
          で責任を回避しがちなので、そこからですかね。

        • by Anonymous Coward
          <こういう場合、「上がバカだから」で溜飲下げておしまいになりがちですが、

          こういう輩は、いずれ自分が上になって変えていくみたいな発想は無いんですよねー
          そもそも出世した試しもありませんが

          たいていが「自分が出世したくない(出来ない)100の理由」みたいなものはお持ちのようで
          • by arrhythmia (40233) on 2015年07月15日 23時04分 (#2848136)

            こういう輩は、いずれ自分が上になって変えていくみたいな発想は無いんですよねー
            そもそも出世した試しもありませんが

            たいていが「自分が出世したくない(出来ない)100の理由」みたいなものはお持ちのようで

            現場で泥臭い仕事をしている人ではなく,上手く立ち回って上澄みだけ持って行く人の方が出世するのではないかなぁ,と思うのです。
            で,上になった時に「変える気」など持っている訳がない,とか。

            親コメント
      • by Anonymous Coward

        現場の意見を取り入れようとしたらしたで収集付かなくなるのが困り所
        政治、理想、現実、お金、要望など様々な要因の妥協点で要件定義するしか無いわけですし

    • by vax730 (32985) on 2015年07月12日 15時47分 (#2846175)

      最近有名な
      https://www.youtube.com/watch?v=BKorP55Aqvg [youtube.com]
      ような感じか、営業さんが無理に取ってきたか。

      親コメント
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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