
Microsoft、割引で従来の無償版 G Suite ユーザーを狙う 21
ストーリー by headless
虎視眈々 部門より
虎視眈々 部門より
Microsoft は 10 日、従来の無償版 G Suite ユーザー対象の Microsoft 365 サブスクリプション割引キャンペーンを発表した(Microsoft 365 Blog の記事、
On MSFT の記事、
Windows Central の記事、
Neowin の記事)。
割引の対象は Microsoft 365 Business Basic / Standard / Premium の各エディションで、8 月 2 日までに申し込めばサブスクリプション費用が 12 か月間 60 % 引きとなる。発表を見る限り 1 年間の Business Assist for Microsoft 365 無償提供が米国のユーザー限定となる以外に提供市場の制限はないようだが、特設ページが用意されているのはオーストラリア・カナダ・英国・米国・メキシコ向けサイトのみとなっている。
Google は従来の無償版 G Suite の提供を 6 月いっぱいで終了すると発表し、有料の Google Workplace サブスクリプションへの移行を促した。しかし、ユーザーの強い反発を受けて無償の Google Workspace Essential Starter エディションをビジネス向けに提供開始したほか、ビジネスで使用しない 10 人以下のグループ向けにほとんどのデータを移行可能な無償オプションの提供計画を示している。
割引の対象は Microsoft 365 Business Basic / Standard / Premium の各エディションで、8 月 2 日までに申し込めばサブスクリプション費用が 12 か月間 60 % 引きとなる。発表を見る限り 1 年間の Business Assist for Microsoft 365 無償提供が米国のユーザー限定となる以外に提供市場の制限はないようだが、特設ページが用意されているのはオーストラリア・カナダ・英国・米国・メキシコ向けサイトのみとなっている。
Google は従来の無償版 G Suite の提供を 6 月いっぱいで終了すると発表し、有料の Google Workplace サブスクリプションへの移行を促した。しかし、ユーザーの強い反発を受けて無償の Google Workspace Essential Starter エディションをビジネス向けに提供開始したほか、ビジネスで使用しない 10 人以下のグループ向けにほとんどのデータを移行可能な無償オプションの提供計画を示している。
Re: 「最初の1年割引します」って販売方法の訴求力 (スコア:2)
「長期にわたっていずれかの業者と契約するつもりだが、ダメならすぐやめる」人を引き込みやすいからだね。価格で比較検討しているのに電卓(or暗算)を使わない人は引っかかりやすい。
平均で10年契約されるサービスがあったとして、
1年目:月2200円 2年目〜:月3300円
1年目〜:月2980円
どっちを選ぶかって話ですよ。
Re: 「最初の1年割引します」って販売方法の訴求力 (スコア:2)
最初の1年しか割引しないことがわかってるのになんで平均10年も契約するんですか? って話ですよ。
(コメント#4199008に書いた料金の例を、順にそれぞれA、Bとする)
まず、よく分かっていない人はAを選びそうだよね。一方で、途中で移るのが面倒な人、どっちでも良いから楽をしたい人、君のようにお金を気にする人はBしか選ばないだろう。当然だ。しかし、どちらにしようか迷っている場合は、ちゃんと計算したとしても高確率でAから試すことになる。
―――以下読み飛ばしてOK。―――
簡単のため、不満の場合、1年続けてからもう一方に移るとする。ただし割引は初回限定。
①Aに満足した場合
2200*12*1+3300*12*9=382800
②Bに満足した場合
2980*12*10=357600
・Aが不満だった場合
③A→Bと移行:2200*12*1+2980*12*9=348240
④B→A→B:2980*12*1+2200*12*1+2980*12*8=348240
・Bが不満だった場合
⑤A→B→A:2200*12*1+2980*12*1+3300*12*8=378960
⑥B→A:2980*12*1+2200*12*1+3300*12*8=378960
ABを両方試したい人は、⑥-④=⑤-③より、どちらを先に契約しようと結局同じ料金だとわかる。今お金がないなら、Aから始めた方が支払いを後回しにできて楽である。
安けりゃ何でも良い人は③か④だが、移る回数が少ない方が楽なので、やはりAから始めることになる。
ダメなら後から一度だけ移るつもりの人は、どちらにも好感が持てる場合(①>②だけで判断できるならそもそも迷わないからそれは無視)、②-③=9360、①-⑥=3840だから、万が一ダメだった時の値引きはAから始めた方が大きい。しかもA→Bの③は最安値だ。どちらもまずまずで、移る可能性と続ける可能性が五分五分の場合、②+⑥>①+③より、Aから始めた方が料金の期待値は低くなる。どちらも好感を持てず、一回移りそうな場合、⑥>③だから、Aから始めた方が安い。
したがって、Aを先に選びやすくなる。プロモーション大成功。