投資詐欺「豚殺し」が大規模化。国際ロマンス詐欺で被害総額約40億円 25
囲い込み詐欺 部門より
ネット版の結婚詐欺とも言える「国際ロマンス詐欺」の手法を応用、相手を投資に誘って巨額のお金を引き出す「豚殺し」と呼ばれる投資詐欺が存在するのだという。東南アジアを中心に広がっており、2019年4月までに876名の被害者が出ており、被害総額は2億元(約40億円)以上にのぼるとされている(VICE、GIGAZINE)。手順をGIGAZINEの記事から引用すると、
- 詐欺師がSNSアカウントで自分自身を「猪圏(豚舎)」として作り上げる
- SNSで被害者を探す(「選猪」)
- 被害者との信頼を深める(「養猪」)
- 被害者を投資などの偽プロジェクトに誘いこみ、参加するよう説得する
- 被害者にわずかな見返りを与えたのち、大金を投資させた上で持ち逃げする(「殺猪」)
となっており、詐欺のプロセスが「豚を育てて殺す」様子に見立てて「豚殺し」と呼ばれるようになったとしている。