欧州の国際サイバー調査団、金融機関から合計約8.3億円を詐取していたサイバー犯罪者49人を逮捕 2
銀行強盗よりも儲かるお仕事 部門より
イタリア、スペイン、ベルギー、ポーランドなどからなる国際サイバー調査団「EUROJUST」は9日、電子メールアカウントへの侵入を伴う金融詐欺を行っていた疑いのある犯罪者グループ49人を逮捕したと発表した(HELP NET SECURITY、EUROJUST、V3.co.uk、Slashdot)。
この犯人グループの手口は、マルウェアを使用したハッキングとソーシャル・エンジニアリングテクニックを組み合わせたコンピュータ侵入。短期間に600万ユーロ(約8.3億円)もの損害を発生させ、被害地域はイタリア、スペイン、ポーランド、イギリス、ベルギー、ジョージア州など広い範囲に及んでいるという。
欧州の大手企業を攻撃してその電子メールアカウントを取得し、関連企業の顧客に対して手形などによる支払いなどを行わせていた模様。容疑者の国籍は、ナイジェリア、カメルーン、スペインなどであると見られている。