DuckDuckGo曰く、Android初回起動時に表示する検索プロバイダーの入札は競争を阻害 22
ストーリー by headless
競争 部門より
競争 部門より
Googleは9月28日、欧州経済領域(EEA)でAndroid初回起動時に表示する検索プロバイダーの第3回入札結果を発表した(Android Choice Screen Winners)。
第1回(2020年3月1日~6月30日表示分)と第2回(2020年7月1日~9月30日表示分)は米DuckDuckGoと米Info.comが31か国すべてで落札していたが、第3回(2020年10月1日~12月31日表示分)ではInfo.comが31か国を維持したのに対し、DuckDuckGoは4か国まで減少している。一方、第1回で英国のみ、第2回で0か国だった米Bingは13か国まで増加している。
また、米PrivacyWallは11→13→22(第1回→第2回→第3回、以下同)、ドイツのGMXは3→15→16と増加しており、ロシアのYandexも5→0→8と増加した。チェコのSeznamは第1回~第3回まで手堅くチェコとスロバキアのみ落札する一方、第1回に8か国で落札したフランスのQuantは第2回以降ルクセンブルクのみとなっている。このほか、ドイツのEcosiaが初めて落札(スロベニア)した。
検索プロバイダー選択画面はGoogleアプリの提供条件がEUの独占禁止法に違反しているとして欧州委員会から巨額の制裁金支払いを命じられたことを受けた対応の一つで、Androidが競争を促進していることを強調する狙いがあるとみられている。しかし、今回大幅に落札数を減らしたDuckDuckGoは、入札方式が競争を促進するのではなく、Googleの独占を強化するものだと批判する(DuckDuckGoのブログ記事)。
第1回(2020年3月1日~6月30日表示分)と第2回(2020年7月1日~9月30日表示分)は米DuckDuckGoと米Info.comが31か国すべてで落札していたが、第3回(2020年10月1日~12月31日表示分)ではInfo.comが31か国を維持したのに対し、DuckDuckGoは4か国まで減少している。一方、第1回で英国のみ、第2回で0か国だった米Bingは13か国まで増加している。
また、米PrivacyWallは11→13→22(第1回→第2回→第3回、以下同)、ドイツのGMXは3→15→16と増加しており、ロシアのYandexも5→0→8と増加した。チェコのSeznamは第1回~第3回まで手堅くチェコとスロバキアのみ落札する一方、第1回に8か国で落札したフランスのQuantは第2回以降ルクセンブルクのみとなっている。このほか、ドイツのEcosiaが初めて落札(スロベニア)した。
検索プロバイダー選択画面はGoogleアプリの提供条件がEUの独占禁止法に違反しているとして欧州委員会から巨額の制裁金支払いを命じられたことを受けた対応の一つで、Androidが競争を促進していることを強調する狙いがあるとみられている。しかし、今回大幅に落札数を減らしたDuckDuckGoは、入札方式が競争を促進するのではなく、Googleの独占を強化するものだと批判する(DuckDuckGoのブログ記事)。
DuckDuckGoの主張によれば、第1回と第2回に全31か国で落札できたのは入札数が少なく落札額が低かったためで、今回はDuckDuckGoが長期間持続可能な額で入札した結果、利益の最大化を目的として高額入札した企業に負けて大半の国で排除される結果になったのだという。検索プロバイダー選択画面はGoogleのシェアを大幅に減らすものであるはずが、ユーザーが最も利用したい検索エンジンであるDuckDuckGoが選択肢に表示されないためにGoogleの独占が続くとのこと。
DuckDuckGoは入札方式をやめ、検索プロバイダー選択画面のページ上部に各市場でシェアの高い検索プロバイダーをランダムな順序で表示し、その下にそのほかの検索プロバイダーをランダムな順序で表示するような形式にすべきだと主張。データが揃うのを待っていると述べていた欧州委員会に対し、入札方式はGoogleを利するだけだということが今回の結果で明らかになったとして対応を求めている。
金払いが悪いだけ (スコア:0)
高額入札の競合に負けた!ランダムにしろ!と文句垂れている情けない状況。
DuckDuckGoの言い分を適用したら下位検索プロバイダーに入れられて涙目or欧州委員会から訴訟で涙目になるんだけどどっちがお望みかしら。
そうともいえない (スコア:0)
悪いことをすればするだけ儲かります
(Googleさんのように。。。)
そう考えるとお金がないから排除というのはちょっとと思う。
Re: (スコア:0)
時価総額1位のAppleなどはさぞかし悪どく儲けていることでしょうね。
Re: (スコア:0)
検索サイトの話に無理やりAppleを持ち出すのもちょっとと思う
Re: (スコア:0)
まぁ事実デフォルト検索エンジンの契約でGoogleから莫大な金を得てるがな。
Re: (スコア:0)
DuckDuckGoの言い分を適用したら市場シェアの高いものが最初に出るから、下位検索プロバイダーは入れられにくいだろ。
現状の方が金次第で下位検索プロバイダーがが有利にもなる。
Re: (スコア:0)
「シェアの高いものをランダムな順序で表示」という意見はIEのシェアが高かった頃にEUとマイクロソフトが合意した方法 [impress.co.jp]そのものなのでEUから訴訟の線はない。
自分が落札できてる時はいい (スコア:0)
落札できなくなったらズルだもん!はちょっとわからん
もっとも過ぎる (スコア:0)
確かにシェアだと初期値で固定化されるみたいな問題はあるけど、入札よりマシでしょ。
なんでそもそも入札なんて仕組みにしたのかと思う。
検索エンジンなんてみんなビジネスで回すわけじゃなく、例えばユーザー第一公共性第一みたいな検索エンジンだってあって良いし尊重されるべきでしょ。
Re: (スコア:0)
金出したやつが権利を得るのは公平な方法の一つではある。
逆にどんな方法をとっても不公平感は残るもんだ。
Re:もっとも過ぎる (スコア:2)
では、ダンピングについてはどう思う?
Re: (スコア:0)
ダンピングが本件とどう関わるんだろ??
Re: (スコア:0)
敢えてオフトピに真っ向から突っ込んでみる。
ダンピングは正当な報酬が得られる市場形成が望めない・共倒れ・寡占化後に正当な価格が高騰する意見が多い一方、
自由経済活動としてはダンピングを思考停止状態でやれば維持できなくなってダンピングしている企業または業界ともども淘汰されて、正当な報酬が望める業界に労働力・生産性移転されるメリットがある。
寡占化後の価格高騰についても、プロモーション後の回収期とみればどこでもやっていることだったりするし、
日本だけに焦点を当てた場合、国民心理的に一度低い値にすると値上げに対
Re:もっとも過ぎる (スコア:2)
オフトピかどうかについては、単純に金と公平性を関連付けた元コメ#3899872から。
ダンピングを挙げたのは、それに対するわかりやすい反例のひとつだから。
*
本コメ#3900673は、単体でダンピングを行うことの長期的な不利益しか言っていない。
ほかの利益をつぎ込むこと、利益よりも広告を目的とすること、などやりようによっては総合的に利益にすることはできる。
実際に公平なのか?
つまり、今回のような件で入札は、金だけ考えてもややこしいし、#3899865の言うような利益以外のこともあるとするならさらに潜在的にもややこしい。
Re: (スコア:0)
× または必要ならダンピング企業高い製品でもそれなりに
〇 または必要ならダンピング企業"以外の"高い製品でもそれなりに
Re: (スコア:0)
検索エンジンなんてみんなビジネスで回すわけじゃなく、例えばユーザー第一公共性第一みたいな検索エンジンだってあって良いし尊重されるべきでしょ。
そういうところはおぜぜをとれないので利用者が増えすぎるとサービス終了してしまうのです
(そうでなくても何か長続きするような気はしない)
Re: (スコア:0)
> 入札よりマシでしょ。
確かに。
独占排除、競争促進のために入札にしているはずなのに、
こういうケースだと資本力があって検索自体とは別の収入源があるところが勝つわけで
独占の拡大、競争の低下を招くと思う。
もちろん入札がすべてそういう結果を招くというわけではなく
むしろ普通なら健全な価格競争になるわけだけど
携帯端末のデフォルトの検索ページみたいなケースだと
検索機能の提供そのもののコストを反映せずに入札するところがでてくるので。
Re: (スコア:0)
カネにモノを言わせて百度みたいなのがデフォになっても困るし、公平とやらを期してDuckDuckGoみたいなゴミでも困る。
やはりGoogle様でないと。
Re: (スコア:0)
人気投票で決めろ!とか言い出すのかな?
Re: (スコア:0)
検索エンジン検索機能でも用意すれば、一番多くユーザーが求めてる検索エンジンくらい簡単に分かるだろ
Re: (スコア:0)
それはシェアを固定化することになるのでは。
少なくとも入札な共通のルールで競争ができるでしょう。
PrivacyWallの運営元が不明 (スコア:0)
サイトの連絡先に私有箱しか載ってないし、Bingの検索APIがソースのようでDDGと全く同じ検索結果になる。