Internet Archiveは18日、Wayback Machineに保存された同じWebページの異なるバージョンを比較できる「Changes」機能など、複数の新機能追加を発表した(
Internet Archive Blogsの記事、
BetaNewsの記事、
gHacksの記事)。
ベータ版として提供されているChanges機能では、表から2つのバージョンを選択して「Compare」をクリックすると変更部分にハイライトが入った
2つのバージョンが並べて表示される。年ごとに分けられた表は行が月、列が日を示し、
変更の度合いによってセルの色も変化する。同じくベータ版として提供されている「Collections」機能では、指定したページのスナップショットが
保存理由別に一覧表示される。これらの機能はInternet Archiveに保存されたWebページの検索結果画面でカレンダーと切り替えて表示可能だ。
Webページによっては1日に非常に多数のスナップショットが保存されることもあるが、これまで検索結果のカレンダーでは一部しか選択できなかった。今回の更新により、保存時間の差が秒単位のものも含め、すべてのスナップショットが表示されるようになっている。また、ユーザーが指定したWebページのスナップショットを保存する「
Save Page Now」機能では、最近の更新でリンク先ページの同時保存も可能になっている。
Internet Archiveによると、平均的なWebページは3か月以内に内容が変更されたり、削除されたりするという。Webページに掲載されていた情報にアクセスできなくなる「デジタル情報の絶滅」と戦うため、新たな手段をWayback Machineが提供するとのことだ。