
性的搾取に反対する活動団体ら、クレジットカード会社に対しポルノサイトへのサービス提供を止めるよう求める 119
ストーリー by hylom
圧力 部門より
圧力 部門より
性的搾取に反対する活動団体らがマスターカードやVISA、アメリカン・エクスプレスといったクレジットカード会社各社に対し、ポルノサイトに対する決済サービス提供を止めるよう求める書簡を送ったという(BBC)。
活動団体らは、こういったポルノサイトで配信される動画について搾取でないことを証明することは不可能だと主張している。これに対し、書簡で名指しされているポルノサイトPornhubは問題のあるコンテンツは適宜削除しているとし、また違法コンテンツの根絶に向けた活動も行なっていると反論した。
なお、アメリカン・エクスプレスなど一部のカード会社はすでにポルノサイトや成人向けデジタルコンテンツ配信事業者などに対する決済サービスの提供を禁止するポリシーがあるという。また、ネット決済サービスPayPalも昨年11月よりPornhubへの決済サービス提供を止めているそうだ。
表社会からの締め出しは逆効果 (スコア:5, 興味深い)
ポルノに確かな需要があることは過去を振り返ったり、皆さんの経験に照らしても明らかなわけですが、これらの業界を表社会から締め出したところで需要がなくなるわけではありません。結果としてどうなるかというと、産業自体がアングラ化します。
アングラ化した産業を取り仕切るのは暴力団やマフィアを始めとした反社会勢力です。この場合、産業自体が違法な上に彼らは既に様々な違法行為に加担しているため、強要などの違法行為を行うデメリットは少なく人権侵害が多発するでしょう。反社会勢力に流れた金は、新たに女性を非人道的な搾取の輪に組み込むための原資にもなります。
考えてみてください。人体に害を及ぼす危険な違法薬物でさえ需要があり、それに応じて供給する者が現れるのです。ポルノごとき、供給する者はいくらでも現れますよ。
Re:表社会からの締め出しは逆効果 (スコア:1)
んー。これ、別に成人向けコンテンツに限らず、市場経済制度の機能の限界だよね。
個人が自由に財またはサービスを取引すると、需要と供給の市場原理によって、生産活動が調整されていくっていう。
当然、粗悪品製造して良品のラベル付けて売るのが儲かるというね。その結果、粗悪品によって良品が駆逐されて市場が機能不全になる。
IT業界の労働市場で言えば、長時間労働、過労死、過労自殺、偽装請負による労働搾取で、人材難に陥ってしまった、市場機能不全がいい例(?)だろうか。
自浄作用、自主規制や法規制がなければ、市場経済制度はうまく機能しないことは既に良く知られたこと。
成人向けコンテンツ業界については知らないけど、制作プロセスの問題(合意の有無など)と流通の問題(不正コピー・不正転売など)は、市場(動画配信サイト)の問題として自浄しないと市場機能不全で自滅(倫理的・法的に優良なコンテンツが消滅)するだろう。
最近話題のフリマアプリがドロボー市場の汚名があるように、市場機能不全で自滅したとしても、なんら不思議ではない。(なんでしたっけ、職場のハードディスクを売って1000万円儲けたでしたっけ)
いずれにしても、市場あるところ、粗悪品という脅威は絶えることはなく、それに対して、市場主は市場の健全化運動という方向性をもった取り組みで応じる必要性は普遍的であります。
そして、市場機能不全による被害が社会的に許容できない水準であれば、市場閉鎖する措置も必要なことであります。
(市場が無くなったらどうするかって、計画経済(官製)があるじゃないかw
優良市場>官製>不良市場 ということです。国営化万歳\(^o^)/)