国旗のデザイン変更を検討しているニュージーランド政府は10日、公募作品から選ばれたデザイン候補40点を発表した（The long list、Open letter from the Panel、The Verge）。

新国旗デザインの公募には10,292点の作品が寄せられたという。公募作品の中では、ニュージーランド人の愛称にもなっている鳥、キーウィをモチーフに使ったデザインなどが注目を集めたが、デザイン候補40点には入っていない。

委員会により選定されたデザイン候補では、シダの葉や新芽をモチーフに使ったものや、現在の国旗でも使われている南十字星をモチーフに使ったものが多くみられ、シダに南十字星を組み合わせたデザインも多い。ユニオンジャックをイメージしたと思われるものも多いが、明確にモチーフとしてユニオンジャックを使っているのは1点のみとなっている。

今後、委員会により4点に絞り込まれたデザイン候補が9月中旬に発表され、11月～12月に1回目の国民投票を実施する。1回目の国民投票ではデザイン候補4点から1点を選出し、来年3月に実施される2回目の国民投票で現在の国旗と新デザインのどちらが良いかを選ぶことになるそうだ。