Mozilla、Firefoxで音声再生中のタブにインジケーターを表示する機能を開発中 24
実装が大変なものだったとは知らなかった 部門より
Firefoxで音声再生中のタブにインジケーターを表示し、個別にミュート可能にする機能の開発が進められているそうだ(PCWorld、Digital Trends、VentureBeat)。
この機能は2009年にBugzillaで提案されたものだが、議論は活発化と中断が繰り返されていた。Flashによる音声再生をFirefox側で検出できないのが最大の障壁とされていたが、Flash 18でAPIが追加されたことで議論は再び活発化。現在、開発者の間でテストが行われているとのこと。なお、FirefoxではNoise Controlアドオンを利用できるが、HTML5ビデオ/オーディオ専用であり、Flashには対応していない。
この機能は現在のところナイトリービルドのFirefoxにも搭載されておらず、リリース時期も未定だ。PCWorldが入手したテストビルドではFlashに未対応だったという。また、タブをミュートするとHTML5ビデオの再生が一時停止し、ミュートを解除しなければ再生を再開できないといったバグも存在したとのこと。
Google Chromeでは2013年に同様の機能がChromiumに搭載され、2014年1月に公開されたChrome 32以降で利用可能となっているが、カスタム版のFlash Playerを搭載するChromeではFlashへの対応も容易だったとみられる。また、OperaやSafari、Microsoft Edgeにも相次いで追加されている。なお、Chromeではタブのミュート機能がデフォルトで無効になっている。ミュート機能を使用するには「chrome://flags/#enable-tab-audio-muting」を有効にし、Chromeを再起動する必要がある。