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Windows

ハードウェア要件を満たさない環境でも Windows 11 へのアップグレードを可能にするスクリプト 51

ストーリー by headless
可能 部門より
ハードウェア要件を満たさない環境で Windows 11 へのアップグレードインストールを可能にするスクリプト「Skip_TPM_Check_on_Dynamic_Update.cmd」が GitHub で公開されている (BleepingComputer の記事Neowin の記事BetaNews の記事Softpedia の記事)。

Windows 11 Insider Preview の ISO イメージを使用する場合、途中でレジストリ設定が必要になるものの新規インストールは可能だが、アップグレードインストールは困難だった。

Skip_TPM_Check_on_Dynamic_Update.cmd は「Universal MediaCreationTool」の一部として公開されているものだ。実行するとレジストリの HKLM\SYSTEM\Setup\MoSetup に DWORD 値「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」を追加して値のデータに「1」をセットし、 vdsldr.exe の実行時に「C:\$WINDOWS.~BT」から「AppraiserRes.dll」を削除する WMI イベントサブスクリプションを設定する。なお、Windows 11 へのアップグレードが完了しても WMI イベントサブスクリプションは解除されず、解除するには再びスクリプトを実行する必要がある。

ちなみに、レジストリ値「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」に「1」がセットされた状態では TPM と CPU の互換性チェックがバイパスされるが、「AppraiserRes.dll」を削除すると互換性チェック全体がバイパスされるようなので、効果は不明だ。Windows 11 をインストール済みの環境ではデフォルトでこの値に「1」がセットされた状態になっていた。

そこで、スクリプトを使用せずにハードウェア要件を満たさない環境を Windows 11 へアップグレードする実験をしたので結果を以下に記載する。まず、Windows 10 上で ISO イメージからルートディレクトリの「setup.exe」を実行し、セットアップ画面が表示されてから「AppraiserRes.dll」を削除してみたところ、互換性チェックを通ってアップグレードインストールが可能になった。

また、Windows 11 Insider Preview 環境 (ビルド 22454)で Dev チャネルの最新ビルドを Windows Update からインストールしようとして互換性チェックで弾かれた場合、「AppraiserRes.dll」を削除してから「問題の修正」をクリックすれば最新のビルド 22468 に更新できた。なお、ビルド 22468 よりも古い RS_PRERELEASE ブランチのビルドは 10 月 31 日で期限切れとなるため、早めの更新が推奨される。
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  • by Anonymous Coward on 2021年10月03日 0時33分 (#4124108)

    こんなもんで回避できる程度なので旧世代のCPUを切った理由は政治的なものだろうなー
    現実問題としてXPサポート切れ以降はPC買い替え需要が低迷してるし。
    ここ1~2年に限っては教育機関で大量導入特需があったものの来年以降はないし。

    • by Anonymous Coward on 2021年10月03日 8時17分 (#4124149)

      普通に考えれば、
      ・テストできてない
      ・何か不具合が出る可能性
      じゃない?
      アップグレードは組み、組み合わせが多すぎるから保証できん。自己責任でやれと言うことだろ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2021年10月03日 7時15分 (#4124146)

      ローンチには間に合わなかったが今後デフォルトで有効にしたい機能とかあるんじゃないの。
      後から非対応にしたらそれこそ切り捨てた切り捨てたの大合唱になるんだから。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        「第8世代以降(一部第7世代を含む)」という条件からすれば
        「後々、有効したい機能」を推定することは出来そうなものの
        出来てないからねぇ。TPM2.0は第4世代でも対応しているものはあるというし。

        買い替え促進の為の切り捨てという推測の方が説得力が感じられる。

        • by Anonymous Coward

          Windows単体では事実上無料化してるので、PCごと買い替えてもらってOEM版を売るしか直接収益が出ないしね。
          法人需要もO365のオマケ化して以降はWindows開発チームの予算ではなくなってるんだろうし。

          • by Anonymous Coward

            事実上無料化で済ませてるユーザーの数なんて考慮するに値しないだろ

            • by Anonymous Coward

              PC買い換えずボタンをポチるだけで済ませられてしまうので影響は大きいぞ。
              たとえ本人がやらなくても修理とかのタイミングで「現在のOSはサポート切れてますがどうしますか?」とか聞かれてやられてしまう。

        • by Anonymous Coward

          そもそも「第8世代」自体がアーキテクチャ混在なので、どの機能が必須なのかわからないのですよね
          karbylake がダメで、karbylake refresh がOKなのってマーケティング以外の理由あるんですかね

          • by Anonymous Coward

            出荷時にSpectre/Meltdown緩和策を組み込み済みかどうかじゃないの?
            緩和策なしになるだけなので無理矢理インストールしちゃえば旧CPUでも動作はするけど
            脆弱性はほったらかしよと。

      • by Anonymous Coward

        真っ先に思いつくのはWSAだな

      • by Anonymous Coward

        Windows11にアップグレードするほどの魅力を感じていないので対象から外れてくれてよかった。

    • by Anonymous Coward

      こんなもんで回避というが、セットアッププログラムを改変すりゃなんでもありでしょ。
      インストールは出来るが動くとは言ってないって状況になる。

      互換性の為の迂回策を有る程度切り捨て出来るのは工数的に大きい。

    • by Anonymous Coward

      Intelのに関してはSkylake以降長らくアーキテクチャの刷新がなされていなかった事を知ってれば実際こういう考えになるわな。

  • by Anonymous Coward on 2021年10月02日 19時48分 (#4124002)

    そろそろWindows 10.05のローンチか

  • by Anonymous Coward on 2021年10月02日 23時12分 (#4124085)

    Lattepanda Alpha 864とRyzen自作機のセキュアブートどうだったか見てないことを思い出す。

    今見たら無効になってたw後で直そう…

    • by Anonymous Coward

      大丈夫?Ryzen+おじさんじゃない?

      • by Anonymous Coward

        Zen+ なら Windows 11 対応だから大丈夫。
        初代 Zen はダメだけど、その前の Bulldozer 時代後期から現在までずっと
        マザーボードは AM4 で同じなわけで、そのマザーボードで対応 BIOS が出てれば
        CPU だけ差し替えればいい。
        初代 Zen までしか対応していないマザーボードってほとんどないだろうし
        現行 CPU に対応してないマザーでも、中古で CPU 買えばいいわけだから
        Ryzen の方は (最悪でも BIOS アップデートして CPU 買えば) ほぼ確実に大丈夫。

    • by Anonymous Coward

      セキュアブートは利用可能になっていれば実際に使っている必要はない。

    • by Anonymous Coward

      もしUEFIでCSMが有効になっていると、セキュアブートを有効にするのは単純ではないです。
      セキュアブートは、ブートドライブにGPT形式が必要になります。
      CSMが有効だとブートドライブはMBR形式のはずなので、CSMを無効にするとブート出来なくなります。

      Windows 10に含まれるMBR2GPT.EXEでMBR→GPTに変換することができます。

      しかし、以下のように色々な理由でエラーになりやすいです。
      ・プライマリパーテーションが4個ある。DISKPART.EXEなどを使って3個以下にする。
      ・BitLocker暗号化ボリュームがある。暗号化を解除する。
      ・システムパーティションが先頭にない。
      ・ブート構成データに無効なエントリが存在する。BCDEDIT.EXEを使ってunknownなエントリを削除する。

  • by Anonymous Coward on 2021年10月03日 11時28分 (#4124193)

    よくわかってないユーザーが実行してPC壊して何故かMSにクレームがいくやつでしょ?

    • by Anonymous Coward

      だからMBEC非サポートのCPUを切り捨てたいんだよ

      • by Anonymous Coward

        仮想化周りが10と違ってデフォ有効になるわけだからintel gen 11/amd zen2以降じゃないとMSが想定してるパフォーマンスは出ないからこれから更に不評を買うと思う。
        自作erならまあTMP2.0必須やandroid動く辺りでMSが何したいかだいたい予想ついてたけどこういうカタログスペックに出ないところも含めると今の段階ではエンドユーザーや企業ユーザーが理解できる範囲では要求スペック高すぎると思うんだよね。
        この辺のセキュリティ強化は政府筋からの要望なのは間違いないだろうし。

        # だからこれはZen+おじさん化計画だよ。

        • by Anonymous Coward

          でもその割にメモリ4GB、ストレージ64GB(HDD可)ってあまりに要求スペックがチグハグじゃない? CPU周りの要求スペックの高さと違いがありすぎる。

    • by Anonymous Coward

      ゲームの場合プロテクト周りのパフォーマンスに影響してそう

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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