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2017年9月9日のIT記事一覧(全4件)
13403244 story
GUI

フラットUIデザインでは目的のリンクやボタンを見つけるのに時間がかかるとの調査結果 239

ストーリー by hylom
OSのUIはフラットが流行する一方で 部門より
headless曰く、

Nielsen Norman Groupが実施した調査によれば、フラットUIデザインのWebページでは目的のリンクやボタンを見つけるのに時間がかかるようになり、無関係な部分に視線が向くことも多かったそうだ。調査は一般的なWebユーザー71名を対象に実施されたもので、アイトラッキングデバイスで視線の動きも記録している(Nielsen Norman Groupの記事アイトラッキングの結果The Register)。

フラットデザインはすっきりしてモダンな印象を与える一方、リンクやボタンが目立ちにくい傾向がある。調査では実在の6カテゴリー9件のWebページをベースにフラット版とクラシック版の2種類を用意し、合計18種類のWebページを使用。元のWebページがフラットデザインの場合、リンクテキストを青字で下線入りにしてボタンを立体的にするなどしたクラシック版、クラシックデザインの場合は逆にフラット版を作成している。

調査対象者にはフラット版かクラシック版、どちらか一方のWebページを見せ、目的のリンクやボタンを探すように指示が与えられる。たとえばホテルのWebページでは部屋を予約するのが目的だと説明し、クリックする場所が見つかったら知らせるように伝える。指示の内容を理解しやすいよう、事前の練習も行われたとのこと。

その結果、フラットデザインではクリックする場所を見つける時間が平均22%長くなり、ページ内で視線のとどまる場所は平均25%多くなったという。ただし、情報量の少ないページや、目的の要素がよくある位置に配置されているページ、周囲の要素とのコントラストが大きい、または離れているページでは大きな差が出なかったそうだ。

なお、調査対象者には集中して目的のクリック場所を探すよう指示しているため、現実のWebブラウズとは異なる。現実には目的の内容がそのページにあるとは限らず、ユーザーは他のページに移動するなどしてあちこち見て回ることになる。その結果、ユーザーが存在を知らなかった情報を得られることもある。今回の研究はフラットデザインのユーザビリティーの問題を調べるのが目的ではなく、ユーザーが個別のページでどのように操作するのかを調べるのが目的だったとのことだ。

13403803 story
スポーツ

米MLBレッドソックス、Apple Watchを使用した不正行為をヤンキースに指摘される 43

ストーリー by headless
反則 部門より
メジャーリーグのボストン・レッドソックスが試合中にApple Watchを使用して不正行為を行っていたとして、ニューヨーク・ヤンキースがコミッショナー事務局に申し立てを行ったそうだ(The New York Timesの記事The Vergeの記事VentureBeatの記事Ars Technicaの記事)。

ヤンキースがコミッショナー事務局に提出したビデオでは、ベンチでApple Watchを見ていたトレーナーがベンチ入りしている選手にメッセージを伝え、その選手がバッターボックスの選手に合図を送って次の投球の内容を知らせる様子が確認できるという。ヤンキースは長らく、レッドソックスが本拠地のフェンウェイ・パークで相手チームの捕手が出すサインを盗んでいると疑っていたようだ。

MLB規則では捕手のサインを肉眼で見て読み取ることは禁じられていないが、双眼鏡や電子機器を使用することは禁じられている。調査に対し、レッドソックス側はビデオリプレイを確認する担当者からの連絡をトレーナーがApple Watchで受けて選手に伝えていたことを認める一方、ヤンキースが関連会社のテレビ局「YES」がサインを盗むために専用のカメラを設置しているとの申し立てを行ったそうだ。

MLBコミッショナーは双方の申し立てについて調査を行うとし、このような不正を処罰する権限がコミッショナーにはあると述べているという。ただし、過去にこのような問題で処罰が行われたことはないといい、その理由として不正行為による実際の試合結果への影響をはかるのが非常に困難な点を指摘しているとのことだ。
13403809 story
Firefox

11年前にLinux版のFirefox 2で報告されたバグ、Firefox 57で修正へ 35

ストーリー by headless
修正 部門より
11年前にLinux版のFirefox 2で報告された奇妙なバグがFirefox 57で修正されるそうだ(Bug 366945Phoronixの記事)。

このバグはWebページ内の何もない場所をマウスの中ボタンでクリックすると、クリップボードの内容をURLとして開いてしまうというもの。11年前の報告者は、リンクの中ボタンクリックが少し外れると「404 not found」が表示されることになると述べていた。また、Konquerorではクリップボードの内容が有効なURLであるかどうかがチェックされるのに対し、Firefoxではチェックが行われない点も報告者は指摘している。

このような現象が発生する原因は当初からabout:config の「middlemouse.contentLoadURL」がUNIXライクシステムのデフォルトで「true」になっていることが原因と指摘されており、Firefox 3でデフォルトを「false」にするよう求めるコメントもみられる。その後も同様のバグがたびたび報告され、修正を要望するコメントもたびたび付けられていた。それでも修正は行われずに放置されていたが、9月5日になってUNIXおよびAndroidで「middlemouse.contentLoadURL」のデフォルトを「false」にするパッチがコミットされ、Firefox 57で修正されることとなった。
13403811 story
広告

Facebookの広告は人口よりも多くのユーザーにリーチできる? 59

ストーリー by headless
※個人の感想です。 部門より
Facebookが広告主向けのAdverts Managerツールで説明しているリーチ人数が人口よりも多いことが指摘されている(BetaNewsの記事Fortuneの記事CNBCの記事The Guardianの記事)。

Pivotal Research Groupのアナリストによれば、ツールは米国で4,100万人の18~24歳、6,000万人の25~34歳、6,100万人の35~49歳にリーチできると説明しているそうだ。しかし、米国の昨年の国勢調査データでは18~24歳は3,100万人、25~34歳は4,500万人、35~49歳は6,100万人とのこと。

Fortuneが確認したところ、ツールは英国で580万人の20~24歳、640万人の25~29歳、520万人の30~34歳にリーチできると説明しているという。一方、英国で2011年に実施された国勢調査ではそれぞれ430万人、430万人、410万人。カナダでも320万人の20~24歳、340万人の25~29歳にリーチできるとの説明に対し、国勢調査データではそれぞれ220万人、230万人となっているそうだ。

これについてFacebookでは、ユーザーの振る舞いや人口構成、デバイスの位置情報などさまざまな要素を元にリーチ数を予測していると説明。予測値は指定された地域で広告を見る可能性のある人数を予測しているのであり、実際の人口や国勢調査と一致させることを目的とはしていない、などと述べているとのことだ。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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