MicrosoftとNokia、第4次産業革命に向けた共同作業を発表 21
共同 部門より
具体的にはMicrosoftのクラウドソリューションとNokiaのミッションクリティカルなネットワーク技術を組み合わせ、幅広い産業にわたってクラウドや人工知能、IoTの導入を進めるというものだ。これにより、第4次産業革命(Industry 4.0)に向けたデジタルへの転換を加速していく。既に英通信大手BTがMicrosoftのAzureクラウドとNokiaのSD-WANソリューションを組み合わせたエンタープライズ向けサービス「Cloud Connect Azure」を提供している。
MicrosoftとNokiaは2011年に提携し、Nokiaはスマートフォン用OSにWindows Phoneを採用。しかし、2010年にはスマートフォン市場で30%以上を占めていたNokiaのシェアは、2013年には3%程度まで落ち込んだ。2014年にはMicrosoftがNokiaのデバイスおよびサービス事業を買収したものの、直後から大幅な人員削減が続き、2016年にMicrosoftはフィーチャーフォン関連資産をFIH MobileとHMD globalに売却している。HMDはNokia Technologiesからライセンスを受けてNokiaブランドのフィーチャーフォン・スマートフォンを復活させ、一定の成果を上げている。