Windowsスマートフォンの調達困難により、Androidへの移行を検討するノルウェーの自治体 19
予想外 部門より
ノルウェーでは100以上の自治体で、ヘルスワーカーなどの訪問サービス担当者がWindowsベースのスマートフォンを使用しているそうだ(Digi.no、Softpedia、MSPoweruser、The Next Web)。
自治体では1,500~2,000ノルウェークローネ(21,000~28,000円程度)でWindowsスマートフォンを購入し、Tietoが開発した医療記録システム「Gerica」へのアクセスに使用している。現在のシステムに更新された3年前、他のデータ使用をブロックすることで医療記録の安全を保つため、TietoではWindows Phoneプラットフォーム専用にソリューションを開発したとのこと。
しかし、Windowsベースのスマートフォンがシェアを大きく減らす中、手ごろな価格の端末が入手しにくくなっているという。現在、ノルウェーのMicrosoftストアではLumiaコーナーでアクセサリー類のみが販売されており、端末は1台もない。
MicrosoftはTietoに対し、OEM3~4社がWindowsベースのスマートフォンを発売する予定だと述べ、モバイル向けWindows 10の開発も続けると説明しているが、ストアでの在庫の問題には触れなかったとのこと。
現在オスロだけでも2,450台のWindowsスマートフォンが使われているが、端末が破損・故障すれば交換する必要がある。そのため、既にオスロではAndroid版の開発についてTietoに相談しており、ソリューションが利用可能になり次第、段階的にAndroidへ移行する計画とのことだ。